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バッツの冒険記  作者: 寿限無
ミドルディア編
13/142

戦争勃発

講演の終わった5歳から10歳にかけての5年は押しかけ家庭教師ゼンモルによってバッツの魔術師としての成長は著しい


初級魔術学校では全属性分あるので覚える量も多い

通常なら属性1つさえおぼえれれば当時の初級魔術学校としてはよいのだがバッツは全6属性すべて覚える必要がある

初級学校はあくまで魔術の才能と習熟をみるので、どのような属性を持ち発現可能な属性を探るのが目的だがバッツは自分で解析で来ている

他の者より魔術の威力が高く範囲が狭いので修正で必要でその調整も6倍ある


教師も6人交代、挙句に10画面の解析しながら解析で教師に抱き着き授業を受けている

覚えが早くても初級学校は7才まで通って3年目いっぱい使い卒業した


8才から中級は2年で上位魔法を覚えるバッツ 速も追加だ これも6倍

初級と同じように変則授業スタイル

ついでに上級で覚える合成魔法もバッツだけ中級魔術学校で追加だ


通常2年だがバッツは上級魔術師の授業も追加で4年かかっている

朝から解析から始まり、午前午後と授業を受け帰ってからまた解析

ここまで魔術発動しても魔力切れを起こさない


この時点で 普通の人間の1000倍のの魔力があり”魔力切れ”とは無縁だった

頼りなかった言語も10才までにしっかりし バッツの知識は自身の持つエターナルメモリーとスキャンニングで魔力も若干鍛えられた


スキャンニングで数字を一つ一つ解析していく

午前中の授業が終わると初めは教師、次に生徒で各数値を測定

それを全員一定期間で記録

それを何年も積み重ねデータベースをつくる


グラフもあったのでその意味それをすべてを解明しようと必死だった。

新しい自己強化の魔法、結界魔術を発見し既知の魔法とともに体系化した


標準的な魔術師なら中級魔術を2つ覚えればよいが、バッツ自身の研究もあり10歳までゼンモル先生が付きっきりで手伝ってくれなければ一体いつのことになったのかわからない


悲しい女性教師の話

ウインもゼンモルも行動力に差はあったが、あまり喜怒哀楽は激しくない

ある画面の途中わからないグラフ表示があった。

常時動いてはいるが意味が解らない、ある時きた女性教師は喜怒哀楽が激しい女性で、ゼンモルにスクロールを持ってきただけだった。


その教師のステータスを測定するため抱き着いたときに

バッツ

【あれ男の人なの?】

その瞬間ゲージが大きく上昇した 怒りゲージの発見だ

バッツ【でもすごくきれい、ほんとににキレイ いいにおいがする】

その瞬間他のゲージも大きく上昇した 楽ゲージの発見だ

バッツ【もう少しこのままいいですか?】

徐々に平常に戻っていく

バッツ【これメンタル状態の表示じゃないですか?】

バッツ【この項目 感情の動きやすさじゃないかな】

バッツ

【ねえゼンモル先生 この先生にスキャンしながら授業受けてもいいですか?】

初めてその教師が話した

【抱き着つかれながら授業はできません】

ゼンモル

【バッツ許可する、おいデリカあきらめろ】

悲しみゲージが下がる

バッツ【悲しみゲージですねこれ】

しばらくそのままスキャンしていると、その教師デリカの最後のわからないゲージがほぼ下限にまで落ちた

バッツ【あ 一番下まで落ちました】

デリカは黙っている

バッツ【これ 哀ゲージですよ 多分】

ゼンモル

【ではこれ喜怒哀楽のゲージだな、おいデリカいいテストモデルだ 褒めてやる】

【バッツ 喜びゲージは増えたか?】


バッツ【哀ゲージが下限ですよ、ゼンモル先生】


このデリカのあだ名は”暴騰”のちに”聖人”ゼンモルの話によく出てくる

【あの暴騰ですら聖人になれる、お前らも修練に励め】

バッツは相変わらず抱き着いている

【あきらめた感情の数値はないようですね 平常値です】


流石は上級魔術研究所 バッツの講演から約2年で魔石開発は進んだ

魔石の大きさにかかわらず結局2倍まで強化可能であった それ以上は強化できない

大きさが違うと 魔力倍増効果が1にどんどん近くなり、強化不可能であった


白い魔石の作成は魔術協会の大きな成果だ

赤と緑と青を3角形に一定距離で置くと その中心に置いた魔石は白くなるのだ

これは体力魔力双方回復する貴重な魔石だ


一方土から魔石を作る方法はうまくいかない 魔力が足りないため作れるのはバッツだけとなった


7歳初級卒業から続くエルフの里への3か月に1回のキャンプも恒例行事になった

治療日数とは別に往復で19日かかるがバッツはエルフとの距離感をつかむのがうまく大人の魔術師に交じってエルフの治療をしている


本来はエルフに魔石の強化を頼んでつくってもらう予定だったが、わかったことは魔石の強化には水の漏れない広い地下室が必要だった

森では条件が厳しく、エルフも地下はかたくなに嫌がり、ミドルディアの地下室のみで生産した。


魔力の強化された魔石は驚きをもってエルフに迎えられた

魔石の生産自体は変わらないが、強化魔石による貴重な植物の生産量が2.8倍まで伸び関係は非常に良好、森でけがをしたエルフの治療と回復もしているため、人眼につかないエルフがバッツの近くで休んでいる

エルフの長い耳が好きで回復させると、すぐに両耳を触るの癖ではあった

3泊してあらかたの治療が終わったのでミドルディアに帰っていった


そして小さな男の子から男になるときが来た

11歳の長月である

第2次性徴のはじまりだ

初めはメイドからの報告で発覚した

食事の量が増え体つきが日に日に変わっていった130cm代の身長が1年で20cmも伸びた

12歳時点では170cm

自身のステータス表示で見ると体力が約2倍、魔力は10倍

普通の人間の10000倍の魔力になる

見ためはおさなさが消えつつあった



この時期に大事件勃発する

11才の文月 北方の隣国シェラ-ン王国から宣戦布告がきた


宣戦布告文には、再三の夜盗、盗賊の取り締まりを要請しても応じず、シェラーン国王の威信を傷つけた

 事実 エルフと自国の物資は奪わず、シェラーン国の旗がある馬車を襲う集団が多い。

奪った物資は横流し きれいなだけでは国は回らない

武器の輸送中に襲撃に会うことも多い これも自国の旗は無視である


一方 シェラーン国宛には 風向きを調整し麻薬を燃やして、主食の小麦を食べれなくしてしまってる

食料生産に不向きな山岳地のミドルディアは平地が少ない

大規模な生産もしにくいため慢性的な食糧不足だ

シェラーン国に文句を言っても 知りません存じませーん 犯人を捕まえて突き出してもそれである


まあお互い様である

状況が変化したのは小麦を水洗いし魔石で乾燥することで食糧攻めが効果がなくなったためである

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