表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/17

面接

庶民の少女達にとって、メイドは憧れの仕事である。上流階級の華やかな世界の中で可愛らしいメイド服で働く。まるで少女小説の主人公みたい…そんな淡い想いを抱いて、ある少女がメイドの面接に臨んでいた。


広大な貴族の屋敷に圧倒されながら、平凡な16才の少女、紗希さきは、面接官の部屋へ通された。

案内のメイドに勧められたソファに浅く腰掛けると、程なく奥から背の高い男性が現れた。


「はじめまして。私は九条家の執事の神崎かんざきです。」

長身痩躯の生真面目そうな燕尾服姿の男性が、執務室の応接テーブルの向かいで穏やかに微笑む。

「あ、雨宮紗希です。よろしくお願いします。」

神崎は紗希の持参した書類にひと通り目を通し、納得したように頷く。

「紹介状も確かなようですし、問題は無いでしょう。では雨宮紗希さん。」

「は、はい。」

「当家のメイドを志望する動機を教えてください。」

「あの、私、メイドの仕事に憧れているんです。掃除も洗濯も料理も、家の仕事は何でも好きです。それに…」

紗希は少し口ごもる。

「…メイド服も可愛いし…すみません」

「構いません。そういう子は大勢います。」

変な事を言ってしまったと顔を赤らめる紗希に、神崎は何事も無いように話を続ける。

「家事全般が好きな事は、メイドにとって大きな適性になります。では、最後に大切な確認があります。」

神崎は生真面目そうな顔をさらに真剣な表情で、紗希に問いかける。


「貴族の屋敷のメイドは、粗相をするとお尻叩きのお仕置きがあります。あなたはこれを受け入れる事ができますか?」


「貴族の屋敷のメイドは、粗相をするとお尻叩きのお仕置きがあります。あなたはこれを受け入れる事ができますか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ