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怪しい助っ人

 スケキヨの返信を待つ間、物思いに耽る。


 あの動画を撮影したのは誰なのか?


 紹介していたのは明智だが、実行犯は違う奴なのではないか。明智颯太は鮫島賢司の腰巾着として有名ではあるものの、同時に自分では汚れ仕事をやらない卑劣漢としても知られている。


 そう考えると明智子飼いの刺客があのクラスに潜んでいるということか。俺は想像以上に四面楚歌な状況にいると思って差し支えないだろう。


 だが、このままやられてたまるかという思いもある。


 ついさっきはあまりにもショックで死んでしまおうかとすら思ったが、あいつらは俺が自ら命を断ったところでそれすらも笑いものにするだろう。そういう奴らだ。きっと死に方までダサいと言うに違いない。


 想像したら腹が立ってきた。許さん。お前ら漏れなく許さん。


 しばらく待っていて、さすがにこれだと明日にならないと返事は来ないかな、と思う。そりゃそうだ。煉獄のスケキヨなる男がヤバい奴なのは分かるけど、四六時中俺を監視しているわけじゃない。多分ネット関係で仕事をしているような人なんだろう。


 寝るか。明日がどうなるかも分からないけど。


 絶対に寝れないと思っていたけど、最後の手段を講じることにしたら自分の中でも結論が出た感があったのか、ひどいパニック状態からは抜け出せた。


 とはいえ、人生最大のピンチに直面している事実は変わらない。明日から俺は性犯罪者みたいな感じになっている可能性が高いから、覚悟しないといけない。


 それでもレコーダーは持ち歩けるから常に録音出来るようにしておこう。


 そんなことを思っていると、煉獄のスケキヨから返信が届く。「ついに決心しましたか」という言葉とともに、計画書を送りつけられた。後はそれを熟読するようにということで、質問があればまたコンタクトをするようにだけ書いてあった。


 添付された文書をスキャンする。ウイルスの類ではないようだったが、枚数が恐ろしかった。スケキヨの計画書は小さな文庫本一冊分ぐらいある。


 想像以上に本格的な計画書が届いたので面食らっていると、スケキヨから「作戦の決行は明日からなのですぐ読むよう指示があった。なかなかの無茶ブリだ。だが、俺にも時間がない。計画がどんなものかは知らないが、さっさとやらないとこっちがやられる。


 まあ、明日はテキトーな体調不良でもでっちあげておけば学校も休めるだろう。なにせ命が懸かっているのだ。場合によってはネット上の放火が家族への被害に繋がる可能性だってある。そんなのは我慢ならない。


 煉獄のスケキヨがどういう目的で俺に接触してきたかは知らないが、これで俺の人生が、家族が守れるならやってやる。


 待ってろよ、鮫島。そしてその取り巻きたちも。


 今にお前らの鼻を明かしてやる。陰キャの童貞を舐めたらどうなるのか教えてやるよ。

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