5枚目 誘拐
カン...カン……
俺「はぁ、、、」
鉄を叩く音が工場内に響き渡る
俺「もうなんなんだよ……」
火災テロに
ドッペルゲンガー
それに協力……?
俺「めんどくさい…」
ジャリジャリ
砂利道を何かが走る音がする
俺「こんな所に車が…?」
キキッ
バタン
市役所の職員とかだろうか?
そんな悠長なことを考えていた
俺「さて…どうやって家に」
ムグッ
甘かった
テロで逃げた時に顔を見られていた可能性だってあった
それにもしかしたらさっきの奴の手下の可能性も…
俺「………!!」
ジタバタ
バタバタ
バタバタともがいているうちに
意識は段々と薄れて行った
俺「……うう…」
目覚めたのは見覚えのない部屋だった
白いタイルに無機質なベッド
病院や牢屋を思い起こさせる空間だった
???「出てこい」
ガチャリと開いた扉の奥には白衣を着た男が立っていた
俺「なんなんだ!!ここからだせ!」
その瞬間
パァン
銃撃音が鳴り響く
???「それ以上喚くなら今すぐにでも始末する」
そう低い声で言う
その有無を言わさない覇気に
俺「はい…」
従うことしか出来なかった
俺「ここは…」
連れてこられたのはまたしても白いタイルが敷き詰められた部屋だった
???「静かにしろ」
しかし違う所もあった
さっきの牢屋のような部屋とは一変して
ここは会議室のようだった
そしてそこには…
????「ありがとう、少し席を外してちょうだい」
そこに居たのはまたしても白衣を来た
眼鏡をかけた女性だった
???「しかし…こいつは危険…」
そう狼狽える男に彼女は
????「黙りなさい。いいから席を外してちょうだい」
そう言い捨てると彼女は立ち上がり、
俺の目の前の椅子に座る
???「ハ…ハッ!」
そう言って男は部屋を出ていってしまった
沈黙がその場を覆う中
????「こんにちは、私はここの副所長、カヤと言うわ」
沈黙を破ったのは彼女だった
唐突に自己紹介を始められ戸惑い俺は
俺「…こ…こんにちは」
というのが精一杯だった
いや、彼女も拳銃を持っているかもしれないと怯えていただけなのかもしれない
そんな中彼女は
カヤ「私遠回りな事は嫌いなの」
といってペンを持ち
カヤ「ねえあなた」
俺を指した
俺「は…はい…」
カヤ「遊園地のテロの時何を見たの?」
そう
その時俺はコイツがテロの犯人だと確信する
しかし今更確信したところで
何かが変わるはずもなく
カヤ「はぁ……あれは試験みたいなものだったのだけれど」
「それを見られてしまうとは…」
そう一人で頭を抱える彼女に
俺「な…何も見てないですよ…はい…」
俺はそれを言うのが精一杯だった
下手なことをいえば殺される
そう自然に思ってしまうほど
ここの空気は
殺気を纏っていた
カヤ「とぼけないで」
そう彼女はいい胸ぐらを掴みあげる
俺「本当なんです!」
カヤ「まあいいわ」
と彼女は俺を下ろす
カヤ「入りなさい」
唐突に彼女がそう言うと
ガチャリ
???「ハッ!」
先程の男が銃を持って入ってくる
その上、持っている銃は先程の拳銃ではなく
マシンガンだった
カヤ「始末しておいてちょうだい」
掃除をするように軽く声を掛けたあと、彼女は奥の部屋へ進み始める
???「ハッ!」
カヤ「私はまだ仕事があるの」
そう彼女はいい扉の鍵を開ける
「さようなら」
そう彼女は言い残し
出ていってしまった
バタン
部屋の扉が閉まる
俺「や…やめてくれ!」
「俺は何も見てないし何も知らない!」
「本当だ!」
そう命乞いをしたが
???「これが命令だからな」
そう言って男が俺の額に銃口を添える
???「言い残すことはそれだけか?」
そして引き金が引かれる
????『ワールドホールッ!!』
その瞬間、そんな声が響き渡った
お読み下さりありがとうございました
遂に能力が登場致します
前作とはかなり違っている能力が多いため
是非違いを楽しんでみてください




