1月 帰国後の余韻
1月20日(水) 1時16分
日本に帰ってから早幾日。既に travel は過去となり、あれは夢か幻か。
幸い letters として手に残れり。暇を見て、まとめてしっかりしたものにしておきましょう。
まずはメモ帳、airport、inner airport の事を書いたものを。ちなみに筆記用具は Guam で買った Montblanc である。
1月18日(月) 0時58分
「勉強するぞ」
と今までよりガンバり始めたものの、やっている事は皆と少しも変わらない。しごく当然ながら上に行きたなら、皆以上に勉強せねばならないというのに困っている。
それにこの状態のままいるわけにはいかない。何とか現状を打ち破らねばならない。焦りもするであろう。いつものように考え考えしているうちに、時が過ぎてしまう。時期としてはもう限界に達しているのであるから、熟考しているわけにもいかぬ。
しからば道はいくらもない。闇雲にでも量に重きを置いて続けよう。計画なんて手際良く実行出来ないし、立てようが無いではないか。
18時35分
今日、薄川が
「落し物は何処に届けるんだ?」
と聞いてきた。そして
「どうせ取りに来ないんだろう? そんなら貰ってもいいか? 俺欲しい」
腹の立つ発言ではあるが、『どうせ』そこで言い合いをしたところで彼が悔い改めるわけでなし、前々から彼にはそういう非道徳的な面を感じていたし、また聞く度に殴りたい衝動に駆られるのだが、友人関係を望むなら我慢するしかないようだ。
それにしても、この様な考え方の人間がいる事は恐い。平気で口に出し『どうせ』である。この『どうせ』ほど気に入らない言葉も無い。
とは言うものの、僕もこのいやらしい言葉をかなり多用している。
「どうせ僕なんか……」
消極的に、自虐的に、照れ隠しに。
「……でいいじゃないか」
と続く。
ここ三年間ぐらい僕の精神を、大袈裟だが支配してきた言葉でもある。
この『どうせ』から脱出しよう。もう金輪際、そんな風に思うのは止そう。
23時58分
宴会に行かないつもりだったが『龍一くんライブ』(神戸さくみ氏漫画)を読んで行く事にした。
しかし現実はそう甘くなく、特に刺激も無く、ただ怠くなっただけで、明日も active な授業態度は見られないだろう。
それにしても、篠山先生に早稲田大学進学希望と言ってしまって結果的に良かったのか、今もって分からず、ただそんな事は関係なく、ガンバらねばならない事だけは分かっている。




