9話 スキルと付加魔法
遅くなってすいません
「リリウムさん。クエストはいつから始めたらいいですかね?」
「そうですね、今日はもうお昼過ぎですので明日からでかまいませんよ。」
「分かりました。では明日から。」
俺たちはギルドクエストの依頼を了承した
正直、白金貨5枚が報酬なのは多いとまだ思っているのだがリリウムさんが断固として変えてくれなかった。増やしましょうか?なんて言ってくるし・・・・
「杏珠たちはもう帰ってもいいのかな?」
「はい。急にお呼びしてしまってすみませんでした。明日からお願いします」
「それでは失礼します」
「さよなら~」
そうしてやっとギルドから出ることができたのだった
「ねえ、お兄ちゃん。これからどうする?やっぱ準備とかかな?」
「そうだな。とりあえず1度宿に戻ろうか」
「OK~♪」
**********
俺たちは宿に戻ってきた。まぁ、でも、やることがないので、スキルのことなどをアウラに聞いてみようかな
「アウラ~出てきてくれ~」
『は~い♪お呼びでしょうかご主人様?』
「いくつか聞きたいことがあるんだがいいか?」
『大丈夫ですよご主人様。スキルとかのことですよね♪』
「おぉ、当たりだ。よく分かったなアウラ」
当てられるとは思ってなかったから内容を当てられてビックリした。アウラはなんでも分かるんだな~
「説明もいらないようだし質問するぞ。まず俺のステータスのことなんだが・・・・鍛えたとはいえ、これは高すぎないか?」
『ご主人様ならこれが普通ですよ!まぁ、普通はSは超えられないのですが、きっと私と契約したから超えられたのですね♪もともとはご主人様が持っていたもので、それが解放されただけですけど』
「いやいや、普通って説明になってないし。契約したことで魔力量も増えたことは、まぁ・・・・分かった。じゃあ次だ。俺と杏珠のスキル【隠密】と【聖なる森の巫女】あと俺の恩恵【精霊王の加護】のことを教えてほしい」
『そうですね。ではまず簡単な【隠密】から。【隠密】とはその名の通り、身を隠し行動するときに相手から認識されにくくなるというスキルです。』
「まぁ、そのままだな。わかりやすくていいけど」
『【聖なる森の巫女】は魔法で治癒をするときの効果が2倍になりますよ。例えば聖属性の魔法や水属性にも回復魔法ありますね♪』
「2倍か~それはすごいな。もとが高ければ下級の回復魔法でも多く治療できるってことか。杏珠にぴったしじゃないか」
「そ、そうかな~///えへへ~♡私でもお兄ちゃんの役に立てるってことだよね!やった♡」
「その時はよろしくな杏珠」
「うん!任せてお兄ちゃん♡」
そう杏珠が返事すると俺は杏珠の頭を撫でる
杏珠はというと恥ずかしそうにしながらもとても嬉しそうだった。おぉ、杏珠めっちゃ可愛いな。うん、可愛すぎる。大切なことなので2回言っておく
『むぅ~!私をぬいてイチャイチャしないで下さいよご主人様!私もナデナデされたいです!』
「わかったわかった。説明が終わったらしてやるよ」
『ホントですか!?約束ですよ!絶対の絶対ですからね♪では説明に戻ります。えっと、どこまでいきましたっけ?』
「スキルの説明が終わったとこまでだな。後は恩恵のこと」
『そうでしたね。では続けましょう。ご主人様の恩恵【精霊王の加護】は名前の通り、精霊たちの王からの加護があります。この恩恵の内容は、精霊魔法の威力や効果が増大。また、状態異常系の魔法を無効化します』
「おおぅ、それはまたすごい恩恵だな」
精霊魔法の威力や効果が増えるのはわかるが、状態異常が効かなくなるってズルくない?強すぎるよね?だって風邪も引かなくなるんだよ。きっと
『そうですね。この世界ではご主人様だけしか持っていない恩恵ですから!ちなみに恩恵はなにか特定の行動をすれば手に入るらしいですが、そのことを知っている人はいません。産まれたときからとか、気がついたら持っていたなどが多いですね』
「へー、これから増えていくかもしれないってことか」
『その通りです!』
「杏珠も恩恵欲しい!!」
「杏珠も恩恵が貰えるように頑張れよ!」
「うん♪頑張る♪」
これで説明は終わりか。聞いたことは全部答えて貰ったし、アウラは早く撫でて欲しそうにこっち見てるしな。あぁ、そうだあと一つあったわ
「すまんアウラ。もう一つだけいいか?」
『はい。大丈夫ですよ』
少しだけしょんぼりしながらも了承してくれた
「俺のステータスの中の適性魔法に【付加魔法】ってのがあったんだけど・・・」
『付加魔法ですか、結構珍しいですね。付加魔法は仲間のステータスを一定時間の間、上昇させることができる魔法ですね。基本的には攻撃力、防御力、瞬発力の3つです。さらに細かくすると攻撃力は物理攻撃と魔法攻撃、防御力は物理防御と魔法防御、瞬発力は2段階上げることが出来ます。その人の練習次第で効果の上昇率は変動しますよ』
よくRPGなんかでよく見るやつか。なるほど
「よくわかったよ。ありがとうアウラ」
そう褒めながらアウラの希望通りに頭を撫でてあげた
気持ちよさそうにしているな。まるで猫みたいだぞアウラ
アウラを撫でながらふと横を見ると杏珠が少しムッとしていたが俺と目が合うとすぐ笑顔になった。気のせいだったのかな?まぁ、いいかそんなことは
「じゃあ実際に【付加魔法】の練習と言うか実験をしてみますか!」
『「は~い♪」』
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アウラに人目のつかないようにした方がいいと言われたので、街から少し離れた野原にやってきた
「それじゃあ始めますか!アウラよろしく」
『は~い、お任せください!』
「頑張ってお兄ちゃん♪」
『では、まず呪文からですね。【付加魔法】は比較的珍しい魔法です。その理由は呪文詠唱が無いこと、この魔法を使える人が今はいないことですね』
「今は?ってことは昔はいたのか?」
『はい。昔、この世界を救ったという英雄の一人が使えたという話がありますね。』
英雄か・・・・・・俺が知っているのは英雄は5人いたこと。その5人は色んなところで暴れ続けていた赤いドラゴンを討伐したということぐらいだ
「一応、英雄の人たちのことも説明してくれるか?」
『お任せください。知っていると思いますが、英雄は5人います。その5人は<魔剣使い><風神><水精の女神><付加術師><殲滅の戦姫>と呼ばれていますね。5人の英雄たちはすべてを破壊しつくすレッドドラゴンを倒し、世界を平和にしようと立ち上がったのです!そして、英雄たちはドラゴンをみごと討伐して世界は平和になったのです。その話は今でも子供たちの間で人気なんですよ』
「へ~、その中の<付加術師>が、付加魔法を使えるわけか。」
『はい。そうですね。その人しか使えなかった魔法をご主人様は使えるってわけです』
「だから人目のないところでやろうと言ったんだな」
『正解です!では、始めましょうか。もう一度簡単に説明しますが、【付加魔法】には、攻撃力上昇、防御力上昇、瞬発力上昇などがあり、攻撃と防御には物理力上昇と魔法力上昇の2種類があります。まぁ、実際に使った方が早いですね。魔法の使い方はご主人様の頭の中に入っていると思いますよ。意識しながら考えてみてください』
「わかった。ちょっと考えてみるよ」
・・・・・・・・・・・・・う~ん、・・・・・・あ~、・・・・・・なんとなくわかった気がする
やってみるかな
「杏珠。実際に杏珠に使ってみるな」
「うん。どうぞお兄ちゃん♪」
「≪付加 攻撃≫」
俺が魔法を使うと杏珠の体が薄く光った。赤い光だ。うまくいった
「わぁ~、なんかすごいね。」
『成功ですね、ご主人様。ちなみに使った付加によって色が変わります。攻撃力なら赤、防御力なら青、瞬発力なら黄緑、魔法上昇なら紫に薄く体の周りが光ります』
「同じ人に何個も同時に付加できるのか?」
『そうですね、人によって変わりますが、その人の魔力量や適性によりますね。英雄の人は2つ同時に付加したそうですよ。ご主人様は3つぐらい同時にできそうですが』
「完全に支援系の魔法だな。周りに気づかれないようにしないといけないし、使う時は気を付けよう」
ばれたらめんどくさそうなことになりそうだし、基本、人前では使わないことにしておこう
これでスキル、魔法、恩恵のこと聞き終わった。じゃあそろそろギルドに頼まれた依頼に行こうかな
「杏珠、アウラ。そろそろ依頼されたクエストに行こう。時間かかりそうだから食料とかテントとか買ってから行くか。着がえなんかも用意した方がいいかな?」
「うん!着がえは欲しいかな。早く買いに行こうよお兄ちゃん♪」
「わかったわかった。じゃあ行こうか」
「は~い♡」
そうして俺たちはいろいろと買い物をするために店をまわった。
だがその買い物中、杏珠とテントのことで口論になったり、杏珠が着がえを買う時やたら質問してきたりで時間がかかってしまった。まぁ、それは別の話。
今日一日で色んなことが起こった。ギルドに呼ばれたり、魔法の練習したり、杏珠と買い物に行ったり。買い物は思っていたより時間が経ってしまったが。最終的には杏珠とデートみたいになったし。
そんなこともあり、結局クエストに行くのは2日後になってしまったのである。
投稿に時間がかかり申し訳ないです。忙しくて書く時間が・・・・・・
気がつけばPVが3000を超えていてホントびっくりしましたwww
ありがとうございます。これからも見てくれると嬉しいです(^O^)
杏珠との買い物の話は次回書こうかなぁ~なんて考えています。
これからもゆっくり書いていこうと思うのでよろしくお願いします♪
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