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血ぃすーたろかー41回目

 それから、ゼロ戦の設計図と戦車の設計図、他にも世界中の武器兵器の設計図を手に入れた。これを手元に先ずはダミーのティーガーⅠを製造することにした。男の浪漫、浪漫砲たる88mm砲を持ち、撃つまで壊れず、撃った後は撃たれないを地で行く100mmの重装甲を持った虎だ。色はジャーマングレーである。

 これを製造しようと思ったので一旦函館に戻る。まぁ、兵器製造が何処で出来るのかしらんけどね。ハーカーに尋ねなくちゃいけないし。

 函館に戻ると何やら機械歩兵が緊急配備をしている。全員、銃を装備して土のうを築いている。何やってんだこれ?


「何やってんだお前等?」

《霧島様ガ暴レテオリマス故ニ、警戒態勢デス》


 警戒態勢ってお前。


「ノンナは何処に居るんだ?」

《ゴ案内致シマス》


 機械歩兵に続いてノンナが暴れているらしい場所に向かう。駅から外に出ると凄まじい銃撃戦が聞こえてきた。装甲車まで動いてるじゃん……化物かよ。

 怪獣と戦ってるのか?


「スゲーことになってるな」


 脇を走ってる戦車に飛び乗る。ノンナが居る前線に向かうのだろう。


「この戦車はロボットが動かしてるのか」


 砲塔内部を覗くとロボットが2体座っている。


「お前らが動かしてるのか!?」

《肯定デス》


 はー、スゲな。ロボットすげぇ。何て余裕ぶっこいていたら前方から何か飛んで来る。咄嗟に杖を向けると空中で飛んできたものが停止。めちゃくちゃでかいと思ったら戦車が飛んできていた。


「なんぞこれ!?」


 しかも、凹んでる。側面が何かに殴られたように大きく凹んでいた。穴も開いてるし。

 ノンナがスパイクハンマーで殴ったんだろうな。危ないので投げ返しておこう。ノンナの元に飛んで行けーって言う感じに。杖でぴょーんと。30メートルぐらい飛ぶとゴッシャーンとすさまじい音がする。


「ノンナぁ~アブねぇだろうが。ゲンコツ落とすぞ」


 そして、飛んでった戦車はノンナに叩かれたのか突然方向を変えてビルと建物を4つか5つつぶっ壊して行った。あーあ、ひっでぇ。世界遺産物の産物だよぉ?チミィ~


「ノーンナーくぅ~ん。

 何暴れてるんだぁ?お仕置きするぞ」

「出たわねヴラド!良くも閉じ込めてくれたわね!」


 ノンナに近付くと、ノンナはビシィィッって音がしそうな勢いで俺に指を突き付けてきた。気合と根性で指から魔貫光殺砲出そうな感じで。

 因みに、かめはめ波とか魔貫光殺砲とかドドンパとかああ言うのを数千度の熱を持ったビームで出せるらしい。レーザーとビームの違いは確か、レーザーが光でビームが粒子だったはず。多分、きっと、めいびー。


「おいおい、まるで俺が悪者みたいに言うんじゃないよ。

 お前はアホだからな。お前を連れてったらヘルシングに計画バレちまうだろう?」


 ゼロ戦の設計図も含んだ世界中の武器兵器の設計図を入れたディスクを見せる。


「ゼロ戦の設計図は手に入れた。

 お前には信濃を回収しに行って貰う。ロボット兵を100体ぐらい連れて行け。必要な物が有ればそれを持っていけ」

「わかったわ!でも、その前にアンタを一発ぶん殴らせなさい!」

「やれるもんならやってみろ。

 函館壊すんじゃねーよ。非常事態宣言出されてるだろうが、馬鹿垂れ。非常事態宣言解除でハーカーを一人寄越せ」


 脇にいる機械歩兵に告げると、機械歩兵は了解しましたと部隊を撤収し始める。俺は帽子をかぶり直し、杖を構える。


「来いよ、ノンナ。

 お兄さんがいっちょ揉んだる」


 ウラァとノンナが殴りかかってくる。ハンマーをブンブンして来るんだろう。杖を向けてノンナをハッキング。完全停止だ。意識も止まれ~的な?擬似DIO様だな。

 このDIOが!!


「やれやれ、ほら、行きますよおバカさん」


 ハンマーを取り上げる。


「お呼びでしょうか、ツェペシュ様」

「おう。ゼロ戦作って真珠湾攻め込むから協力しろ」

「製造プラントへの案内を希望ですか?」

「それもある。このアンポンタンを連れて横須賀の信濃回収してこい。

 動かせなけりゃ引っ張ってこい。壊れてるなら直しながら持って来い。それとこれはヘルシングには内緒な。バレたらぜってー怒られるし止められるから。既成事実作ってからどうにもならない!ってする」

「はぁ、つまり、秘密裏に行動せよと?」

「おう。まぁ、ダミーで戦車を作るって言っておいたからバレにくいと思う。ストーカーも知ってるから」


 了承しましたとハーカーは頷くとノンナを担いで歩き出す。そちらの機械歩兵が案内するので付いて行って下さいとの事。あ、ハンマー。まぁ、帰って来たら渡すから反省しておけと言っておこう。

 そうしよう。


「この街も元に戻しておけ。

 せっかくの函館の町並みが大変な事になっちまった」


 しかし、北海道か。取り敢えず、真珠湾攻撃は冗談として、ゼロ戦と空母一隻でどうするんだ?つーか、ゼロ戦のパイロット問題どうするんだろうか?

 パイロットだよなぁ~機械兵士にインストールしておかないとな。


「取り敢えず、最初に俺とノンナで乗ってそのデータを機械歩兵に放り込んでおこう」


 急降下爆撃だ!ロードローラーだ的な?取り敢えず、フライトシュミレーションデータみたいなのを入れておこう。

 で、函館から苫小牧へ移動。苫小牧って言うと野球のイメージ。苫小牧駒澤大学付属の高校野球。


「函館から苫小牧まで5分ってどう言う事だよ」


 リニアモーターカーのせいですと言われている。そらそうだ。


「此処に製造プラントがあるのか?」

《ソウデス》

「ほーん」


 取り敢えず、タイガー作ろう。ティーガーのアハト・アハトでシャーマンを一方的に倒すんだい。そのあとフューリーに倒されるんだい!ケツを撃たれて爆発轟沈するんだい!

 Ⅳ号F型でも良いよ!あんこうさんチームじゃい!今ならⅣ号H型で2万ポイントゲットするとガレージ付きでもらえるよ!やったねあんこう!これでタイガーとも戦えるよ!


「これ、どこでどうやれば良いの?」

《此方ニドウゾ》


 機械歩兵の後に続いてある部屋の一角に。複数台のコンピューターに十数のモニターがある。取り敢えず、全部起動してから設計図を入れたメモリーをぶっ挿してやる。

 機械はすぐに起動して設計したい武器兵器等のデータをインストールしろと出てきた。試しにファイルからティーガーⅠを選択。すると6時間後に完成すると出た。おぉぉ……6号戦車だから六時間後とか?

 取り敢えず、ゼロ戦を見るとコイツは5時間かかるそうだ。この差は何なのだろう?


「ロボットに変身する戦車とか戦闘機とか作れないかね?」

《設計図ヲインストールシテ下サイ》


 あ、そう言うのは自分で考えないといけないのね。ヘルシングに作らせようかしら?

 彼奴、キチガイだからそう言うの好きそう。戦車に変身するロボット。超強い!それかキャタピラを四脚に変えて機動力アップ!(するかどうかは知らん)とか。


「戦車作る傍ら、ゼロ戦も製造!」


 ポチッとな。

 ポチった所で突然ヘルシングの顔がモニターに表示される。かなりびっくり。


「うぉぉぉ!?」

『やかましいですわね』

「な、何のようだよ」

『貴方、良い加減人質の相手しなさいな。

 さっきからあの人質ズッと機械歩兵に話しかけたり、触ったりしてその度に私の下に対処を要求してきていい加減うっとうしのですが?』


 あ、忘れてた。


『忘れていたようですわね。

 ゼロ戦でも大和でも作るのは良いですが、ちゃんと自分の仕事はして下さいまし』

「お、おう……ん?」

『何か?』

「いや」


 今、作るのは良いって言ったよね?録音してある?データログが残ってる。よし。これを憲法違反だと左翼に文句を言われるレベルで拡大解釈して、ゼロ戦の大編隊を作ろう。

 そう、一航戦から五航戦までもう食べらないよぉ……ってレベルまで作ろう。

 そして、ミッドウェーの仇じゃ!飛龍の反撃どころか一航戦の誇りを見せてやるんだ!


「じゃ、テチ公迎えに行ってきまーす」


 粛々と建造所を後にしてテチ公の待つ函館にに戻る。函館よ、私は帰って来たのだ!

 ノンナが壊した場所は順調に修理が行われており、あっちこっちで機械歩兵が忙しそうに動いている。そんな合間をやっぱり機械歩兵が運転する車で移動。

 先程のエロ動画発掘した研究所のロビー脇にある待合場所みたいな場所にテチ公が座り、周囲を機械歩兵に取り囲まれていた。


「楽しいか、下等人種よ」


 機械歩兵の顔を覗き込んでるテチ公と一緒に機械歩兵の顔を覗き込みながら尋ねるとテチ公、飛び上がって驚き、その場に尻餅を付いた。


「つ、ツペシ様……何時の間に……」

「今さっきだ。

 行くぞ」

「あ、はい……」


 テチ公を連れてとりあえず要塞のゲストルームみたいな場所に。避難所である。避難所であるが、何故かプールがあったりウォータースライダーがあったり映画館があったりとアミューズメント施設も充実していた。

 スゲー……俺ですらスゲーって思うんだからテチ公もスゲーって思ってるんだろうな。

 何て事を言っていったら一体の機械歩兵が走ってやってきた。


「何だ?」

『ああ、良かった。

 名古屋にいる機械歩兵が連絡を取ってきています』

「何と?」

『何でも北海道に帝国側の大使を送りたいとか』


 そういえば、向こうにオイてきたもんな。大使役の機械歩兵。


「良いんじゃね?

 ノンナと一緒に連れて来いよ。誰が来るのかしらんけど」

『アナーキンとゲイリー、ニーニャの三名です』

「アナーキンは別としてゲイリーとニーニャはあれだろ。先公と学生だろうが」


 何で来るんだよ。


『はい。ゲイリーは北海道をもっと見たいと言い、ニーニャはその手伝いかと。

 既に学園長、つまりトーキンの許可は得ているそうです」


 なら良いか。余分なことしたらヘルシングに殺されるだけだし。

 よし、呼ぼう。ムチムチボイン+余分なの2人を!アナーキンを側に侍らせて超絶お馬鹿ノンナと毒から猛毒を精製する妖怪マッドサイエンティスト・ヘルシングによってヤサグレた心をダメニートで皇帝からも国のために死んで来いと見捨てられたアナーキンで癒やすんだい!

 怠惰で悦楽のニート生活を提供してムチムチを増長させて脇腹とか二の腕ムニムニするんだい!

 目に物見せてくれるわ!ムハハハハ!!


「とりあえず、ハーカーが帰ってきて次第ロシアにも大使行かせようか。

 500名ばかしの大使館職員と言う名目の部隊を揃えて」


 まぁ、大使もロボットで兵隊もロボットで誰が大使で誰が職員なのか一切わからないっていうカオスな状況になりそうだけどね。まぁ、全員で知識共有してるっぽいからぶっちゃけ誰もが大使で誰もが職員なのだろうけどさ。


「さてはて、どうするかなお客人」


 向かいの椅子に腰掛けテチ公を見る。

 機械歩兵が給仕しており、俺とテチ公の前に紅茶、砂糖、輪切り檸檬にジャム等を置いていく。お茶うけの代わりか乾パンやチョコ等も並んでいた。


《ドウゾ》


 どーも。

 紅茶を一口飲むが、まぁ、インスタンティンなお味でございます。

 お茶うけの一つである板チョコを適当な大きさに切った奴を齧る。う~ん、すごい久しぶりのチョコレイツ!

 なぁ、チョコ食わねぇか?


「こ、これは……」


 で、チョコレート食べてるとテチ公が驚愕した顔で板チョコのかけらを目の前に掲げて目を見開いている。何かあったん?


「どうした、下等人種よ?

 それはチョコレートという食べ物だ。まるで泥のような色をしているが食べると甘い」

「甘い?

 そんな筈は……」


 テチ公がかけらをパクリと食べると目を見開いた。


「甘い……」


 だから甘いって言っただろうが。多分、ミルクチョコレート。明治のが有名な奴。


「こ、こんな高価なものを……良いのですか?」


 高いの?


「これは高いのか?」

《キロ単価2千5百円デス》

「……安もんじゃん」

《否定ハシマセン》


 しろよ。まぁ、良いけどさ。美味いから。1キロ2千5百円か~まぁ、良いか。美味しい。

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