113番目以降
113番目以降で名前が付いているのは、114番目のフレロビウムと116番目のリバモリウムだな。
元素記号は、フレロビウムがFl、リバモリウムがLvだな。原子量はフレロビウムが約289、リバモリウムが約293とされているんだ。このあたりは名前がついて数年というところで、ほとんど分かっていないところだから、原子量は後々変わるかもな。
[著者注:113番目以降の各元素については、『Template:未発見元素を含む元素周期表』及び、各元素のWikipediaページを参照しております。
Template:未発見元素を含む元素周期表のURLは http://ja.wikipedia.org/wiki/Template:%E6%9C%AA%E7%99%BA%E8%A6%8B%E5%85%83%E7%B4%A0%E3%82%92%E5%90%AB%E3%82%80%E5%85%83%E7%B4%A0%E5%91%A8%E6%9C%9F%E8%A1%A8 です。]
ついでだから、名前が現在ついていない元素についての話もしておこうか。
元素がまだ仮の名前であるときには、一定の規則によって名づけられるんだ。固有名がつくまでは、発見されたとしても、この名前で呼ばれることになる。これを『元素の系統名』というんだ。IUPAC、国際純正・応用化学連合という組織によって定められ、使われているIUPAC命名法の一つだね。1978年に決められ、以来使われているんだ。
[著者注:元素の系統名については、Wikipediaの当該ページを参照します。以下URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E7%B4%A0%E3%81%AE%E7%B3%BB%E7%B5%B1%E5%90%8D
また、IUPAC命名法は、元素以外のさまざまな無機化合物、有機化合物などの名称の決定を行っています。IUPAC命名法についてはWikipediaを参照します。以下URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/IUPAC%E5%91%BD%E5%90%8D%E6%B3%95
]
さて、このIUPAC命名法に従うと、0~9までの各数字に対応する読みがあり、原子番号をその読みに対応させる形で呼称させるんだ。0はnilニル、1はunウン、2はbiビ、3はtriトリ、4はquadクアド、5はpentペント、6はhexヘキス、7はseptセプト、8はoctオクト、9はen/ennエン。1の位の数字には、これらに“iumイウム”を付けて発音することになる。例えば、1の位が6ならば“ヘキス”+“イウム”でヘキシウムとなる。金属だろうがハロゲンだろうが希ガスだろうが、関係なくこの命名法にのっとることになる。
日本語では、桁数の大きい方から順に組み合わせて読むんだ。例えば、146ならば、Unquadhexiumウンクアドヘキシウムというふうにな。このやり方なら、どこまで数が進んでも問題ないということさ。