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8話 ギルドクエスト

投稿遅くなってすいません

「おぉ、思ってたよりでかいな」


「そうだね。こんなに大きいとは思わなかったよ」


俺たちは今、ギルドの前に来ていた

俺も杏珠も想像より大きいギルドに驚いている

この街で2番目に大きいな。えっ?1番は?と誰しも思うだろう。1番はどこかの貴族の家らしい


「よし!じゃあ入ってみるか!」


「うん!」


中に入ってみると広々としていて、見た限りだと3階建てだ

入ってすぐのところには人がたくさんいた。まぁ、冒険者と言うだけあって男ばっかりだな。ムキムキの男がたくさん・・・

そんなことはおいといて、周りを見ると奥のところに受付があることに気がついた


「おっ、受付があった。行くぞ杏珠」


「うん!わかったよお兄ちゃん」


受付へ歩いて行く途中、急にムキムキの男冒険者に呼び止められる


「おうおう、ガキがこんなとこに何の用だ。」


男は上半身裸で自分の筋肉を自慢げに出し、背中には大きい斧を背負っていた。身長は185cmぐらいか?


「なんだおっさん。俺たちはただギルドに用があるだけなんだが?」


「まさか、お前ら2人、冒険者になるつもりか?」


「だったらなんだ」


「はっ!お前らみたいな弱そうなガキが冒険者になるだと。笑わせるな。無理だ無理。すぐ魔物に殺されちまう」


こいつがどのぐらいのレベルなのかは知らないがむかつくな。知りもしないやつに散々言われる意味が分からん


「やってみないと分かんないだろ。」


「勝手にしろ。どうせすぐ死んじまうわ。後悔しないうちにママのとこに帰るんだなガキ」


そう言い男はどこかに行ってしまった

何がしたかったんだ?

受付に行こうと後ろへ振り返ると杏珠が俺の背に隠れていた

さっきの男が怖かったのだろう


「大丈夫か?杏珠」


「う、うん・・・でもちょっと怖かった」


「あんなやつ気にするな。安心しろ杏珠には誰にも手を出させないから」


「ありがとうお兄ちゃん///頼りにしてるよ♪」


杏珠は頬を赤くして返事をしてきた。少しは安心できただろう


「じゃあ受付に行くか」


「そうだね!」




受付は4つあり、1番右が冒険者登録、それ以外がクエストの申請などに分けられていた


「とりあえず1番右かな。」


俺は1番右の受付の女性に声をかけた


「あの、ギルドカード作りたいんですけど・・・」


「はい。ギルドカードということは冒険者登録ですね。おふたりでよろしいですか?」


「そうです。2人ともで」


「では登録料として小銀貨40枚ずつ頂きます」


「わかりました。」


俺はポケットから大銀貨1枚出した


「大銀貨1枚ですね。お釣りの小銀貨20枚になります。では登録を行いたいと思います。まずこの紙に記入をお願いします」


受付の人が話しながら紙を渡してきた

書く内容を見てみるとーーーー



名前

年齢

性別

出身地

使用武器



ーーーーなどがあった

大体は書けるけど、出身地ってどうしよう・・・

日本って書けないしな~聞いてみようか


「あの、出身地って生まれたとこじゃなくてもいいですか?」


「はい。かまいませんよ。武器などはまだ決まっていないようでしたら未記入でも」


「わかりました。ありがとうございます」


なら出身地はアレイシスの森で、武器は・・・・空欄に

書き終わると杏珠も同じタイミングで終わったようだ


「では、これで」


「ありがとうございます・・・・・っ!?」


紙を見た瞬間受付の人は驚いているようだった


「どうかしたんですか?」


「っあ!あぁ、何でもありませんよ。それではステータスを計測しますので、この水晶に触れてください。この結果はギルドカードの裏に掲載されます。どちらからされますか?」


「じゃあ杏珠が先にやる!触れるだけでいいんだよね~っほい!」


少し水晶が光り、その後水晶の下に置いているギルドカードになる木の板が光りはじめる

光が消えると木の板だったものに色と文字が表示されていた

続けて俺も水晶に触れ、光が消えるのを待つとカードは白色になった。ちなみに杏珠は紫色だ

これを見てまた受付の人が驚いていた。何故?


「えっと・・・・すみませんが少し奥の部屋に来ていただきませんか?」


そういって受付の人は奥に来るように言ってくる

まぁ、この後予定も無いしついて行ってみよう。こうゆうものなのかな?


「はぁ、別にいいですけど」


「ではこちらへ」


そうして俺たちは受付の人についていき奥にある部屋で、またされることになった



****************



10分位たったころドアがノックされ1人の女性が入ってきた


「お待たせいたしました。私はこのギルドのマスターをしていますリリウム=コロナシアと申します」


「はぁ、神崎優汰です」


「神崎杏珠です!」


「えっと、俺たちは何でここに呼ばれたんですか?」


「はい。実は貴方たちにクエストを依頼したいのです」


「へ?でも俺たちはさっき登録をしたばかりの新人ですよ。そんなやつに任せるのは・・・訳があるのですよね?」


さっき冒険者になったやつに任せるクエスト?

簡単なクエストなら普通に出してるし、難易度が高いなら俺たちよりベテラン冒険者に頼んだらいいんじゃないのか?

初心者が初めに受けるようなクエストなわけないし


「2人に頼む理由ですが、先ほどギルドカードを作りましたよね。そこに色がついたと思います。覚えていますか?」


「えぇ、俺が白。杏珠が紫だったと」


「まずはそのことから説明したいと思いますね。ギルドカードはランクによってカードの色が違います。下から無色、緑、青、黄色、水色、紫、白となっています。まだ少し上もありますがそこに到達した人は今までひとりもいません。またこの街では水色より下がほとんどでお一人だけ紫がいます。私が頼みたいクエストは最低でも紫からしか受けられないようなクエストなんです。でも紫の人は今いないし、どうしようかと悩んでいたときに貴方たちが現れたのです」


「だから俺たちに依頼しようってことですか。」


「はい。普通は最初から白や紫なんていないんですよ。失礼ながらお二人のカードを見させて貰いましたが・・・・」


「そうだ。そのカード見たいんですけど俺たちもまだ見てないし」


「あっ!そうでしたか。わかりました、どうぞ」


やっと自分の能力が見えるのか。

書いてあるのは、体力、魔力量、攻撃力、防御、瞬発力、適性魔法、スキルなどか

さて俺のステータスはーーーー


名前:神崎 優汰(17)

性別:男

職業:冒険者

体力:A

魔力量:SS

攻撃力:A

防御:A

瞬発力:S

適性魔法:【精霊魔法】【身体能力強化】【付加魔法】

スキル:【隠密(ハイド)】【言語理解】

恩恵:【精霊王の加護】


ーーーーえ?なんか高すぎない・・・・・チート??ではないよね?鍛えたんだから。きっと、、、

て言うかなんか恩恵とかスキルとか知らないうちに持ってるし、付加魔法なんか使えるのか俺は

ふぅ、杏珠はどうだっただろうか。見せてもらおう


「な、なぁ杏珠、杏珠のカードも見せてもらえないか?」


「うん!いいよ。はいどーぞ♪」


カードを手に取り見てみるとーーーー


名前:神崎 杏珠(13)

職業:冒険者

体力:B

魔力量:S

攻撃力:A

防御:B

瞬発力:B

適性魔法:【火属性】【水属性】【風属性】【土属性】【光属性】

スキル:【聖なる森の巫女(メディウムホーリネス)】【言語理解】

恩恵:


ーーーーとまぁ、こんな感じ

杏珠も結構高いんじゃないのか?

基準がわからんけど。カードの色で大体の強さはわかるらしいな

杏珠にも恩恵はないがなんかスキルがついてる

名前だけではどんなのか分かんないな。後でアウラにでも聞いてみよう


「あの、これってステータス高いんですか?」


「かなり。普通の冒険者はだいたい頑張って鍛えてC、最初はD、Eですから。あぁ、ちなみにステータスは上からS、A、B、C、D、E、Fの順です。ユウタさんのようなSSはまずいないですよ」


「へー、まぁ強いならいいかな」


「そうだよお兄ちゃん!弱いより強い方がいいもん。それに杏珠のこと守ってくれるんでしょ?///」


「そうだな。これなら。俺が絶対に杏珠を守ってみせる」


「うん///信じてるよ♪お兄ちゃん大好き♡」


「俺も大好きだよ」


「えへへ~♡お兄ちゃんに大好きって言われちゃった~~」


「ぁ、ぁの~こんなときにあれなんですけど・・・・クエストのほうは・・・・」


リリウムは耐えれなくなったのか依頼の返答を求めてきた

リリウムも杏珠に負けないぐらい顔を赤くしている。恥ずかしいんだろうな・・・・・自分がやったわけではないのに。

それはおいといて、クエストのほうは受けてもいいと思う。何かしら報酬は貰えるだろうし、ここでギルドに恩を売っといても損はないだろう。おじさんにお金返さないとだし


「あぁ、いいですよ。そのクエスト受けても。ただどんな内容なのか聞いても?」


「本当ですか!?ありがとうございます!クエストの内容は簡単に言えば調査です」


「???調査だけならそんなに難しくないんじゃ・・・・」


調査とだけ聞くと難易度が高いとは感じない。魔物討伐とかの方が難しそうだ。よっぽどのことがあったのか?


「詳しく教えて貰っていいですか?」


「はい。実はこのアスセーナから南に行ったところにオーキッドと言う山があります。山の頂上には小さな湖があるんですが、先週からなぜか濃い霧が発生していてその湖に行けないのです。霧の範囲は広いし、今までいなかった強い魔物も現れ始めました。私たちでは多くの人で挑んでも1匹倒すのにも1時間ほどかかってしまい調査どころではないんですよ。そこでユウタさんやアンジュさんにこの霧の謎を調べてきて欲しいんです」


「なるほど。なぜ霧が発生したか、どこから起きているのかを調査すればいいってことですね」


「そうです。あとできればでいいんですが・・・オーキッドの頂上にある湖から“ 蒼蘭(そうらん)の朝露 ”と言うものを採取して欲しいです」


「蒼蘭の朝露?なんですかそれ?」


蒼蘭の朝露なんて見たことも聞いたこともないな~

名前に蘭とついてるから蘭の花なんだろうか


「“ 蒼蘭の朝露 ”というのはですね。オーキッドの湖の近くにしか生息しない青緑色の花から滴る水のことです。この水は湖から蒸発した水分が花についたもので、朝しか取れないから朝露という名前なのですよ。あっ!ちなみに花の名はランっていいます♪」


おぉ、そのまんまの名前だな。覚えやすいからいいけどね


「わかりました。採取できるようなら採ってきますね」


「何から何まですみません。報酬のほうは上乗せしますのでお願いします」


「あぁそうか。報酬はどのぐらい・・・・・」


「クエストの報酬は白金貨5枚でどうでしょうか?」


「うへぇぇぇぇ!?!?白金貨5枚!?」


そんなに貰えるの!?俺たち初クエストなのに・・・・

多すぎじゃないか!


「・・・少ない・・・・・・ですか?」


「いやいやいや!多すぎます!そんなに貰えません」


「いいのです。このぐらいで。何があるかわかりませんから」


「そうですか。ではそれでいいですよ」


「ユウタさん、アンジュさん。本当にありがとうございます。よろしくお願いしますね」


「はい。任せてください」


「は~い♪私たちならきっと解決できますよ。期待していてください!」


最近教習に行ってて小説書く時間が無いんだよね・・・・

ちまちま書いてるから投稿はやっぱり遅くなるかも。3月からは少しペースが上がると思います!!

見てくれた人ありがとう(*^。^*)

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