草の根妖怪達とのなんやかんや
更新お待たせしました!
今回はばんきっき・わかさぎ姫・影狼の三本立てです。
・赤蛮奇の場合
-博麗神社
赤蛮奇「月姫の膝枕は最高だな」
月姫「ふふ……ありがとう」
現在、赤蛮奇は幻想郷の者たちが見たら血涙を流しそうな事を月姫にしてもらっていた。
赤蛮奇「柔らかいし、いい匂いだし……何より絶景だ!」
月姫「? 景色は変わらないと思うけど……」
赤蛮奇の性格を簡単に言うならばスケベ親父である。オープンスケベである。
そんな彼女は膝枕をしてもらいながら、月姫の胸を眺めるという万死に値することをしていた。
赤蛮奇「隙あらば揉みたいぐらいだ」
月姫「何を揉みたいの……?」
まさに変態である。
赤蛮奇「そりゃもちろん夢あふれる山脈をですね……」
霊夢「人が目を離してる隙に何やってるかーっ!」
赤蛮奇がだらしない顔で欲望をさらけ出そうとした瞬間、境内の清掃に消えていた霊夢が赤蛮奇に飛び蹴りを食らわせる。
赤蛮奇「何をするんですか霊夢さん! 人の至福の時間を邪魔して!」
霊夢「アホかっ! 月姫さんにセクハラ働こうとしといて何をぬかすかっ!」
赤蛮奇「いいじゃないですかっ! 目の前におっぱいがあったら揉むに決まってるでしょう!」
霊夢「それが遺言で良いのね?」
赤蛮奇「霊夢さんも本当は揉みたいんでしょう?」
霊夢「……揉まないわよ」
赤蛮奇「今ちょっと悩みましたね」
霊夢「うるさいっ!」
月姫「霊夢ちゃん、危ないから飛び蹴りしちゃあダメよ」
赤蛮奇と言い合いに発展しているが、月姫は平常運転で飛び蹴りの注意を行っていた。
霊夢「あ、すいません。でもこいつをとっちめないといけなかったもので」
赤蛮奇「だからって飛び蹴りはないでしょう」
霊夢「あんたは黙れ」
月姫「霊夢ちゃんも膝枕してほしかったの? する?」
霊夢「……あとでぜひお願いします」
赤蛮奇「今の「する?」って言葉私に向かって恥ずかしそうに言ってください!」
霊夢「やっぱあんた殺すわ」
今日も騒がしい博麗神社なのであった
・わかさぎ姫の場合
-霧の湖
わかさぎ姫「いい天気ですねぇ……」
月姫「そうねぇ……」
初っ端からぽわぽわとした会話をしている二人は何をしているかというと、日向ぼっこである。
「お前人魚なのに日向ぼっこって……」と思わなくもないが気にしないことにしましょう。
わかさぎ姫「こう天気がいいとお歌が歌いたくなりますねぇ……」
月姫「ふふっ♪ 聞かせてもらえるかしら」
わかさぎ姫「ではー……せんえつながらー……」
――ー♪~♪~~♪
わかさぎ姫の歌声が霧の湖に静かに響き渡る……
それに静かに耳を傾ける月姫。
わかさぎ姫「~~♪~♪」
わかさぎ姫が歌っている歌は人魚が人間に恋をし、その想いを募らせていくという内容の歌である。
わかさぎ姫「愛しています……貴女を……」
歌はクライマックスに入り、わかさぎ姫は最後の部分を月姫を見つめながら歌い上げた。
わかさぎ姫「ふふっ……どうでしたでしょうか? やっぱり人前で歌うのは少し恥ずかしいですね」
と、歌い終えて頬を赤く染めて告げる。その頬の赤さは確実に人前で歌ったことだけが理由ではないであろう。
月姫「……とても良かったわ。まるで体験談かのように感情が篭もっていたわね」
わかさぎ姫「……現在進行形の体験談ですよ~」ボソッ
月姫「? 何か言ったかしら?」
わかさぎ姫「えへへ……なんでもないですよ~……」
こうして静かな時間は過ぎてゆく……
・今泉影狼の場合
-迷いの竹林
影狼「はぁ……」
影狼は一人ため息をついていた。その理由というのが……
影狼「月姫さんに会いたい……」
まさに恋する乙女である。
影狼「会ってなでなでしてもらいたい」
恋する乙女というよりは飼い犬かもしれない。
影狼「はぁ……」
むなしくため息だけがこぼれてゆく。
影狼「まぁ仕方ないよね。月姫さん人気者であちこち引っ張りだこだし」
月姫「誰が人気者なの?」
影狼「そりゃあ月姫さんに決まって……月姫さんっ!?」
声の主に気づいた瞬間ものすごい勢いで首を振り向かせる影狼。
そこには月姫が笑顔で手を振っていた。
月姫「久しぶりねかげちゃん」
影狼「月姫さ~んっ!」
影狼は目を輝かせ、尻尾を振りながら近づいて行った……犬である。
月姫「元気にしてた? ごめんね、忙しくてなかなか来れなかったわ」
影狼「会いに来てくれたから大丈夫!」
月姫「……ありがとう」
月姫はそう言って影狼の頭を撫でた
影狼「わふぅ~ん……」
影狼はとろけそうな顔でそれを受け入れていた。
このあとめちゃめちゃイチャイチャした。
長らくお待たせしてすいません。
しかも短いというね……
なるべく更新スピードを上げられるように頑張ります!
ばんきっき変態すぎる気が……ノシ