キュリウム~フェルミウム
ここからは、さほど使われることが多くない元素になってくるから、まとめて紹介していくな。
96番目がキュリウム、97番目がバークリウム、98番目がカリホルニウム、99番目がアインスタイニウム、100番目がフェルミウムだな。
キュリウムの原子記号はCm、原子量は約247。バークリウムの原子記号はBk、原子量は約247。カリホルニウムの原子記号はCf、原子量は約251。アインスタイニウムの原子記号はEs、原子量は約252。フェルミニウムの原子記号はFm、原子量は約257。
キュリウムは、昔は原子力電池に使われていたんだけど、今じゃプルトニウムが使われているな。
キュリウム、バークリウム、カリホルニウムは、発電用の原子炉から作られるんだ。アインスタイニウムとフェルミウムは、水爆実験で採取された灰の中から見つかったのが最初。特にフェルミウムは、原子炉などの核施設の中で作られる、中性子との衝突で作られる最大の原子番号の元素なんだ。これ以上の元素を作るためには、加速器が必要になってくるんだ。
ちなみに数十グラムのキュリウムから、ピコグラム単位でしかフェルミウムは生成できないんだ。