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26,魔法

まだまだ先は長いですが、あと24人でブクマ100到達です!!

こんな作品を多くの方が見てくださって感謝感激雨あられです……!!!!!!


「ギルマスは居るか?」



なんかすんなりとギルマスのもとに通された俺は、スキンヘッドの巨漢に尋ねてみた。

ちなみに、部屋に入った時、ギルマスは、書類に埋もれて半泣きだった。普段サボっていたツケだと、案内してくれた受付嬢が笑顔で言っていた。……受付嬢は怒らせないようにしようと誓った。


「ちょっと良い宝石を手に入れたんだが、指輪をつくれる腕のいい奴を紹介してくれないか?」

「なんで指輪なんだ……?まあいい、丁度知り合いに手先が器用な奴がいる、紹介状でも書いておこう」


何故指輪なのかは俺も分からない。

で、用事もこれだけだったので、そのまま帰ろうとしたところ引き留められた。

ギルマスの方も用事があったらしい。道理ですんなり通されたわけだ。


「……ついさっき、うちの魔法使いが血相変えて飛び込んできたんだ。どうも、ローレル平原あたりで異常なほどの魔力を感知したらしいんだが……何か知らないか?」







絶対俺のせいじゃん。


***


探るようなギルマスの目に、スゥっと視線を逸らす。


身に覚えがありすぎた。



まあ、別に実害は出ていない筈―――――――――。


「そいつは魔力に当てられて、今は寝込んでいるんだが」


…………。


「すまん、俺だ」

「はぁ…………やっぱりか」


なんだそのやっぱりって。てか今お前俺の思考を呼んだな?《ポーカーフェイス》レベル9のこの俺の!


「ちなみに、何故だ?」

「……アラルダートを集めていた」


すると、一瞬何のことだと訝し気に細められたギルマスの目が、次の瞬間見開かれた。


「――まさかお前、純魔力の析出まで出来るのか!?」

「……ああ」


析出というのか。

今度からはそう呼ぼう。


「お前さん本当に何者だ……?その歳でそこまで極めるなんて流石に聞いたことがないぞ!?」

「さてな」


自分が何者なのかは置いておいて。

取りあえず気になったことを訊く。


「なあ、俺って何歳に見えるんだ?」

「ん?15歳ぐらいじゃないのか?」



俺は30だ!と叫びたくなった。

が、体の大きさや、半分に間違えられたことを考えると。



―――俺は、若返っているのか?


そんな気がする。いくらなんでも、30歳を15歳に間違えられることはないだろう。

まあ、特に悪いことはないはずだ。

多分日本人は若く見られるだろうから、実際は18歳くらいだと考えておこうか。


「んー、まあそんなものか」

「なんだその曖昧な返事……」


はぐらかすと、微妙な顔をされたが、追及はされなかった。



***


ギルマスからの紹介状を貰った後、俺は街の探索でもしてみようと思い立ち、街の中央を目指す。

ついでに商業ギルドに立ち寄って金貨1枚を貰いに行くつもりだ。

ああ、ちなみにそこまでお金に余裕がないので、スマトートを追加で3体ほど売っておいた。

懐はホクホクだ。


この街は円形の城壁に囲まれて、北区、西区、南区、東区の四つと、中央の教会と巨大図書館、そして領主の館から構成されている。

街はかなりの大きさがあり、バチカン市国より一回り大きいぐらいだろうか。


今の俺なら、5分で一周できる自信がある。もっと短いか。

そんなどうでもいいことを考えながらのんびり歩いていると、中央の広場にや辿り着いた。

随分と大勢の人でにぎわっている。


活気があって、人の表情も明るい。

そこまで物々しい雰囲気もないので、治安も悪くはないのではないだろうか。


ふと、大きな建物が目に入る。

純白で厳かな雰囲気を漂わせるその建物は、街の街の中心部にある、領主の館と遜色ない威厳を生み出し、影響力の大きさを匂わせていた。


教会。


余り宗教に対して良いイメージがない俺は、出来ればかかわりなくないなぁと呟きながら、隣の図書館へと入っていった。

今日のお目当てである。


***


俺が何故図書館に来たのか。

それは、魔法を覚えたいからだ。


入り口に受付がある。

話しかける。


「ようこそギャザールの図書館へ」

「本を読みたい」

「はい、どのような本をご所望でしょうか?」


受付に居た若い女の人に声を掛けられる。

寡黙そうな雰囲気だ。


「水魔法や火魔法を覚えたい。魔法について記された本はあるか?」

「はい、ありますよ。ただ、そちらの本は貴重ですので、閲覧に際し金貨1枚をお預かりしておりますが、お持ちですか?」


これは事前情報で知っていたので、慌てることなく金貨1枚を出す。

ちなみにこれは支払うわけではなく、退出時に問題がなければ金貨1枚は返ってくる。


「はい、確かにお預かりしました。退館時にお返しいたしますので」

「ああ」

「では、魔法のコーナーへご案内させていただきますね」


案内に従ってついていくと、何やら奥の書庫にたどり着いた。


「では、器物損害等なさらないように、お願いします。なお、お静かにお願いいたします」


そう告げて、柔らかく微笑むと、読書をお楽しみください、と言って去っていった。


お、水魔法の基礎の本がある――――――――。


***


ふう。

ふと顔を上げると、既に空は薄暗くなっていた。


それよりも早く、魔法の練習をしたい。

今なら、水魔法を完璧に操れる自信がある。


***


次の日、俺は再びローレル平原に来ていた。

金貨とか指輪とかどうでもいい。


俺は右手をかざすと、魔力を集める。

イメージは、流れる水。


青く輝く魔力は右掌に集まり、清い水を生み出す。

生み出された流動体は、それ自体に意思があるかのように揺らめき、目の前をのうのうと歩いている牛の頭部を簡単に貫通した。


<スキル《水魔法》を獲得しました>


「よし」


案外簡単に覚えられた。

他にも色々と使いたい。


次は火魔法だ―――――――――――――。


<スキル《火魔法》を獲得しました>

<スキル《風魔法》を獲得しました>

<スキル《地魔法》を獲得しました>


<四つの基礎属性魔法を統合し、《属性魔法》とします>


***


楽しい。

右手で水魔法を使い、超密度の精製水を数百生み出す。

右手で火魔法を使い、小型太陽の様に燃え盛る火球を同じく数百生み出す。


次にやるのは、媒介を手以外にして魔法を発動させることだ。

手を翳さずとも魔法が使えるように意識する。


風魔法を使い、小型の竜巻を空中に生み出す。

更に地魔法を用い、超硬度の細かい土塊を生み出し、竜巻の中に放り込む。


それらをすべて完璧に制御する。

特に難しいのが地魔法で、風魔法の影響を受けて飛び散ろうとする土塊を制御して竜巻の中にとどめる。

如何せん硬度が可笑しいので、土塊が飛び散ると多分被害が凄いことになる。

全方向無差別マシンガンとでもいうべきか。


慣れてきたら、同じように光球、闇球も生み出し、他には影魔法でほかの魔法を影に沈めてみる。



魔力操作の練習。

光魔法の中に《最後の審判》というものがあったので、使ってみる。


「最後の審判」


やはり難易度が高い魔法は、今でも制御に集中せざるを得ないな。

膨大な魔力が持っていかれるのを必死に制御する。

天高くまで登った魔力が、熱を持った光として降臨する。

降り注いだ必殺の光柱は地面を轟音とともに削――らない。この魔法は、生命にのみ反応して物体貫通の攻撃を与える範囲魔法なので、使い道は限られるがその分強力だろう。



他にも使いたい魔法はいっぱいある。

――――――――。

《属性魔法》はその日のうちに進化し、《元素魔法》になった。

そして、ローレル平原に居た牛が根こそぎ消えたことで一時期ギルドがちょっとした騒ぎになったのは、また別のお話。


ツギクルのAI作品分析を使わせて頂いたところ、語彙力に乏しいとのご指摘を受けました……。

そこで、作者からお願いです。

もし、お話を読んでいて、同じような表現や言葉が繰り返されているなど気になる点があった場合は、いくつでも、どんなに細かいところでも良いので、コメントにて教えてくれると幸いです。


あ、文章はとても自然で読みやすいとの評価を戴きました!ヽ(◎´∀`)ノ

後、タイトルが微妙との判断も出ていたので、そのうちもしかしたらタイトル変更がなされるかもしれません、ご了承ください(アイデア募集中です)。

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