血ぃすーたろかー48回目
で、案内されたのはロンドンの地下鉄。チューブでした。
はじめましてチューブ。
「お、おぉ……白き人!白き人よ、良くおいで下さいました……」
オーク達は俺の前まで来るとその場に傅いて頭を下げる。うむ、苦しゅうないぞ。
「面を上げい。
私の名前はツェペシュ。ヴラディスラウス・ユウ・ツェペシュだ。極東の島国の更に北。北海道を治める王である。
このブリテン島での活躍、称賛に値する」
「あ、有り難き幸せ!!」
オォォォーと野太い歓声が彼方此方で上がった。うん。正直、しらんけどな。そして、別の路線からドタドタと足音が聞こえてきた。見ればオークが2体走って来ている。同時に後方から聞き覚えのある声がするではないか。
そう、ノンナだ。
「待ちなさい!待たないと酷いわよ!」
おもいっきり日本語ですわ。オーク達に通じる訳ない。オーク達は伝令!と叫んでいる。
「し、白き人が……」
伝令のオークはそこまで言って俺と目があった。
指揮官らしきオークが控えよ!と叱責すると伝令オークは慌ててその場に傅いた。其処にノンナが激突して空中一回転して俺にぶち当たる。まぁ、ぶち当たる直前に俺がノンナの足を掴んでうまい具合にキャッチしたからセーフだけどな。
「おい、ノンナ。
お前、猪か。走りだしたら止まらないか?気を付けろよ」
「彼奴が勝手に止まるから悪いのよ!」
ペイと脇に投げるとノンナは見事に受け身をとって地面に立つ。
「オークが一杯ね!」
そして、ノンナがどれからぶん殴ろうかと腕をまくるので頭を叩いてやった。
「ぶん殴らんでいい。
こいつら、アメリカのダーパ?とかいう場所が作った生物兵器らしい」
つーか、他の奴等は?と尋ねるとノンナがハーカーと一緒に来るわよとノンナ達が走って来たトンネルを指差した。拡張現実とナノマシン補正を使ってクローズアップすると確かにマラソンに近い走りでハーカーを先頭にゲイリーやニーナ、護衛が走って来ていた。ゲイリーもう顎出ててバッテバテやで~
日頃の運動不足が仇となったのである。
ハーカー達と合流してダーパの生物兵器達に付いてもう一度説明する。
「ああ、アメリカの最高の最強兵士計画で作られた兵士ですね」
「え、何そのクソダッセェ名前の計画」
「最高の最強兵士計画は古くは2000年代の最高の兵士能力計画を基盤としていて、当時は倫理観、資金、科学的問題により構想の域を出ていなかった計画ですが2150年代に入って漸く科学技術的に可能になり秘密裏に進行していたいんですよ。
その後2200年、言うまでもなくナノマシンのお陰で更に飛躍的に進歩しました。我が日本でも将来的五感強化歩兵構想と言う計画の下で様々な動物の遺伝子を組み込んだ能力を持った兵士を作ろうという計画があり、中々良いところまで行って人類が滅びました」
やべぇぇ……
「え、じゃあ、エルフとかハイエルフって……」
「はい。ナノマシン保有量を増やし、より専門的な情報統合や分配をするための兵士です。オペレーター職って奴ですね。
本来は外見に動物の特徴は出ないはずなのですが、5千年と言う時の流れで元となった動物のDNAが前に出たようですね」
開いた口が塞がらないってレベルじゃないぞ。ちょっとヘルシングさんに電話しよう。
「あ、もしもし?みんなのアイドルツェペシュさんですよ」
『イギリスで人がいなくなった理由は分かったので?』
あれー?何の反応も無しなのかな~?
「うん。アメリカが開発した生物兵器さんが荒ぶったせい。
で、何か俺たちのことを彼等の創造主だとか勘違いしててそのまま付いて来るって言ったから連れてくわ」
『わかりましたわ。
一旦帰って来るということでよろしいですね?』
「おう。
まぁ、帰ったら蜻蛉返りでヨーロッパ戻るけどな」
『なら、ヨーロッパで色々と兵器の実験して下さいな』
「えぇ~?」
お使い~?お使いのプロにお使い頼んじゃう?
「どんな兵器?」
『一言で言えばナノマシンで作った純粋水爆ですわ』
「はぁ?何それ?純粋?」
『純粋水爆ですわ。
所謂綺麗な原子爆弾ですわね。放射能汚染が殆ど無い水爆ですわね。2200年代、ナノマシンの登場で純粋水爆が作れるように成ったのですが、まぁ、知っての通り色々と核爆弾の開発は制限されてましたし、私興味なかったので作らなかったんですの』
で、暇だから作っちゃった、と。アホちゃうか此奴?何でそんなもん作っちゃうかね?私、気になります!
いや、気になったところで水爆実験なら海にぶち込んでこいよ。
『貴方、馬鹿ですの?
自分達の住む近くで核爆弾使って万が一にでも放射能汚染が引き起こされたらどうするおつもりで?』
「知らねーよ!?
自分に関係ない地域なら良いのかよ!?」
『当たり前でしょう?
中国の、そうですわね。旧チベット自治区辺りでなら使用してもいいと思いますわ。彼処、今も放射能汚染されていますし』
そういう問題なのだろうか?いや、マッディーにとってはそういう問題なのだろう。怖いわーマッディー怖いわー……
まぁ、良いけどさ。
「まぁ、お前が核ミサイル作ろうが何作ろうが構わんが一旦帰るべよ」
『ええ、お待ちしてますわ』
イギリスから1ヶ月の船旅。
「ノンナ、宇宙戦艦作れるかな?」
「そんな物作ってどうするのよ?」
「はぁ?決まってんだろ。大陸の上を飛べば1ヶ月も船旅せんと帰れるだろう」
それに、来るべきガミラス星との戦争に備えて宇宙戦艦も開発するべきだろう!
「だったら長距離飛べるVTOL機で良いじゃない。
船型にする意味が無いわ!」
「ば、ばばばばバッキャロー!」
渾身の右ストレート!しかし、ノンナは回避!ノンナのカウンター!俺は吹っ飛ぶ!
まぁ、当たる直前にノンナの拳は俺の前に止まるけどな。
「よし。お前は宇宙戦艦ヤマト2199をこの一ヶ月間見るぞ。
そして、デスラーと戦うんだ!」
ノンナを小脇に抱えて船長室に。
オーク達は船室には些か小さすぎるので飛行機格納庫にいて貰う。何もないから毛布とマット支給してるし、多分大丈夫、きっと、メイビー。
で、別段特筆すべき事項もなく1ヶ月の船旅を終えた。ノンナはどっぷりヤマトに嵌った。此奴にガンダム見せたらガンダム作ろうって言い出すんじゃね?
「ヤマト作るのは良いけど、どうやって空飛ぶのかが問題よ!
私じゃ空飛ばせる方法分からないわ!」
「なら、ヘルシングに作って貰おうぜ」
「馬鹿ね!そんなこと言ったら脳みそギリギリ攻撃されるわ!」
そら、お前が言えば脳みそギリギリ攻撃されるだろう。
俺だってやる。だれだってやつ。
「まぁ、其処は俺に任せろ。
お前は……そうだな。ガンダム作りたいって言っとけ」
「ガンダム?
あんな戦術的利用価値の無い兵器作ってどうするのよ」
「馬鹿だな。
ガンダムは囮だ。ガンダムのあとじゃあ宇宙戦艦ヤマトぐらいなら作れるっしょって煽って作らせるんだよ。お前は脳みそギリギリ攻撃されるレベルでガンダム作れ!ってヘルシングに言いまくれ」
「分かったわ!」
よし、これで多分ノンナを犠牲に移動手段が楽になるぞ!
「よし、上陸だ」
上陸してオーク達をヘルシングに渡し、ノンナがヘルシングにガンダム作りなさい!と言えば完璧だ。
「お帰りなさい。
オークは何方に?」
「ヘルシング!
アンタ、ガンダム作りなさい!」
ノンナがそう言った瞬間ムガッと口を押さえてその場で口を引っ張っていた。何やってんだ此奴?
多分、ノンナの口を物理的に閉じさせたんだろうな。怖いわー問答無用の口封じ。ヤクザもびっくりよなきっと。
「何です、行き成り?」
「ああ、帰りの船でガンダム見たんだよ。
で、ガンダム作りたいわ!って。問題はガンダムのエンジンと装甲だわな。お前ってガンダム作れる?」
「ガンダム?
詳しいスペックは?」
脇にいるハーカーがガンダムの基礎スペックを伝えた。すると眉をひそめる。
「その体重と身長を考えると自立するのは非常に難しいと思いますわよ。
まぁ、宇宙で活動するという前提で考えれば自立を考えなくても良いのでしょうが。そうなると宇宙空間で人型に拘る必要性が皆無ですわね。戦闘機型「シャラップ!!」
ヘルシングの口を物理チャック。ノンナの技の併用。
「良いかね、ヘルシング君。
人型ロボットはね、男のロマンなんだよ!鋼鉄製の巨大ロボに乗り込み、有象無象の敵相手にちぎっては投げちぎっては投げ、千切って鼻毛!
鼻毛はどうでも良いんだ。
良いかね、ヘルシング君。君は女だから男のロマンが分からんだろうが、重要なのは君が作れるか作れないかが重要なんだ。実用的かどうかを考えんでも良い訳だ。
出来るのか、出来ないのか。私はそれを聞きたいんだよ」
指を鳴らしヘルシングのお口チャックを解除。
「まぁ、やれと言われれば出来なくもないでしょうが……」
「よろしい!じゃあ、宇宙戦艦は?
自分の力のみで大気圏外に行けるレベルで強力なエンジン積んで空飛べる奴!」
「船の大きさにこだわらなければ作れますわ」
「じゃあ戦艦大和位の大きさは!?」
「戦艦大和?
ノンナさんの作った金剛型戦艦と同じ大きさぐらいですわね。あの大きさなら出来るでしょう」
ヨシッ!!
「じゃあ、君。俺達がヨーロッパで核実験してくる間にガンダムと戦艦ヤマト作っておきなさい。
じゃあの!」
ノンナを小脇に抱え、赤城に純粋水爆を積み込み終わった赤城単艦でヨーロッパに出港とハーカーに告げて空母に飛び乗る。
したでヘルシングが何か叫んでいたが聞こえなーい!
甲板に上がるとストーカーが立って居た。
「お、久し振りだな」
「ええ、お久しぶりです。
ロシアどうでした?」
「あ!そうだ。レーニンのミイラあるんでよ。見てみる?」
「れーにん?
誰ですか?」
あれぇ~?レーニン知らない人が居た。
「レーニンはソ連を作った偉大なる指導者だよ。
スターリンの師匠」
「へーあ、そうだ。
僕もヘルシングさんみたいに何か開発しようとして面白いの開発したんです」
見てて下さいと言ったストーカー君。なんじゃいな?と見ていると何やら仮面ライダーっぽいモーションをして、ハッ!と声を上げるとシャワシャワシャワンとストーカー君の体を何かが包み始める。
それはまるで魔法少女の変身シーンのようだった。
「お、おぉ……」
そして、現れたのは魔法少女ではなく全身タイツのスーパーヒーローだった。どっちかというとデップーっぽい感じのかっこいい系全身タイツ。アメリカンやスーパーマンじゃなくて、デップー。
「何それメッチャかっこいいじゃん!
防御力は?」
「皆無ですよ。
周囲の物質を変換して作ってるんです。この装置がそれですね」
ストーカー君が自分の腰を指差した。
「へー、周囲の物質を変換するの。
どれ、変!身!」
トー!!と声を掛けて脅威の脚力と身体能力で空中一回転。すると俺の着ていた真っ白いロングコートとスーツは一瞬でパージされ、同時に、仮面ライダーっつーかアメリカ人が考えるSFソルジャーみたいな格好に変わった。
「うそん……」
「お、おぅ。
何かごめん」
デップースタイルのストーカー君が呆然と俺を見詰め、脇に落っことしたノンナが不満気に俺を睨んでいる。
そう言えばノンナのお口チャックを解除してなかった。指パッチンで解除!
「どーだい?」
「アンタ、覚えておきなさいよ!」
ノンナはそう言うとトォウ!と俺の真似をし、そのまま何も起こらずに終わった。
「ツェペシュさんは色々と可笑しいですよ」
おかしいですよカテジナさん。
「お、可笑しいって言うなよ。
俺は正常だよ。他人よりちょーっとナノマシン保有量が高くて世界のあらゆる機械とかにハッキングできる最強の生物ってだけで、後は何処にでも居る思春期の男の子だよ」
思春期から概ね5千年程過ぎてるから。遅れてきた思春期って表現でも可。
「あ、そうだ。
僕も付いて行って良いですか?水爆実験の時はハーカーだけじゃ不安だから一緒に見てきてくださいましって言われてて」
「え、何?俺と言う存在がありながら不安とかヘルシングは不安だというの?」
俺、プロよ?お使いのプロよ?
「でもツェペシュさん水爆実験の観測して欲しい事知らないですよね?」
「うん」
「僕が一応全部教えて貰ったんで僕がやりますから」
「分かった。めんどくさいのはお前に任せるわ」
お使いのプロはお使いの専門家であって、水爆実験のプロではないのだ。
さぁ!リターン・オブ・ザ・ヨーロッパ!
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愛しのマミー、もすかう知らない人が居たよ……
ジンギスカン知らないって人ならまぁ、しょうがないけど
もすかう知らないのかーって成って何か郷愁を感じた
Flash時代は終わってしまったのだ
オッサンボートだヘイコラホーもマルコポーロも嘗ての遺物になったのだ
なのでモカには成らない
モスカー夢見るアンディーさんはオッサンも嘗ての遺物になったのだ
なのでモカには成らない
はたしてのまのまイェイは通じるのだろうか?
ハゲの歌は通じるのだろうか?
ラーメンズを知ったのがFlashだったあの頃はもう戻って来ないのだ
まぁ、通じなくても出すけどね
明らかにネタと思われる物は一度Googleで検索して見ると良いよ
出てこなきゃただの誤字だ




