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坂本梧朗詩集  作者: 坂本梧朗
Ⅰ 第一詩集『帰郷』  1979年刊
1/133

その1 怒り   柔らかな心   二人

   怒り


これが

人間が食うために

どうしてもしなければならない

仕事か


それは

この様にしか

ありえないか




   柔らかい心


柔らかい心


それは強い心

思いっきり緊張し

思いっきり弛緩しうる


それは人間的な心

真心を捉え

育む


それは広くひろがる心

すべてがその中で

位置を与えられる


それは人を愛する心


それは

僕にとっても必要な心




   二人


ほら僕は

ここにこうして

生きている

あなたと遠く離れて


僕は

僕一人の道を歩いている

あなたと遠く離れて


僕は悩み、憎み、絶望し

興奮し、努力し

かすかに希望を持ち、かすかに愛する

あなたと遠く離れて


僕は生活し、僕は変わる

あなたと遠く離れて


あなたはどうしている

あなたはどこへ行こうとしている

このままでいいのか


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