ドワーフは酒で釣る
戦争は続いている
降伏した兵は 武器 防具を脱がせ、将軍級のものは捕虜としたが
残党は3万を超える兵士は残っており、捕虜予定の1000人の取り扱いも決まっていない
バッツの記憶ではこのころは騎士があわただしく動きまわっていた
当時は軍略もわからず新型魔法の威力でヘブン状態だ
バッツの滞在理由は念のためこの場に滞在ということだったが、ベルド王子に偽の新型広範囲魔法===結界魔法の情報を与えることが追加された
ザパンに呼ばれ同席したバッツと結界魔法の解の魔術師をともなって会談した
以下は会談内容
ザパン
【今回の魔法についてお問い合わせの事だったので代表として6名呼んでまいりました。 入りなさい】
次々に失礼しますといい 次々正式な礼をした
バッツ
【お呼びと伺い参上しました】
ザパン
【そちらにおられるのは大国シェラーン国王子ベルド殿下だ】
【次世代の国王陛下である。失礼のないようにな】
ベルド
【まずは楽にしていただけませぬか?、ご着席をお願いしたいのですが。。。。】
【繰り返しは不要ですよ】
ザパン
【ではご高配に感謝し、着席するように、これも繰り返し不要だ】
バッツが代表して
【ではベルド殿下のご高配に預からせてもらいます】
【では失礼します】次々6人が着席する
ベルド
【あのような広範囲高威力の魔法を発動した魔術師はどちらですか?】
ザパン
【この隣のバッツというものでございます】
ベルド
【6人合同で発動されたのですか?】
ザパン
【発動したものは今回はこのバッツ1名です】シェラーン側から感嘆の声が聞こえる
ベルド
【すると6人同様にできるのですか?】
ザパン
【はい あれほど大きななものはバッツしか起こせませんが、他5人も可能です。新しい研究段階のもの、、8000人いる魔術師でもまだ6名しかおりません】
ベルド
【それはしかし心強いでしょう あれは今までの魔法とは違います。どれくらいの間隔で撃てるのですかな?】
ザパン
【私もその新型魔法を撃てませぬ、それに新型で不安定と聞いております。】
【このバッツに答えさせましょう】
【ミドルディアでは魔術師に軍の呼称はございません バッツお答えしなさい】
バッツ
【栄光あるシェラーン王国のベルド王子殿下に直接お話しするを機会を与えて】
【いただきありがとうございます。】
よし練習通り
【今回のような大規模であれば10分というところです】
【ただ連続では発動はできません】
【大量に魔力を使用するため、次に魔法発動できるのはから15分でしょう】
リキャスト15分ではない 嘘である
【それに大量の魔力消費で他5人は現在この魔法は撃てません】
うそである そもそも結界の解除しかできない
ベルド
【10分であの規模ですか、これは考えを改める必要がありますね】
【ザパン大将軍閣下よい部下を持たれましたな】
ザパン
【負け続けの非才のこのザパンに幸運です】
こうして捕虜にはなっているが、第1王子サルドの時にはザパンは負けていない。
ベルドになってからは負け続けフエキ地方の2/3を取られている
ともかく今回の戦争ではベルドをいかなる犠牲を払っても捕虜としたかった。
バッツの生まれる前にシェラーンは他の国と戦ってそれまでこの大陸の半分ほど
だった領土を6割近くまで拡大し、もともとフエキ地方は全土がミドルディアの
領土だった。
ベルド
【ザパン大将軍閣下 バッツ君 他の5名の方大儀でしたね、返礼はいりませんよ】
ザパン
【ベルド王子殿下に感謝するように、全員下がりなさい】
ベルド
【こちらに必要な食糧その他必需品は送らせるようにしました】
【引き続き、投降を呼びかけたいのですが】
ザパン
【お足元が悪いようですが、引き続きお願いします】
捕虜のベルド王子が投降の呼びかけで何人かの捕虜が新たに加わった。
監視も必要だが兵站部隊も必要だ、敵味方合わせてと8万人である
泥水と土石流と土魔法で 荒地よりひどい有様で戦場になったフエキ地方の復旧は人海戦術と土魔法で復旧するがいつになるかわからない
夏の長雨で収穫できない秋の小麦は捕虜の返還の代わりにシェラーン国から小麦の援助を受け解決とした。
ミドルディアの騎士はシェラーンからの武器の輸入に頼っている
第6騎士団の担当だがそもそも鉱物資源もないし、加工技術も低い
講和では鉱山の入手を希望しているが、王子ベルドは
【まず不可能でしょう それよりフエキ地方の近隣領土の割譲でどうだ?】
といっているそうだ
シェラーンが簡単に取り戻せる領地でミドルディアは納得はしない
ベルド王子が今まで取った領土は返すが、他は渡さない。
もともとミドルディア領土がかえってくるだけ
【戦争に勝って、大勝しても実入りがないのだ】とデザイヤから聞いたのだ
王子ベルドがいるので攻撃はしないが、兵力ではまだ3倍の兵力差がある
時間は味方しない
膠着状態はしばらくつづく
バッツはベルドに謁見のあとミドルディアへ帰った
これ以上フエキ地方の戦いの情報は入ってこない
戻る前後に霜月の中頃エルフから里を荒らす魔物がいると助けてほしいと連絡が入った。
小さい1体だが強敵だと デザイヤは3人の騎士を早馬を使い、13日後にはエルフの里に使者とともに入った
季節は師走に変わった
魔物の情報を聞いてるとある種族が思い浮かぶ”ドワーフ”
体は小さく、足も遅いが 皮膚は硬く 切れ味鋭い斧持ってる
エルフの弓では命中してもそのまま歩き、木を伐り、土から様々なものを作り出す魔物ときいいている
里に行ったデザイヤからの話で
【お話を聞くとドワーフという種族です】その瞬間エルフは木に登り降りてこない
【話しかけてミドルディアに連れて行きましょう、案内をお願いします】
木の上から指だけで方角だけ指す
進んでいっても同じように話しかけても 指しか動かさない
30分ほど迷いながら森を歩きたどり着いた先は沼地に足を取られていた
デザイヤからエルフに苦情いっていたのを聞いたのはこれが最初で最後だ
【人間では見えぬ森で見えぬドワーフを指先だけでで探せるわけがないだろ】
後年同じ思いをするバッツだが、物語の中盤どころだ
ドワーフ
【おお人か助けてくれ 痛くてかなわんわい】
ドワーフの周りにはエルフの弓矢が所狭しと落ちている
人間であればこれだけの矢を受ければ”痛い”では済まないがドワーフは痛いですむ
騎士の一人
【ここはエルフの里、ミドルディアから討伐に参った ドワーフか?】
ドワーフ
【ドワーフじゃ】
人とドワーフの関係は共存関係である
鈍足のため動物は罠で捕らえる。
ほぼ肉食ではあるが罠だけでドワーフは生活できない
人間には金属と武具を提供し、ドワーフは食料をそれぞれ交換している
騎士の一人【ミドルディアワインがあるぞ どうする】
ドワーフから大きな鼻息が聞こえたそうだ【ふーーーーん】
ミドルディアは鉱物には恵まれないが 山間地を利用したワインはこの大陸でもっともおいしい
馬車には6人ほど乗れるが そのうち1つは酒樽だ。
3人で来たのは移送の関係と酒樽の予備の関係である
まともに戦えば騎士3人で勝てる そのため鈍器を持ってきている
だがドワーフの弱点は 酒だ 酔わせて寝たところを襲えばよい
騎士の一人
【なくなるぞ】といいつつワインを次々に杯を重ねていく
ドワーフはたまらず
【ついていく 助けてくれ】
やっとロープを投げ3人で引っ張り4人の手元までくる
デザイヤ
【飲め ミドルディアワイン 5年物だ】 杯を差し出す よい香りが漂う
ドワーフは一気に飲み干した
【おお】次々に注がれるワインをドワーフは飲み干していく
12杯ほど飲んだ時にドワーフはいったそうだ
【地下の仲間も連れていく 一緒にミドルディアにいこう】そう言って馬車に飛び乗った
来た道を戻り里からミドルディアに帰ったデザイヤ
バッツへの調査依頼がくる




