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Sorĉado-Laste ひとりだち


 


 差し出された銀色のペンダントを、二人の友達はきょとんと拍子の抜けた眼差しで見つめた。


「こんなのが見習い卒業の証明ってわけ?」

「そのへんの雑貨屋で普通に売ってそうだけど」

「証明っていうか、ただの記念品みたいなものなんだって。本当に見習い卒業を証明してくれるのは、ペンダントの裏に書き込まれた名前の方なの」


 ほら、と叶奈はペンダントを裏返した。魔法円の紋様が精緻に刻まれている表の面とは違い、裏面には小さな文字で名前が彫り込まれているばかりだ。「読めないし」と小雪がぼやいたので、ちょっぴり滲む羞恥心を押し隠しながら読み上げた。


K(カナ).H.Kompleza(コンプレーザ)


 それが叶奈の得た魔名(ソルチ・ノーモ)だった。

 魔女の見習い課程においては、遠距離の相手と会話を行う【遠隔意思伝達の魔術】が最後の関門とされている。二週間もの猛特訓の末にこれを身に着け、基本的な魔術のすべてを過不足なく扱えるようになった叶奈は、ついに魔女集会(マクロ・デ・ワルプルギス)から正式に見習いの卒業を言い渡され、晴れて正規の魔女の身分を手に入れたのだった。いつしか季節は秋の暦を数え始め、紅や黄色に葉を染めた木々が教室の窓を彩りつつあった。


「遠隔意思伝達の魔術って、要するにテレパシーみたいなもんってこと? なんでそんなのが課程の最後に来るんだろ」


 ペンダントをいじくりながら小雪がつぶやく。「わたしもよく知らないけど」と前置きをしつつ、叶奈はカバンの中からノートを引っ張り出した。


「遠隔意思伝達の魔術は普通の魔術とはちょっと違ってて、わたしの精霊と相手の精霊同士に会話をさせることでテレパシーみたいなことをやるテクニックなんだって。だから魔女が相手じゃないとできないし、そのぶん難易度も高くなるみたい」


 一般的な魔術では、自らの持つ(エテロ)を精霊に行使させるという仕組みが取られている。そのためには魔女自身が自らの意思で精霊に命令を下し、彼らを自在にコントロールすることができなければならない。使役する精霊同士で意思疎通をさせることで遠距離の魔女と会話を交わす遠隔意思伝達の魔術は、いわば魔女の精霊を操る能力を応用した技術であり、精霊を的確にコントロールできる技量がなければ決して使えない高度な魔術なのだ。

 ノートに図を描いて説明を試みたが、小雪も円花も小首を傾げている。魔女の根本的な性質を理解していない以上、無理もないことだった。先輩魔女たちにメカニズムを習わなければ、きっと叶奈自身にも原理は理解できなかったことと思う。


「……ま、よく分かんないけど、無事に見習いを卒業できてよかったじゃん」


 早々に思考を放棄した小雪がペンダントを机に置いた。ひとつぶの汚れも見当たらなくなった机の上で、ペンダントは誇らしげな銀の光をちらちらと煌めかせた。


「これで堂々と人前でも魔術を使えるようになるんでしょ。ガンガンあたしらの役に立ってよね」

「無節操なこと言ってると本物の魔術で吹っ飛ばされるよ、朝霧」

「は? 意味わかんないんだけど。葉波こそ今度は完璧に記憶を消されるんじゃね」

「吹っ飛ばさないし消さないってば!」


 憤慨して身を乗り出した叶奈に、二人は「冗談だよ」と皮肉な笑みを浮かべた。皮肉で済まされない叶奈としては厳重に抗議したいところだったが、あまり抗弁しても幼稚に見られるだけの気がして、しぶしぶ席に腰を下ろした。薄目を開けて叶奈を覗き見していた隣席の鈴木芳香が、慌てて文庫本に顔を隠した。

 結局、大地震の日から数か月を経た今でも、クラスメートの大半は叶奈を避け続けている。身をもって叶奈の魔術を体感した二人の友人と違い、彼女たちは魔女の駆使する理解不能な力を過剰に恐れたままだ。正規の魔女となって強大な力を手にした今、彼らと叶奈の間に横たわる心の距離がいっそう開いてゆくのは明白にも思われた。

 たとえ魔術が使えたところで、現実の世界は必ずしも上手くいかない。すべては道具たる魔術の使い方次第であり、そこに使い手の真価が試される。

 叶奈は、その強大な力で人々の願いを聞き遂げられる、頼り甲斐のある魔女になれるだろうか。


「……そんなのまだ分かんないよね」


 予鈴に背中を押されて自席へ戻ってゆく円花や小雪の背中を眺めつつ、叶奈は魔法円の象られたペンダントを手に取った。その見慣れた紋様に、初めて自分の手で魔法円を描き上げた日のことを遠く思い出す。きっとみんなの役に立って、誰よりも愛されるわたしになるんだ──。魔女を志して敦子に弟子入りを果たした雨の夜から、いつ如何なる時も、叶奈はそう願ってやまなかった。

 魔女のペンダントは終着点ではない。

 この銀の魔法円が描き出す彼方に、本当の意味での魔女の人生がある。

 その事実を証明するために、どうしても一つ、叶奈にはやっておかねばならないことがあった。



 ◆



 夕刻の病室は静まり返っていた。無機質な心電図の音ばかりが足元にころころと散らばっては、訪れた者の胸に得も言われぬ心細さを植え付けてゆく。わたし、この音は嫌いだな。羽織った長袖の腕をさすりながら、叶奈は据え置かれているベッドの中を見下ろした。

 窓の外に木之本駅前の景色が広がっている。妹の咲季と服を買いに来たショッピングモール、円花に傘を貸そうとした本屋のある商店街、高層マンション、オフィスビル、学校、公園、団地、そして彼方の地平線に広がる巨大な防波堤。傾いた西陽をしんしんと浴びて燃える街並みが、泣きたくなるほどに美しい。力を尽くしてこの街を守ろうとした人々の思いに、こうしていると少しは心を近づけられるのではないかとさえ思う。──けれども、その力を尽くした張本人は今、叶奈の眼前にぐったりと横たわったまま、ものをいう気配さえも示してくれない。


「おばあちゃん、わたしだよ。また来たよ」


 念のためを思って、声をかけてみた。ベッドの中の夢野敦子は、しわくちゃな唇をなおも閉ざしたままだった。

 すでに敦子は数か月以上も昏睡状態にある。担当医の説明によれば、心肺を含めた臓器の働きが全体的に著しく低下しており、血液の供給が滞ったために脳が停止しかけている状態なのだという。病気を患ったわけでも、怪我で重大な外傷を負ったのでもなく、短時間のうちに極めて急速に老化が進んだと表現するのが最も実態に近いようだった。いつか宮藤の話していた通り、無茶な魔術の使用によって流れ込んだ大量の(エテロ)は、年老いて脆くなっていた敦子の身体を破滅的に蝕み、その魔術と引き換えに壊してしまったのだ。これまでに敦子を慕う多くの魔女たちが訪れては治療を試みたが、そのつど失敗し、落胆して枕元を去っていった。

 嘆息して、叶奈は立ち上がった。足元から飛び上がってベッドのふちに立った黒猫が、首を伸ばして敦子の顔を覗き込む。「舐めたらダメだよ」と抱き上げたら、黒猫──チョコは寂しそうに小声で鳴き、叶奈の腕の中で丸くなった。

 敦子が入院して以来、身寄りのなくなったチョコは、叶奈が毎日のように夢野家を訪れることで辛うじて養われている状態にある。雇い主のいなくなった執事箒のサマンサは力を失い、ただの箒に戻ってしまった。元のように執事として使役しようと叶奈がどれだけ頑張っても、以前のように動き出してはくれない。夢野家の屋敷は時が止まったかのように静まり返り、偉大な主の帰りを今も黙々と待ち続けている。

 あの家には敦子が必要なのだ。

 この街にも。

 そして、一人前の魔女になった叶奈にも。


「ねえ、チョコ」


 腕の中の毛玉に語り掛けると、温もった毛玉の奥から小さな声が返ってきた。


「チョコにはまだ報告してなかったね。わたしね、見習い魔女じゃなくなったんだ。おばあちゃんみたいにすごい力はまだ持てないけど、大抵のことはばっちりできるようになったの」


 叶奈はチョコの背中に指を這わせた。まん丸の身体から顔を出したチョコが、金色の瞳を叶奈に向かって持ち上げた。「それでね」と叶奈は続けた。


「ちょっとだけ、チョコの力を借りたいの。どうしてもやってみたいことがあるんだけど、わたし独りの力では足りないと思うから……。チョコがわたしの使い魔(ファミリアーラ)になってくれるなら、わたし、もう少しだけ強い魔女になれるんだ」


 どうして今更そんなことを聞くんだ、とでも言いたげにチョコは瞳を細めた。ぐるぐると喉を鳴らしながらすり寄せられた頬の柔らかさに、叶奈の心はじわりと染み入った。あの津波の日、叶奈は敦子を守れなかったのに、それでもなおチョコは叶奈に全幅の信頼を寄せてくれている。


「へへ……。ありがとう、チョコ」


 抱きしめて、お礼を言って、それからチョコを離した。地面に降り立ったチョコはすぐにベッドを足掛かりにして飛び、叶奈の肩によじ登ってきた。

 この小さな毛玉ばかりが叶奈の味方ではない。背中の向こうには守ってくれる家族がいて、気にかけてくれる友達がいて、力を貸してくれる魔女の仲間たちがいる。そして、もしも叶奈が敦子のような能力を持つ特異魔女──魔女王(レヂーノ)だったなら、こうしてチョコのようにわざわざ許可を取らずとも、叶奈は彼らの身体を借りて莫大な(エテロ)を駆使できるはずだった。


──『魔女になったら二度と元のようには戻れない。普通の人間のようには暮らせない。下手をすれば、今の生活や人間関係を根こそぎ捨てなければならなくなるかもしれない。世間や世界をみんな敵に回すことになるかもしれない。……それでも叶奈、あなたは魔女になる道を選ぶ覚悟を持てる?』


 いつか敦子の発した警告が、腹の底で低く響いては消えてゆく。あのとき、その言葉の重みを理解しきれなかった叶奈は、未来に何の疑いも持つことなく魔女への道を突き進み、たくさんの不幸を抱え込んだ。けれども周囲の動物すべてからエネルギーを吸い取り、並の魔女が足元にも及ばないほどの力を駆使することのできた敦子の苦労は、きっと叶奈のそれとは比べ物にならないほど大きかったのだろう。だからこそ彼女は家族との別離の痛みを拭えないまま大きな屋敷に住み、近隣住民との交流も絶ち、物言わぬ箒を唯一の家族にして慎ましく暮らしてきた。孫娘が魔女になることには最後まで反対したし、それでも叶奈が魔女になる道を選んだ暁には、手塩にかけて叶奈の魔術を鍛えてくれた。大切な人々を傷付けたことに気を病み、魔女をやめたくなった時には、言葉を尽くして未来を示そうとしてくれた。敦子は魔女王(レヂーノ)として孤高であろうとするのと同時に、孤高を恐れる心を完全には捨てきれなかったのかもしれない。

 だとすれば、もうひとりぼっちにはさせない。

 この手と魔術で、孤独の底なし沼から敦子を引きずり出してみせる。

 ポケットから取り出した革手袋を、叶奈はおもむろに嵌めた。右手の掌に描き込まれた魔法円が、敦子の方を向いた途端、じんと熱を持ったのを感じた。これまで誰が手を尽くしても目を覚まさなかった敦子を、きっと自分だけは蘇生させてみせる。根拠のない不思議な自信がみなぎり、指先にまで浸透した。


──『いい。この人の命を助けてあげるには何が必要か、細かく想像してみなさい。止血か、病原菌の排除か、栄養の補給か』


 懐かしい敦子の声が聞こえる。


──『そうしたら、あなたの思う通りに唱えるんだよ。一文字も間違えてはダメ。不安なら紙に書いて読み上げてもいいからね』


 脳裏に浮かび上がった断片的な単語が、文法に従って列をなし、次第に呪文の姿を作り出してゆく。一人前の魔女ともあろう者が、この期に及んで間違えるものか。叶奈は瞳を閉じ、伸ばした右手を敦子の身体にかざした。チョコが息をひそめ、心電図の音が途切れる。無尽の静寂が一瞬、時を止める。


──『唱えて!』


 敦子の声が背中を押した。


「Trakti la korpon de via avino!」


 詠唱とともに(ほとばし)った体温が、右手になだれ込んで炸裂するのを覚えた。だくだくと血の巡る音が大きく響いて、見えない右手の先に眠る人の身体を足元から満たし、ひび割れた器官を埋め合わせてゆく。腹の中が煮えたぎったように熱くなり、肋骨に走った痛みが神経を圧迫する。まだだ、もう少しだ、あとちょっとだ──。歯を食い縛り、息をも止める勢いで右手をかざし続けた叶奈は、不意に布団の擦れるような動きを感じて、目を見開いた。

 敦子も目を開いていた。


「ああ……ここは……?」


 寝起きのしわがれた声は、まぎれもなく叶奈の知っている人のものだった。それでもなお、目の前で起こっている現実と空想の区別がつかなくて、叶奈は見開いた眼のまま敦子の姿を見つめていた。思うように身体が動かないのか、敦子はほんの少しばかり叶奈やチョコの側に胴を傾けただけだったが、それでもしわの間に隠れたまぶたはきちんと開かれ、ビー玉のような瞳が叶奈の顔を大映しにしていた。


「……おや」


 彼女は微笑んだ。


「よかった……。私たちは助かったんだねぇ」

「おばあちゃんっ!」


 我慢の限界は呆気なく訪れた。叶奈は夢中でベッドに飛び掛かり、敦子の身体にしがみついた。目の当たりにしているものが現実であろうが空想であろうがどちらでもよかった。叶奈の理性がその答えを出せなくても、肌に沁み渡ってゆく痺れと温もりが、すべての答えを耳元に囁いてくれる。

 叶奈は敦子の蘇生に成功したのだ。


「おばあちゃんっ……よかった……っ……生きててくれてよかったぁ……っ!」


 嗚咽にまみれながら叶奈は敦子を抱きしめた。孫娘の号泣に直面した敦子は、しわくちゃの手のひらをおろおろと背中に宛がい、おっかなびっくり撫で回してくれた。ずんと突き刺さった優しさに肺をやられ、叶奈は激しくしゃくり上げた。

 この喜びをどんな言葉で表現したものか分からない。おばあちゃん、戻ってきてくれてありがとう。わたしが目を覚まさせたんだよ。おばあちゃんの与えてくれた魔術のおかげだよ。わたし、あれからたくさん頑張って、見習い魔女じゃなくなったんだよ──。報告したいことも打ち明けたいことも山のようにあふれ返って、指の合間をすり抜けてこぼれては、ひたひたと足元に水たまりを描いてゆく。燃え盛る感情のままに泣きじゃくっていたら、居場所をなくしたチョコが叶奈の隣に潜り込んできて、敦子の腕に絡まって丸くなった。


「ずいぶん日が経っているね。ごめんねぇ。私、ずいぶん心配をかけていたんだね……」


 沈痛な声で謝りながら叶奈を撫でていた敦子は、不意に、首元に光る一筋の銀色を指先で探り当てた。たちまち叶奈の胸元からペンダントをすくい上げた敦子が「これは……!」と息を呑むのを、叶奈は震える肌越しに感じ取った。


「わたし、一人前になったんだよ。魔名ももらったんだ」

「……カナ・コンプレーザ」

「うん。それがわたしの、もう一つの名前」


 くしゃくしゃの顔を上げ、叶奈は微笑んだ。情けない笑顔でも敦子に喜んでほしかった。

 敦子は目を伏せた。覚束ない手つきで目じりを拭いながら、彼女はそっと口の端を持ち上げてくれた。


「私が眠っている間に、ずいぶん色んなことがあったんだね」

「うん。色んなことが変わったよ。色んなことが分かったよ。ほんとに話しきれないくらい、色々あったんだから……」

「ゆっくり話を聞いてみたいけれど、とりあえず今は私の身体を起こして、それから病院の人を呼んでおくれ。自分の容態も分からないようじゃ、何をするのも始まらないわ」


 たちまち全身を活力が駆け巡り、四肢の筋肉を一気に引き締めた。円花や小雪や家族に頼られることの増えた今でも、敦子に頼られる喜びはやっぱり格別なのだった。

 一人前になった今、これからは叶奈だって敦子を支える側に回ってみせる。できることの幅を広げて、勉強と努力を重ねて、いつか敦子のような強さで世界を救ってみたい。たとえどれだけ虐げられようとも、それが人ならざる力を持つ魔女の宿命であり、誇りなのだから。

 しがみついていた腕を離して叶奈は立ち上がった。

 そうして、渾身の笑顔で、はにかんだ。


「──わたしに任せて!」




 見習いを終えて世界に羽ばたいた新米魔女、春風叶奈。

 またの名をカナ・コンプレーザ。

 憂鬱と希望にまみれた駆け出しの日々は、明日も、あさっても、水平線の向こうへ続いてゆく。









挿絵(By みてみん)



『見習い魔女カナの憂鬱』はこれにて完結です。

 最後までご覧いただきありがとうございました!


 本作では魔女を迫害対象として描くことにこだわりました。現世の日本に魔女が実在した場合、間違いなくこういった扱いを受けるだろうと考えられるためです。

 超常的な力を持ち、人々を救い導くべき存在でありながら、平時には息をひそめて一般社会に馴染むしかない。せっかく苦労して覚えた魔術にしても万能ではないし、ひとつ使い方を間違えれば自分も周囲も不幸になる。そんな理不尽にも思える魔女の世界へ果敢に飛び込み、「誰かの役に立ってみんなと仲良くなる」という真摯な願いを徹底して掲げ続けた叶奈の奮闘から、少しでも感じていただけるものがあればいいなと思います。

 本作は現代社会を揶揄するものではありません。

 魔術の危険性を訴えるものでもありません。

 春風叶奈というひとりの少女が心身の成長を遂げ、見習い魔女から新米魔女に昇格するまでの過程を描いた、純然たるヒューマンドラマなのです。

(同時に、作者が小説家になろうへ初めて投稿したSF恋愛小説『DistancE-KANA』の、七年越しのリメイク作品でもあります)


 もうすぐ年の瀬。冬を乗り越えれば春が来て、また新たな年度が始まります。

 物語を通じて成長を遂げた春風叶奈のように、お読みくださった貴方にとっての来年が、どうか飛躍の一年となりますように。



2020.12.16

蒼原悠





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[一言] 素晴らしい作品でした
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