807d 閑話 トランプはどれ?
差し込む話が続くなんて聞いてない。
適当に旅立ちって、ごまかすつもりだったけど、明らかに問題満載だもの。
まず同行者とか何だったのかなって気になるよね。
朝にいただきますをしてっていうのは、もうすっかり。
狩った命、自然の恵み、作ってくれた感謝をするというもので、何かステキな考えって思ったからしてる。食べ終わった後のゴチソウサマまでがセット
これって遥か東方の習慣らしくて、ウチの辺でも何かに感謝するっていうのが、かつてはあったらしいけど無くなった。
かなり信徒がいる宗教があって分派も入れると聖国圏以上に広がっていたらしいんだけど、世界は誰かがエライのが作ったモノで、全てを恵んでくれるというものらしくて、自己や他人もなく「誰か」に感謝するってことらしい。
それを聞いた時には貴族みたいに傲慢で胡散臭いって思ったし、今はそれで浮かぶ人がたくさんいる。
ひと昔前の星は、ソラに置かれたとか毎日生まれてくるとか、子どもでも突っ込めるような幼稚な話を真面目にする大人ばかりだったらしいけど「本当は怖い」話で、それとは違うことを考えたりしたら捕まえて拷問して、差別や嫌がらせ、処刑なんかもあったらしい。
研究資料を聖国にもっていって「正しい」って公布された。
こういうことはもうやりませんってしたのに、才能があるとかキレイ過ぎるとか、クスリを作れるとか、呼吸しなくても平気だろとかって難癖を付けて魔女扱いをして火あぶりとか、拷問過程で亡くなるという便乗するのまで出たらしい。
魔女がダメ? ステキじゃない。昔に生まれていたらアタシも・・コワ〜。
実際にどうだったのかまでは知らないけど、元ネタはヤッパリその広範囲な宗教だったから当時のミコに「解散」にされたのに、何度もカタチを変えて復活してとうとう見せしめに残らず処置されたってことらしいし、税免除だったのも「しっかり取れ」ってなって、チャリンしたら領収証を出す決まりになってる。
あの時のはないはずだけど教義は一緒だしね。近づかないようにしてる。
聖国が元気になって、異種族を捕まえたのは何のつもりってしてからは伝説だった鬼をチラチラ見るようになったし、たぶんニンゲンじゃないって人も普通にいるように変わった。
スポーツ大会とか、何よりお金が変わったし、使いにくい布からカミが当たり前になって、巻き巻きカミが安く売られるようになってオシリ棒がなくなった。
フォークは便利で衛生上良くないとは思っていた手づかみを「止めましょう」って指導出来るようになって、服で拭くというのが減った(なくなってはいない)。
庶民ではイチイチ手洗いボウルは用意しないし不潔な服で拭く。貴族と違って肉は干し肉だから油は付かないけど、手づかみはヤッパリよくないよ。
だからアタシは棒で差していたんだけど、最近出回るようになったフォークっていうのは素晴らしい。
パンではない食材。コムギを練って干した長い南方のメンというのが同時に登場して茹でて食べる。地元の食べ方はハジッコを持ってあ〜んって食べるらしいけど、フォークで巻くっていう食べ方を勧められた。
絶対こっちの方がいい。アレは変だ。
まあ目の前にあって、小さい肉入りのトマトソースがそれでパスタっていう。
思いつくのが短絡的なのはどうかと思うけど、自分で作ったシオを掛けるだけのより格段に美味しい。
新鮮サラダが毎回付いて、フワフワパンが色んな種類が出てくる。今日のジュースも美味しくて、デザートもこれからはないのかと思うとツライ。帰りたくない。
例の勧誘には乗って、まずは近くの新しく作った村に行ってねと言われて契約準備金というのをもらったんだけど、今の給金の5倍、抜かれないから7倍はある。
そこでも売ってるってことだったんだけど、食料とか普段着られそうな服を買った。今なら選んでくれるからで自分だと選べない。あと特定の子のグッズ(箱買い)を出来る限り買う。
他の子は普段着にできそうな服のときもあったんだけど、アタシはドレスばかりだし、やたらリボンとかレースとかショールや帽子まで付いてゴテゴテしてる。普段着るような服じゃない。
行きは手提げだったのに帰りの荷物はう〜ん、箱じゃないと無理だなあ。
宿のおかみさんに「次もウチに来てね」って花束をもらった。
それを抱えてポロポロ。ギュッとされて背中ポンポン。
「がんばれ」って押し出されたところにスッと馬車箱がやって来て、力持ちが荷物を積んでくれて乗り込む。
揺れない移動が当たり前になっちゃったし、キレイな景色が名残惜しい。
来た時はいっぱいいっぱいだったし暗かった気持ちが今は希望いっぱいになっているって感じる。クサいって聞いていたのは花が多いときだったのかな。敏感なんだなあってクスリした。
来た時に下車した広場に出て「積み込んでおく」って人にチップを華麗にピンと弾く・・のは無理だから、アリガトって手渡し。
来る時には馬車のことを見ていなかったんだけど、かなり長い。なぜかいくつも連結、してるよね??
で、久し振りの後輩達がいた。着いていきなり別行動した(消えた)時はあぜんとしたしムカムカしたんだけど、試験受けに来たのは口実だったんだろうって、ついさっきまで忘れていたくらい、もう関心がなくなっていた。
荷物は行きと同じくらいしかなくて、服も同じ(つまりボロい)だから、ああ使い切ったんだなあとか、足りなくてパートしてたかもとかだけ。
なんか気まずそうだし、ジロジロっていうか舐めるような視線がキモチワルイ。
思わず「やらしいっ」と言い残してサッサと乗り込んだ。
何となくだけど、髪を整えて帽子を被って合った下着をつけて、買った服や靴をしてルージュを引いた姿は目を惹くってことらしい。
アタシは美的感性が欠如しているみたいで違いがあまり分からないから、セットやヌリヌリをそのまま覚えてバリエーションまで全く同じにしてる。
男なら見蕩れるとかも言われたけど笑い飛ばした、ないない。
乗っている間も途中の町でも寄ってこないし話し相手はいたから、ずっと存在を忘れていたくらいで、今日街に着くって日は一番大人しいドレスを着て(そういう約束だったからね)登場した時には囲まれちゃった。なんで?
宿舎に着いて着替えて、あの箱から服とかいくつか抜いて送っといてにした。
服の箱を開けると「ダサッ」と思ったから全部持って焼却場所にポイして、血がついたとかの病人のシーツと一緒にファイアーした。
これはアタシが始めたことで、煮ても無理って思ったらバンバン燃やす。普段は薬草を自前調達するくらいケチケチしても衛生には思い切りよくしたかった。
減った分は本館からもチョロまかしてくる。どうせまともな在庫管理はしていないし、在庫管理や片づけを貴族とか金持ちのボンボンができるわけない。
改めて見たら殺風景な部屋だったし、庭の方が草がそこかしこにあって、花がステキって思った。これはアタシのガンバリそのもの。全部薬草だけどね。
こういうことをしていたから身になったものばかりだし、腐らないで続けられてカジりついてきて良かった。
その夜に手紙、書類いくつもを書いて部屋を拭き上げた。
翌日(アタシが発注、経理とかしてたから持っていた)平民院の判を押した書類を本館行きの箱に入れて、本館の処理済みのところに置いた。
何通も同じ書類を作成するのがムダって言った事あったわ。
文書の種類は懲戒解雇ってなっていて、禁止っていわれていた試験を受けに行ったので給金の出ない退職処分って理由が書いてある。これと同じ内容をどっちの掲示板にも貼ったし、人事のファイルにも綴じておいた。
同行者は行ったことを観光だって言い張るために別行動したのはアリアリなんだけど、去る者は語らないからホッとしているだろう。
行って分かったんだけど、試験を受けたのが誰で落ちたのは誰というのは調べられるというか、それぞれの国に合否の報告(スコアは非公開だけど)が行くことになっていて実は聖国事務所前に掲示されるし、結果は記事に載るほずだったのを控えていたらしい。(気を使ったのかな)
ひた隠しにしていて会えない立場の人達(先生や助手達)が団体で落ちていたのを知ってビックリした。本館がその程度なら程度は知れる。行った時に会話が噛み合わないわけだ。
ホント全く、これっぽっちも知らなかったんだけど情報通の子がいてパッとね。
それで一緒に行った後輩くん達も全員受かっていて「医療事務」って認定資格の方で、こっちは多いし掲示だけでそれを知らない可能性はある。アタシも色々教えてもらわなかったら勧誘のことを気づかなかったし、もしかしたら合格を見てなかったのかもって印字してもらったのをひとりにそっと渡してある。
でね、その裏に去年のこの国の資格合否結果っていうものが印字されてる。
大ニュースを黙っている人達じゃないし「ここだけの話」って言い回っているのは確実だろうね。これは自分のアリバイ作りってヤツ。後で恨まれてもつまんないし、ウソツキには報いがあっていいと思うでしょ。
バハハ〜イってさらばした。途中会った知っている人達にはアッチの新しい村にいるから何かあったら来てねってしたよ。
誠実に対応してきたし、引責退職を聞いても悪く思われない自信はあるよ。
歩くには遠いけどがんばるってつもりだったのに、待機してる馬車があって名前の入った看板をヒラヒラさせていた。
お待ちしてましたって子は立ち売りで面識があって熱病を診たのは覚えている。
ニコってして、やっぱりス〜っと進む。
「オレは去年御者資格を取ったけど、この国にもどこにも居場所がないから合格はカウントされていなくて、そういうのはけっこういる」って話しかけてきた。
「アタシはね。去年受けたかったけどダメって言われて、今年は内緒で行った。
でも今年になって良かったと思ってる。勉強をし直して気付いたこといっぱい。
友達も出来た。実はアタシも無い子だけど資格取ったことで居る子になった。
それはキミもでしょ」
「そう、俺は行ったことないけど聖国の子なんだ!」
3番目とか女とかは、台帳ってヤツに記録されないことが多くて、人頭税ってヤツは頭数だから、そういうことをする。それでも就職する時には記録されるものだけど、新人だからって無くて、棄民なら都合がいいって安く扱われる。
村の書庫に入りびたれたのも数に入っていないってことだったのかもしれない。
ずっと新人が取れないし、たぶん雇用リストにいない。居ない子というのは正直に言ってあるから合否がこの国にはやってこない。
つまり合格には気付かれなくて、いないのが本当にいなくなったってだけで今日広まるだろう陰口に消えてしまうんじゃないかな。
それでクビになったってことを患者ネットワークで広まって、あの人達なら察して尋ねたりしないし、具合が悪いって兆しがあったら早めに来てくれるだろう。
資格を取って貢献したいって気持ちがあったのは確かなことだったけど、尊敬する必要がないって知ってからはそういう気持ちは消えたし、スカウトってことはここの国の人になれるって希望が膨らんだ。
出来るだけ資格が欲しいって気持ちが空回りして、聞いたことあるってだけで試験を受けて落ちちゃったのがいくつか。
その話とか、バレさせたとかでゲラゲラ笑ってた。その間に着いて「お姉ちゃんの部屋は○○で、荷物はもう入ってる」ってカミをバサリ受け取った。
口調が柔らかくなったし、仲よくはなれたのかな。
箱から取り出してチェストはスカスカ、普段着2着じゃ少なかったかな。
ドレスは多すぎて作り付けの掛ける棚(別室なんだけど)に入れようとしたけど入りきらない。キレイに畳んで衣装箱に入れた。
今までのは生地も薄かったし、全部でも手提げに収まるくらいしかなかった。
外歩きの時は院の外套を使っていたし、生活はずっと中だけだから服には頓着しなかった。髪飾りを付けたのも帽子を被ったのも今回はじめてだった。
火の絵があるボタンを押したら火が点いて、また押したら消えた。レバーを捻ったら水が出た、お湯になったって遊びをひとしきり。
昨日、当然繋ぎの家も探検して共同トイレは見つけて使ってて、巻き巻きカミ設置を確認!だけではなくて建物のどこもヒヤッとしないし、明るいしキレイ。
水がシュワ〜っていうのも書いてある説明をみて試したりしてた。
村は出来たばっかりってことの通り、グルッとしてすぐ終わる。
通りの大きな建物が大事な建物ってことなんだろう。道の切り替わりの芝に「これより聖国」ってある。店がグルリあって、謎な大きい建物とあと繋ぎの家だけ。
聖国な建物に入って、資格の束を見せて何かの箱に右手を乗せて「ハイこれで完了です。ようこそ新しい同胞、歓迎します!」って。
本当は着いた時点で手続きを完了出来てるらしいんだけど、意思確認は必要だとか形式美だからとからしい。あと認証は左手首だそうでお花のマークがそれ。
やっぱり箱がそれっぽくないのかしらとか言ってる。
「あなたスゴイ子だし、ワイルドカードだけど、ここはまだ何も無くて活かせるものが医療しかないの」
希望すれば造ってもらえるけど、ゆっくり考えてみてね」
お金大丈夫とか現金はほとんど使わないから入金しとく?とかウチじゃあ出来高払いなので給金はまだ出ないんだけどアナタなら前払いも平気だと思うわって。
建物は天井が高くて明るくて、緑がそこかしこにある。地下もあって思った以上に広い、温かい。認定試験はここでもしたけどパラパラだったとか。
「ここよ。自由に使っていいわ」
イメージな薬師のクスリ部屋だけど、表書きされているのをみるとかなりの種類があるし、手元のところのは調剤名で「開けても?」ニコッとして「ご自由に」
錠剤が続きの小分けで、粉剤も包まれてそれぞれ名前と分量がある。
パッと見ると「ええ、調剤済みで適量を分包してあるの。ステキでしょ」
パパッとみると単剤だけではなく、熱病に効くのとか栄養剤とかあって、これを渡せば済む。これなら一人に掛かる時間が減って多くの患者を診ることが出来る。
「ふふ〜ん。それだけじゃないの。ハイこれ」
何やら箱を渡されて、スッと開けると「ネツナオ〜ル」「イタイノトンデケ」「ハナミズトマレ」「キズナオ〜ル」とかって小箱があって、包帯やハサミ、ガラス管とかある。
「ここではコレを全部の部屋に置いて定期的に補充をするシステム。
小箱の裏に大まかな使用法があって、中に詳細な事が書いてある。調子が悪いなと思ったら自分で判断して治療するの。スゴイと思わない!
今ひとつ受けが悪くてイラナイって言うのまでいる。東国では全戸に配布して補給するというビジネスをしてる。これで冬に亡くなる人が一気に減ったっていうデータもあるのに・・あなたなら分かるわよね!」
キラキラじゃなくギラギラ・・だけど、大いに同意したい。
「分かるわかるよ。アタシも冬に亡くなる人は減らしたいし、熱病は時期関係なくあるし、毎月の痛いのは何とかしてあげたい。けどクスリって高いし治療院に来た人は決まってる治療費をもらわないといけない。軽いのでも最初が肝心だから空いてるとこで薬草を育てて、せめてクスリ分だけはってしてたんだよ。
ねえ、ここに書いてある値段ってホント? そうだったらとてもステキ!!」
「あなたとなら楽しくできそう。保険って知ってるかしら、年金は? ああ聞いてちょうだい、水道のことや補償のこと。
経済のことはどうかしら、政治については? ああもう最高よ!」
平民院を赤字まみれにして潰そうとしていたのを気付いて、経営を建て直すために色んな事を学んだし仕組みは調べた。治療費は決まりの一点張りだったから、クスリを下げたり、仕入れを(正当に)操作して手に入れたりしてた。
結果的に書類が揃っていて、回されていた本館の支出項目を来ないように操作、するとトントンの収支にすることにできた。
正当に戻されても、なぜ赤字になるのかがおバカには分からないから、お金持ちから高く取るし、お金持ちも高い方が気分が良いみたいで気付かない。
そうするために高い知識や理解が必要だったし、今回試験で出会った子達は多方面で基本をしっかり吸収していた。資格の意義みたいなのを再認識したよ。
きっと話していることを理解して、その効果というのも何となくだけど理解したのを感じ取ってくれたんだろう。色々を学んでいっぱい考えてきたから、賢い人達の説明不足な話も何とか付いていける。
それにこれって、もしかして?「これお好きでしょ♡」
うんそう、ガッチリ握手した。聖国で出会った子達にお気に入りって見せてもらったしグッズを集めたりするけど、現実とは違うってことは感じた。
街の恩恵の全部がその奇跡で出来ているのになぜか「空気扱い」で、いるのが当然で大切だけど意識はしていないって感じだった。
従わずにいられないのに、その気持ちが表せないっていうのは大好きってことなんじゃないのって思ったんだけど、もし自分がそうなったら耐えられない。
私も居ないことにされてきたせいで、どっか抜けているらしい。だから踏みとどまってガンバル気持ちでいられるんじゃないのかな。
目の前のキャピキャピしていて聖国の人らしくないこの人だから、ちゃんと何事かをみて好きって保てるんだろうか。
結局、隅々までみて説明を受けて、好きな子のことを語り合ったけど、きっと端からみてたら、政治討論か学会での意見交換みたいな感じにみえたと思う。
そういうの楽しかった。
夕ごはんはレシピっていうより説明書を見ながらパスタを茹でて、野菜を切って炒めてビンから出した赤いのを混ぜて、ちょっとだけ炒める。
湯切りしたパスタを皿に盛ってソースをサッと絡めて、飲み物を用意してすっかり挨拶になった「いただきます」して、ぱくり。簡単だったのにかなり美味しい。
ここの計画はこうだろうとか、いやこっちとか話し合うのは楽しい。
とにかく数日の内にウワサは広まって、黙っていた大御所連中とかがどうするのかを想像するのは楽しい。
医師は名乗れなくても治療院はできるのに、いい気になった後輩達が掻き回すかもしれない。認定なだけの資格で偉そうにしたら解雇されるだけじゃないかなあ。
相反しようとしても(公的、聖国に認められる)医師資格を持っているのは、この国にはいない。
調剤が完璧で封入されているのなら効能はかなり高いだろうし、効果が落ちるまでの期間はかなり長いんだろう。
あの時に話したことは「聖国の医師で薬師でもある人が提供する安いクスリ」を大々的に発売する算段で、あの人は役人だけど商売人でもあるっぽかった。
聖国はやっぱり侮れないって、すごくワクワクした日だったな。
こういうことがあったからって、大量のクスリの注文が来て、
それが拡散する(もっと増える)って注釈まであった。
せっかく上から改革をさせようとしてたのに、いきなり真ん中らへんを
雑にすっ飛ばすって。そういう記事は予想していないからストックはないし
こんな複雑な状態のをソフトランディングは無理だろう。
う〜んう〜んしながら記事を起こしたし、クスリ作りすぎて眠い〜って
いうのは久し振り。でも楽しかった。




