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やがて魔王へと至る最弱魔物《スケルトン》  作者: 久遠


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第110話

一応、今回からあの『最終話』の一つ前からの続き、みたいな感じで書いて行く予定です。


ブックマークにて応援してくださった方々に感謝ですm(__)m

あの駄女神の御付きだった女神さんから送られて、元居た世界へと帰還する。


取り敢えず、と辺りを見回すが、どうやら俺が最後に居た例の召喚部屋では無いらしく、パッと見た感じではあまり見覚えの無い処であった。


……まぁ、さすがに駄女神がやった事じゃあ無い以上は、ゲーム何かである『壁のなかに居る』とか言う状態になりはしないだろう、とは思っていたが、それでもある程度は見覚えのある辺りにしておいて欲しかったなぅ……。


さて、まだいらっしゃいますかな?ヘルプさんや?


解・当然です。如何なさいましたか主様?


おお!居た居た!

いや、さ?さっき神様に強制的に進化させられたじゃない?そのせいで、元々持っていた『ギフト』の類いだとかが吹っ飛んで無いかと心配になってね。

俺、もうヘルプさんがいないと生きていけない身体になっちゃっているから。


解・……どう返答して良いか判断が付きませんが、取り敢えずありがとうございます?

して、本題は何でしょうか?


一応、そっちも本題だったんだけどね?

まぁ、敢えて本題は何か、と言われれば、現在位置の特定をお願い出来ないかな?ぶっちゃけ、元居た場所に出るとばかり思っていたから、ここが何処だがよくわかってないんだよねぇ……。


解・了解しました、検索致します……。検索完了、どうやら主様が最後に居た部屋から、そこまで離れている訳ではないみたいですね。あの部屋であれば、『陣』の研究の為に何人かは常駐しているハズですので、そこまで行けばどうにでもなるでしょう。部屋まで案内しますか?


お願いしまーす。


解・承りました。ではまずはそこの角を左に……



そんな感じでヘルプさんに、文字の通りに『助けて』貰いながら歩いていると、俺の『気配察知』によく知った反応が引っ掛かった為、そちらへと向かって歩いて行く。


……これ、もしかしなくても、最初から『気配察知』を強めに使っておけば、ヘルプさんに頼らなくても道ぐらいは分かったんじゃなかろうか?


そんな事を考えながらも石造りの廊下を突き進み、一時期はほぼ一日中ずっと、それ以外でも最近はほぼそれに準ずる程に長く行動を共にしていた気配の持ち主に近寄り、軽い調子で声を掛ける。


「やっ、ジョシュアさん。早速で悪いんだけど、俺があの部屋から消える、もしくはそれに準ずる『何か』をやらかしてから今に至るまでの間で、何かヤバめな出来事が起きてないかどうかだけでも教えて貰って良いかね?」


その言葉に振り返ったジョシュアさんは、まるで幽霊でも見ているかの様に震えながら俺を見詰め続ける。


「……陛下?本当に陛下なのですか?」


そう問い掛けて来るジョシュアさんに、それ以外の何に見えるんだよ?と突っ込みを要れたくなったが、進化(神化?)によって姿が変わっている可能性に思考が行き着き、急いで自分の身体を見回して見る。


……特には外見的には、変わった感じは無いんだけどなぁ?


何て思いながらも、一応は念入りに、と再度見回そうとした際に、それまでただ震えながら俺を凝視するだけであったジョシュアさんが、突然に叫び声を周囲に響かせる。





「陛下発見!!繰り返す!陛下を発見した!!

周囲に居る者は急行せよ!直ちに、陛下を取り押さえるぞ!!!」





……はい?


突然の事態にポカーンとしていると、あれよあれよと言う間に、お前ら何処にいたのよ?って突っ込みたくなる程に大量の人間が集まりだし、あっと言う間に前後の通路が人垣で埋め尽くされて、通り抜ける事が不可能になる。

まぁ、特に理由も無い以上は別段逃げるつもりも無いんだし、進路を塞がれたから何か支障が出る訳でも無い以上、だからどうした?と言う感想以外は無いのだが、ここまで一糸乱れず流れる様な連携を見せられると、思わずこう問い掛けてしまう。



「……なぁ、お前ら大丈夫か?何か、悪い物でも食ったか?それとも、何処かに頭でもぶつけたか?」



そんな俺(魔王様)からの、心の底から心配している様子の声掛けに、俺の周囲を囲っていたジョシュアさんを始めとした人員が、思わず罪悪感からか顔を背けるが、それでも何かしらの理由からかその場から移動する素振りは見せず、逆に空いた空間を潰そうとして距離を詰めて来る。


……おっかしいなぁ……。

俺が居なかった間に『何かあった』のなら、こんな行動は取らないだろうから、多分俺が『何かした』んだろうけど、特に心当たりは無いんだけどなぁ……?何かしたっけ?


そんな風に内心首を傾げていると、ヘルプさんが俺へと声を掛けてくる。


解・主様。


なんぞいな?


解・もしかしたら、今回の騒動の原因を見付けたかも知れません。


何と!?して、その原因とは?


解・ジョシュア様を『鑑定』して頂ければ、多分分かって頂けるかと。


……ふむ?まぁ、そう言うなら、試しにやってみますかね?『鑑定』っと。


ジョシュア:ハイエルフ


………………ファッ!!?


ア、アイエー!?ナンデ!?ジョシュア=サン、ナンデ!!?


突然かつ予想外な情報に、思わずパニックに陥りかけるが、良く良く思い返して見れば、そう言えば各部隊長やらの纏め役や、軍関係者の上位何人かとは直接的な【契約】を結んでいた事を思い出し、その上で俺自身が既に『進化』していた事を鑑みると、ジョシュアさんが『こう』なっていたとしても、不思議では無い……んじゃない……かなぁ……?


そんな結論を自身の中だけで出していると、そう言えば俺が突然居なくなった後に見付かった、とか言う状況になったなら、いの一番に飛んで来そうな連中がこの場に居ない事に気が付く。


その事について目の前のジョシュアさんに訪ねようとしたのだが、俺が声を掛ける直前にジョシュアさんが周囲を囲んでいる人員に対して号令を下す。



「皆で一斉に掛かれ!この人の事だ、どうせ殺されはしないだろうから遠慮何てしないで、掛けさせられた心配の分だけ荒っぽく捕縛してやれ!!」



その号令によって、それまで『迷い』の色を浮かべていた瞳に覚悟を乗せ、老若男女生者死者の区別無く、一斉に俺を取り押さえるのを通り越し、物理的に押し潰すつもりで飛び掛かってくる人人人の人だかり。


それに対して俺は、一瞬だけ自身の身体能力に明かして振り切ってみようかな?とも思いはしたのだが、どうやら多大に心配を掛けた直後らしいのでその手の『おふざけ』は自重して、素直に捕まるべくその場で両手を上に挙げて『降参』の意を示すのみに止めるのであった。



……当然、そうやって無抵抗になったとしても、既に動き出していた皆が止まる訳でも、止まってくれる訳でも無い以上、やっぱりその場で揉みくちゃにされてしまったのだけれどもね?

作者が思っていた以上に短くなってしまいましたが、次からは感想でも『気になる』等のお声を頂いていた『ステータス』やパーティーメンバーの進化後の種族等の御披露目となる予定です。


面白い、かも?と思って頂けたのでしたら、ブックマークや評価、感想等にて応援して頂けると大変有難いですm(__)m


新作の方も少し前に更新しているので、次話の更新を待つ間にでも読んで頂けると励みになります(^^)

主人公無双系かサバイバルモノがお好きな方でしたら、多分楽しめるかと思います。

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新作始めてみました クラス丸ごと異世界転移~無人島から始まる異世界冒険譚~ 宜しければ、こちらもお願いしますm(__)m
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