802 お祭りはじっくりしたいよね。5/12
5月12日 土曜(旧暦夏、暑い日がこんにちはしてるよ)
せっかくのお祭りをしっかりしたいから、取りあえず今年は企画書をみて
判断するってしたら2箇所からしか出てこなかった。
農業ギルドは実施が決まっているので、そっちは添削だけど熱意がすごくて
逆にネタ盛り過ぎのを減らすって感じだったよ。
去年、連邦のイベントをやるかどうしようか迷っていたくらい微妙だったんだけど、本腰を入れてキャンペーンしたし道やツアー効果で数十倍の人が来てくれた。
昨年来たのは実は数組だったんだけど、ほぼケモノ道化していたせいで、探検する布陣が必要だったらしい。聞いていた以上の荒れっぷり。
他国との交流が途絶えたとしても、お金のニオイを商人という冒険者は見逃さないもので、珍しい甘味とか布地とか日用品とかスパイスをエッチラオッチラ持ってやって来てたから一応道らしきものはあったってだけだし、行き来の困難さはそれで聞いていたんだろう。
金はあるっていうのは結構いる。搾取が機能しているとヒマをどうやって潰すかを毎日考えておかしな文化や流行なんかを作ってきた。庶民が苦しい生活をしているのにってことを当然みたいにしてる。
そういう人達はワザワザ困難を乗り越えても来るとは思っていたし、街道づくりは再興スケジュールの前の方に書いてあったんだからやってると思っていた。
そのつもりでいてパレートするよとか、巨大店をオープンするとか、古都はキレイだよとかの話を流したらね。予想とはちょっと少ないけど来てくれて、期待を大きく越えてパレードにいっぱい集合してくれた。
今まで誰も行ったことない場所っていうのがヒマを埋めてくれるって、快適で安全の布陣で旅をする。
護衛とかゴハン隊だけじゃなくお世話係も役割を分けてそれぞれいたり、先行して道を整えるのとか御者とかも専用で下働きとかまでいるからズラ〜っと長い車列になるんだけど、これは短期だからこれで済んでいるってだけで、本格的になると町が動くって規模になるんだって。
それでも偉そうで強国の帝国だったから、ちゃんとしているだろうって、これでも少ない方みたい。
行き来の多い東国にお買い物隊を送った時は数十人いて作業を兼任して何でも出来る人達ばかりだったし、現地調達も見込んでいた。
それを分業で快適になんだから速度は遅くなるし人も多くなる。歩いて行くより遅いよってヤツ。
道中を従者の人達が快適にしてくれるんだから、雇い主には不満はちょっとだけだけど大問題。ゆっくり進んでいるのにガタガタ揺れてコラ〜って。
大きな凹凸を避けてっていうのは無理なので、セッセと大きな凹みを埋めて岩をどかすって作業があって大変。野営地の整備もされてないし、期待していたのに村どころか家がずっとない。
新しい場所に行くつもりだったら、そういう隊の内容で行くんだけど、今回は恐怖の大帝国の看板が変わったから遊びに来たんだし、当然道は整備されて途中にも村が点在しているって思っていたってことだった。
僕らの感覚だとそんなにいっぱいなら快適なはずだけど、求められているグレードが全然違うし、それぞれが専用人員で応用が効かない。
ガタンゴトンでオシリ割れた〜が当たり前ではないってこと。
ヒマな人はヒマのままで、忙しい人が異常にいそがしくて、やったことないこともしないといけなくなるっていうのは大変だろうね。
ラクチンだとおもっていたのに、かなり苦労してようやっと到着。
宿は大急ぎで整えたし、ウチのベッドはフカフカだし、建物の中は満遍なく暖かでパレードは華やかだし、プラコも大盛況だった。
ごはんも街の当たり前(毎日同じスープと固いパン)じゃなくしたのが良かったみたいでセーフ。やっぱり地元民と全く同じは求められてない。ちょっとだけそれっぽければ良いんだよね。
だけど連れてきた人達は帰りも同じ苦労なわけで、政府にヤイノヤイノした。
主人達は街やイベントに満足してくれたけど、政府の働き部分がちっともない。
全部がプラコが関わった部分で政府はハッキリいえば何もなくて、やっとけした道の整備をサボっていたってだけ。
街道の整備は当たり前の事なのに少なくとも数十年はやっていない。お金がいっぱいかかるから後回しにしたんだけど要はやり方が分からないってところ。
ずっとやっていた、ただ土を盛るだけの外側部分の工事程度でも時間が掛かるし費用も想像が付くはずで、これをさらに長距離なのに1年未満にしないといけない。
それなのに金額でごねて、工事に良かった時期を見積もりでムダにしたんだよ。
もう一度を繰り返していたから期間がその分短くなる。当然急ぎが大急ぎになっていくせいで工事費が安くならないで上がっていくし、時間が経つと定まっていなかった積算が完了して、いずれしないといけない工事を乗せていくから倍どころじゃない上がり方をする。
内容をよくみれば、基礎工事部分を免除した捨て値見積もりだったのに、エラそうに抜けてるなんていうものだから入れただけ。ゴネゴネで夏が終わって工事は出来ないシーズンに入ったから一気に安価な価格を提示した。時間切れって。
工事が一気に減ってペラペラだし、内容がショボくなったのにもっと下げろっていうから道をぎゅっと細くして、地盤整備は簡易で表面仕上げは例のアレで厚みもないけど平滑で見た目はかなりいいという短期施工向けのにした。
仮ってつもりでした海辺に施工したものの10分の1くらいのコストって聞くと分かるかな。
地盤を軽く整えるだけで良いんだから飛行の道具にのったままでス〜っとできるし道が狭いから高速運行する馬車はいないって耐久性は考慮していない。
それでも土のままよりはかなり良いはず。政府受け持ち分(受注はウチじゃない会社)がノロノロと街をちょっと出たところまでして冬期休止。
春に再開して工事が間に合うみたいだけど、追加費用をガッポリ取られるらしいと聞いた。材料費高騰ってもっともらしい理由だって。ウチからはかなり安く卸したんだけど。
ウチの受け持ち分は9割9分9厘9毛くらいあったけど、橋とかも地盤整備と同時に施工して終わっていたんだけどね。
低規格のところではウチの大きな車の重量と高速運行に耐えられないし、値段を下げるには道幅を減らすになるだろうから運行できないって予想はつく。短期で敷き変えでは長い目でみて費用が上がってしまうことになる。
ゴネる理由が定まっていないって、すぐに期待しないことにして別ルートの施工を検討、開始した。
村を作る場所は将来大きくなることを考慮しているから場所は移動できないし、安価な施工縛りだと土地をスパッと突っ切れなくてクネクネな迷路みたい。
どうせ速くは走れない道幅なんだから良いんだけど、そこにウチの街道を通す時に近づきすぎたり交差しないようにルートするのが大変だった。
当分の間、ウチのは専用道にして開放はしないよ。
また少しの昨年とは違うお金持ち隊が、たぶん同じくらいの車列をしてユックリ進む。大きな馬車は行きちがえないけど向かいからやって来るのはいないから、そういうロスはない。それでも速度を上げることなくノロノロ進んで、途中で野宿をしていくんだろう。
予定では村を造ることになっていてパンフにも載せちゃっているからナシには出来なくて、こっちだよって分かれ道の方が広いっていう変な造り。
狭いけど道だけは良いし、野宿スペースには炊事が出来るようになっていたりして、水補給やトイレの建物があって薪小屋があったりするし、採れたて野菜や新鮮な肉も用意されている。
途中にイライラはなかったはずなので、今年は文句を言われることはなくて「良かった」だったんじゃない。
造った後に観察や検証をしないんだから、せめて聞き取りはすべきだった。
あれの仕上げは上質だけれど主要街道としての道幅・・って普通がどのくらいっていうのは知らなかった気がする。
僕なら商会の一番大きい納品車が爆走出来るくらいを基準にするし、街中なら対面で交通できるくらいって考えるよ。
ついつい新しいシャーシを去年提案してタイヤを改良して速度アップになったせいで、道路の標準幅を1.5倍にしてるけど、これは僕らだけの基準。
工事費用はあくまでも道幅分でリクエスト代や使用料だけなので、道(土地)とか待避スペースとか広場部分とか、その設備も費用には入っていない。清掃とか食材の費用は払ってもらうけど、僕が造ったし施工費用も僕ら、つまり所有ってことになっている。村もそう。クネクネさせた分も囲ったから僕のになるんだよ。
当たり前の土地ルールを知らない事はないはずだけど、国の事業って考えるべきなのにあの人達は当たり前(常識)が抜けちゃうみたいだね。
今日は5月の第二週の土曜で、お祭りは2日かけてする。同時に実施するのはもったいないって思っていたし、全部見たいよね。
それでそれぞれ別の日ってして土日、翌週に分けてみたんだけど、がんばったし集中してやった後のお祭りロス(喪失感)がヒドいことになったんだよ。
僕は雨期がたったひと月だから楽しいまま終わるねえだったんだけど、みんなにはそうではなくて雨期にドンヨリ度が増したって感じだったみたい。
雨期が半年くらいあるところが普通だし、曇天だけ半年ってところもある。
それからするとシーズンがハッキリしていてうれしいくらいなんだけどね。
最初は現政権を盛り上げる(復興)ものだったんだけど、僕らが嫌いみたいで騙し討ち行動をしたから決別。ゴメンネはしてくれないし言い訳もなし。王弟が災害にビビってトンズラして、地域のためのものになった。
翌年は僕が留守しているときにコッソリされたからよく分からない。
政情がおかしいときに商会の商売と反する不穏な動きをしたからギルドを吸収したんだけど、時期を選んでくれて受けて立つよをしたかったんだけどね。
それで去年一新してみたものの良すぎたみたいだし、商会持ち出しばかりで思ったほどの利益は出なかった。
僕が楽しいばかりじゃあいけないから企画書出してにして、資材はそのまま提供するからそれぞれに任せるにしたんだけど出てきたのは二つだけ。
それぞれのギルドのところでしたからって、やらせられてるって思われたくないのはあったけどね。
農業ギルドからは企画案がいっぱい来て添削みたいになった。フェスタをすることは決まっていたけど去年は選別の意味があって、どう出るか分からなかったから場当たり対応で臨機応変に調整をしてたね。
今年のはそれを踏まえて(報告書を見て)企画するんだけど、内容変更してもいいよとしてあったからドッと来たのかな。
個々の案だけじゃなくまとまったイベント企画ってことにして欲しかったんだけど・・何回か行き来して楽しそうなのが出来た。
今回の場所は郊外ではなく街中だから、がんばって早帰りにしなくてもお仕事が終わってから来られるよ。
今年はイベント用に資材や食材を提供しない。それは去年提供した時や何度か文書に赤字してある。
渡したのは食材を提供できる村やオーダー票で、去年は強制だったけど、今年は参加しなくても構わない。参加すると新しく開発した肥料だったり、木の苗やタネが買えるだけ。屋台の評価が低いとギルドランクが下がるし、良ければ上がって買えるものや価格が変わってくる。
一番上げる方法は収穫物の出来を良くすることだけど、良くなっていけば当然買い取り価格も上がることになる。
それで考えると収入が上がる近道は真面目に畑して、フェスタで屋台を楽しむことになるかな。
急に収穫物の品質が上がることはないんだからやっぱりギルドに顔を出してセミナーを聞いたり、学校で勉強して知識を増やすのが一番なんだってこと。
村に籠もっていると見えないこといっぱいあるから、ムリにでも外に出して他の村と交流をさせて考えることを止めさせない。
それぞれの繁忙期がズレれば、お手伝いし合えたり、お相手の選択肢が増えたり、ただ単に友達したり出来た方が楽しいよ。
納品とか計算とか計画とかに受け継がれた単純な作業だけじゃなくて深い知識と観察が必要でパズルみたいにあって、全部修めないと理解できないよってしたんだけど、どれだけの人(大人)が分かっているかなあ。
カエルの子はカエルになりやすいから、期待通りにその子ども達が関心を持ってくれても現役に立候補出来るまでにはまだ何年も掛かるんだよ。
最初の子ども達は4年生になって来年からはいよいよ上級クラス。その後に専門コースに進むって用意がされていて、卒業すれば学士(賢者)称号を得る。
短い農民の寿命ではすぐに終わりになるから健康に気を付けてその3倍は元気で活きて(現役でいて)くれないとそれまでのコストがペイできない。
僕流の教育って設備や準備や専任スタッフが必要で、とってもお金がかかる。
今はその先生になる人達用のメソッドができたので育成中で、子ども達のグレードに間に合うように育ってねってところ。
本当はじっくり基礎から学ぶものなんだろうけど、その基準が分からなくて、そもそも一度里で失敗しているのにね。
従来の方法を優しくしただけで関心のありそうな名前から入っただけ、世間な方法だと「知らない事は悪い事」って、教えてようがいまいが分からなければ体罰をするっていうのがイヤだった。
知らないから学びに来ているし、どこまで知っておかないといけないってことを親とか大人は経験してきているのに教えなかったってあたりでモヤッとするかもだけど、計算どころか文字を覚える前に行かなくなるのが多い。
痛いのイヤだよね。
よく分かんないから必要な生活知識や基礎の学びを「はたかれた経験のない」人達、貧乏だから何でもしてきた人やボンボンを教師にしてみただけ。
そもそも僕は人との関わりが少ないんだもの。同じようにはできないからユックリ見て覚えたんだろうしね。
叩く人は叩くだけで、叩きながら教えるという器用なことはしてくれなかった。
心が覚えたい態勢になるとス〜っと入っていくみたい。記憶力Maxの子どもなんだからいくらでも、大人なら立ち止まってしまうことでもドンドン吸収するよ。
商会のスタートがワヤヤだったからかもしれないけど、マネージメントや企画書の書き方とかの講座をしていたのに大人は知ったかぶってそんなに来なかった。
それを利用したりして商会を維持できたって感じもする。
というわけで役所とか案外会社っていうのも過去をなぞっているだけで、指定した要素を入れ込んで分析したとか想定したとかって内容で企画書を書くことはしていなかったのかもしれない・・は理由にならない。
意欲があれば内容が稚拙であってもOKにするって知っているでしょ。
ぼく自体が分かってしているわけではなくて、応用力があるから場当たりで何とかなっているだけだもの。
パレードはオヤツ時間から夕暮れ前までたっぷり時間を掛けて坂を上がっていくんだけど、恒例のみんなで坂を押すっていうのは止めた。
アシストしているからフリだけでいいのに、みんな一所懸命にして汗だくって感じが良かったとは思うけど、そういうのはもういいかなって。
最初の時は手助けは必要だった。まさか重い山車を牽くルートに坂を入れるとは思わなかったんだよ。その辺をぐるっと練り歩くって想定だったもの。
がんばっていること(汗)でまとまって、やってた人達がある種の結束をした。
衣装や山車のグレードを上げちゃったので、去年はちょっと異様にみえたし、見ていた人達からもそういう意見が多かったから今年からはナシね。
企画にあった音響の設備をアチコチに配置して、別録りしたのを道具で鳴らすようにしてる。
山車に音響設備、ではないのは音質だろう。コンサート用の車には音を表現するためにたくさんのスピーカーがあるんだけど反響音が使えないことはかなり不利。
出力装置の能力を考えると設置型にして、距離の効果を取り入れて設計するのは悪くない。それが出番のなくなった工業ギルドの人達を使うことになっても、完全に無くなるよりはいいってこと。
しないって決まって平気だったはずだけど、子ども達にどうしてって言われるとチクンとするよねえ。
準備が終わった時には次こそって気分になって、企画書を書くって奇声を上げていたのをちゃんと覚えているよ。
今年は全部するにしたけど、どうやってを当然考える。
投資ばかりだったものが、いよいよ利益を出すようになってきたし
考えないでボンヤリしているヒマはないの。
秋からはいよいよ興行を行う。
商会のある場所の政情は依然不安定だけどね。




