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  作者: もんじろう
3/17

3

「真悟と2階を見てくる。恭介はどうする?」


 恭介が首を横に振った。


「僕はここに居るよ。気をつけてな」


 裕太と真悟が頷いた。


 床に置いたリュックの中からライトを取り出して、2人が2階に上がっていった。


 残ったのは、あたしと恭介だけ。


 ドキドキしてきた。


 ロウソクの灯りで、恭介の整った顔は神秘的な雰囲気を帯びてる。


 とっても素敵。


 恭介がチラッと窓の外を見た。


「早く天気が回復して欲しいな」


 恭介が呟く。


 あたしは恭介と2人きりで居たいから、まだ嵐が続くほうが良いな。


 ね、恭介。


 突然、2階から男の悲鳴が聞こえた。


 ヤダ、怖い!


「何だ!?」


 恭介が立ち上がる。


 顔が真っ青だ。


「恭介、恭介!」


 真剣な顔の真悟が階段を駆け降りてきた。


「どうした!?」


「裕太が、裕太が!」


「落ち着け! ちゃんと説明しろ!」


「ボロボロのカーテンが、すきま風で揺れただけなのに、すごく驚いたんだよ!」


 真悟がゲラゲラと笑う。


「何だよ! ビックリするだろ!」

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