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渋井谷子の奇跡  作者: 読書、最高(^o^)/
182/183

ほんのおねえさん~♥ 182

「7番手、安住くん。」

「僕、何もできないよ?」

「ウンちゃんが水芸をやります~♪」


バスケ作だったが、妖精さんの作品になったようだ。ウンちゃんとは、水の妖精ウンディーネである。


「いでよ! 水の魔法陣! 水よ! 吹きだせ!」

ゴオ!!!

「キャアアア・・・きれい。」

パチパチパチパチ!


ゴオっと屋上のステージから水が噴き出した。水に驚いたお客さんだったが、次第に水の描く螺旋がきれいに見えだして、水芸に感動している。


「8番、マオは、あんこ焼きを焼いている。」

「9番、ヤトラは、パン屋でお手伝い。」

(しまった! お店を手伝った方が、出番が無かった・・・。)


ヤトラは、読みを間違えた。出番を焦って、お店を手伝わなければ、1シーンもらえたのだった。


「10番、旧暦忍者、睦月ちゃん。」

「どうして、日本なのに、日本の忍者の出番が無いんだ!」


睦月ちゃんは、出番の無さに、逆切れしていた。


「よし! ここでアピールして、出番を増やすぞ!」


とても、気合が入っていた。


「旧暦忍法、分身の術~♪」


ポン、と睦月ちゃんが12人になった。


「睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走、12人合わせて、旧暦忍者、ここに全員集合~♪」

シーン。


決まったと思ったのは、睦月ちゃんだけで、お客さんは、静まり返っていた。


「ガーン!?」


そう、日本人は、忍者には興味が無かった。世界だと、これで大うけなのに・・・。


「11番、四文字熟男・・・少し暑苦しい。」


チャララン! とBGMに乗せて、変な男の子がステージに上がってきた。


「俺の名前は、四文字熟男。小説の世界は文字だけだろ? なら俺の四文字熟語が最強だ! くらえ! 俺の四文字熟語!」

「お母さん、あのお兄ちゃん、頭が悪いの?」

「よいこは、見ちゃダメよ。」


四文字熟男、一般人には、惜しいキャラであった。


「12番、渋井谷子ちゃん。」


ここで真打登場! ほんのおねえさんだ。


「キャアアア!」

「うぇーん!」


客席から悲鳴が聞こえ、子供は大声で泣き出した。


「うわ~ぁ!?」


高校での谷子は、前髪長すぎのお化けガールなので不気味なのだ。


「13番目、間リコ。」

「マリコ、重大発表します!」


彼女のスキルは「できる」である、何でもできるガール、スーパーマリコである。


「一つの結論に達しました。元主役キャラで、現サブキャラ扱い出番なし・・・が多すぎる。ということで、キャラの合成の可能性にたどり着きました。1人1人はスキルとしてしまえば、ユニークスキルとして、そのキャラの中で生きていく。何でも「できる」で可能性を考えた結果です!」

「おお!」


これは、これで作者の世界では、重大発表だが、ここまで読んでくれている読者が何人いるか・・・。


つづく。


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