プロローグ 湊原ましろチャンネル 第1000回記念配信
この作品を選んでいただき、ありがとうございます。
初めての作品になります。至らない点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
更新は毎週火・金予定です。
最初の五話までは毎日更新予定です。
どうぞ、最後までお楽しみください!
「「「「んーーーーみゃみゃ!!」」」」
皆で猫ポーズを決める。
「湊原ましろチャンネル、はっじまーるよー!」
いつも通りの挨拶。
それと同時に配信を始める。
コメント欄は、間を置かずに流れ出した。
:んーみゃみゃ!
:きたあああ
:第1000回!!
「本日は、湊原ましろチャンネル第千回記念配信です。
ここまで続けてこられたのは、視聴者の皆様のおかげです。誠にありがとうございます」
「「「「ありがとうございます!」」」」
:おめでとう!
:こちらこそありがとう
:10年はすごい
「改めまして、本日の進行を務めます。焔乃宮です」
カメラ中央で、冬夜が軽く一礼している。
落ち着いた声も、無駄のない所作も、十年前と変わらない。
:MC安定
:冬夜さん全然変わらないね
:きゃーーー!!かっこいいーーーー!!
「今回は記念回ということで……懐かしのゲームで遊んでいきましょう」
「「やったー!」」
ましろとクロエが、ほぼ同時にソファーの上で跳ねた。
「ねぇねぇソーマ! これ、初めて遊んだやつだよね!」
「ああ……懐かしいな」
:あれから10年かぁ
:10年前なんて魔人って聞くだけで恐れ慄いてたからなw
「それでは、メンバーの紹介をします」
冬夜が淡々と続ける。
「ましろさん。クロエさん。そして、蒼真さん」
「「よろしくー!」」
「よろしくお願いします」
「――それから」
画面の端。
仲良し姉弟がコントローラーを手に、静かに頷いている。
「紅蓮さんと、紅麗さんです。
――まずこのメンバーで遊んでいきましょう」
「……よろしく」
「もー、もっと愛想よくしないとダメだよ」
:紅蓮のツンデレ可愛い
:この二人大好き!
:紅麗お姉ちゃん!
「なお、後ほどゲストも合流予定となっています」
まあ、誰かは概要欄でだいたい察しがついている。
コメント欄も、その話題で賑やかだが――今は見ない。
「……では、そろそろ始めましょうか」
冬夜が開始を宣言する。
「負けないぞー!」
「わたしが一番取るもん!」
「……蒼真にだけは勝つ」
「私もがんばるよー!」
「おいおい。今日は勝敗よりも“思い出を振り返る”のが優先だからな」
正直にいえば、このチャンネルがこんなに続くとは思っていなかった。
しかも……今もこうして、同じメンバーでやっていけるなんて。
「準備はいいですか?……それでは、ゲームスタートです!」
――十年前。
このチャンネルは、ましろが魔人になったことから始まった。
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湊原ましろチャンネルをよろしくお願いします!




