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その7 働きつづけなければならないうた
僕らは働きつづけなければならない
僕らの時間と精力は
捧げられなければならない
人間としての僕らを豊かにするために?
いや、ただただ僕らの衣食住を確保するために
僕らの衣食住だけのために?
いや、実は赤の他人である誰かのためにより多く
それは一体なぜ!
僕らは叩かれる
僕らの神経は痛む
僕は暗いうちから起き
星空の下を帰ってくる
本当に疲れて
もう寝るほかには
何もできない
じきに朝がくる
人生がこうして過ぎていく
ある日
出勤の電車のなかで
あるいは真昼の職場で
僕は決意する
この仕事をやめよう
自分の人生を始めよう!
だが数時間後には
僕は自分をたしなめようとしている
これが人生なんだ と




