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遺言状  作者: えるかしにい


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7/8

7

むずい


最近なぜか息子のことを思い出してしまう。

もう死んでいるのに。すぐ側にいるかのように。

夢でもそうだ。

息子が何者かに殺される夢を見るのだが、

これは何かの幻覚だろうか?

間違っていると信じたい。

こんな事を考えていたら、もう八時半だ。

最近私が考えていることがある。

空耳だ。

例えば、「ウッウッウマウマ」や「Daisuke」

などでよく見られる、外国語であるが、日本語に聞こえることだ。

これは、外国語を日本語だと解釈し、生まれる現象だろう。だが、今は空耳で日本語に聞こえる音楽が減っている。これはなぜだろうか?

日本人が、外国語を外国語として聞いている。

または、音楽として聴いている。などだろう。

こんな事を考えていると、いつの間にか会社についていた。やはり、考えることは楽しい。

上司に休暇を取った事を謝って、席に着いた。


今日は時間がたつのが早かった。空耳の話を広げていきたかったからだ。

空耳は、解釈する言語の違いによって生まれる言葉だ。例えば、人生もそうだろう。

人生が長かったか短かったかはその人の解釈次第だ。

同じ満足度には絶対にならない。

息子のことを思い出す。

息子はどのくらい満足していたのだろうか?

息子にとって人生は短かったのだろうか?

長かったのだろうか?絶対に謎は解く。

待っていてほしい。

家に帰ると妻が泣きながら料理を作っていた。

そこで、今日は息子の誕生日だということを思いだす。息子は生きていたら何をしていたのだろうか?

仕事はしていたのだろうか?

戻ってきてほしい。


探偵は今、謎を一生懸命考えている。

「五行目と六行目では何があったんだ?」

私は1つ目の手紙と2つ目の手紙を照らし合わせる。

「? 私はまだ死んでいません。これはどういうことだ?」あの場所には息子さんの死体があったはず。

それでまだ死んでいません。衝撃的な事実だ。

だが、あの死体は死んでいる。つまり、

誰かが、息子と見せかけた人物を殺したということだ。

これを依頼人に伝えないと。多分依頼人も気付いていない。気付いていたら指摘はするはずだからだ。

依頼人に電話をかける。

「すみません。分かったことがあって、今夜お話したいのですがよろしいでしょうか?」

了承され、今日の夜、依頼人の家に行くことになった。

聞きたいことは、死体に心当たりがあるか?

あの手紙は本当に息子から送られてきたのかだ。


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