第二話:次回は「星の名前」と言いましたが…あれは嘘でございます。
二人は御住居のバルコニーのに立たれております
「星を発展させていくんだけど、一体どんなことをしていけばいいんだ?
あのバカ親父はなんて言っていたんだ?」
「偉大なるザイウス様のことをそんなふうに言ってはいけませんわ」
「だってさ、普通親が仕事を子に残して旅行に行くかあ、いや行かんな」
ジェラ様は、少々困惑した表情を御見せになられて
「ええ、それに関しては一理あるわ、でも、父君も何か深い考えがあっての行動だと思いますわ」
「今はそういうことにしておこう、あのバカップル達にも感謝しなくてはいけないしな」
「なにを、ですか?」
ガイウ様は彼女から少し目を逸らされ、その後もう一度彼女のことをしっかりと見つめながら答えられました。
「……ジェラを俺の元に送ってくれたことだよ」
「ガーくん……!」
二世バカップルの誕生でございますね……fuck
しばらくその状態でいた二世バカップル共でございましたが、
ふと、ガイウ様が何かを考えた様子を御見せになられて
「そう言えば、ジェラは創造神なのか?」
創造神
それは宇宙、星、神すらも作り出すことのできる神の中の神でございます。
ガイウ様のご両親は当然、創造神でその子であるガイウ様も創造神であられます。
「私は違うわ、リューン様によって創られた司神なの」
司神
創造神によって創られ、様々なことを文字通り司るものでございます。
生命、感情、海や大地そしてトイレのようなものでも存在してございます。
「ああ、そうなんだ……親父たちは元気にしていたか?」
ツンデレ
実際はその人間が好きでたまらないのに、素直に表現をなさらず、邪険な扱いなどをしてしまう人のことでございます。
いわゆる一つの萌え要素ございます、属性でございます!
「ええ、すごぶる元気にしていましたわ、また手紙も送ると申されていました」
「そうか……あの二人のラブラブっぷりを見せつけられただろ?」
「それはもう、失礼なことを言いますけど、胸やけがするほどですわ!」
「毎日、100年間見せられた俺の気持もわかるだろ……」
その時、二柱の前に怪物が現れたのでございます!
大きく鋭い嘴を持ち、黒く大きな羽をばばたかせる大きな烏でございました。
奇妙なことに足が一本しかございません。
ガイウ様はとても警戒なされた御様子で、ジェラ様の前に立ち大層大きな声で言い放たれました。
「貴様、ここが創造神ザイウスの住居であることを知っての狼藉か?何をしに来た!」
すると烏は、こちらに降りてきてこちらを啄ばまんと嘴を大きくあけました
「貴様!」
「待って、ガーく……」
「どうも、どうも!こいつはすいません!私ザイウス様に作られました、司神のガルーと申します!
以後お見知りおきを!」
と、大きな体に見合われない、軽快でかなり早口まくしたて始めました。
ガイウ様は呆気にとられた表情で固まっております。
するとガルーと名乗った神は続けられます
「貴方が、貴方が!噂のガイウ様ですか!いやはやザイウス様に似て大層イケメンでございますなあ!
それに男らしく、ジェラ様の前に立たれて大見得をお切りなられた!いやあ素晴らしい!
ああ、ジェラ様御久し振りでございます。変わらずお美しい!いやーあれやこれや……」
「待った、わかった、ストップ!」
話しが終わらない様子であったので、ガイウ様が遮られます。
「そうでございますか?そうでございますか!ここからがザイウス様のかっこいい場面集の特に盛り上がるところなのですが……」
「いや、ありがたいがそれくらいで、本題に入ってもらいたい」
「ああ、ああ!そうでございましたね。いやー貴方と話すのが楽しくてついつい……長話をしてしまいまして」
一方的なおしゃべりを会話と言うのでございましょうか?
「それでございますね、それでございますね!わたくし、ガルーは配達の仕事を任されております!
今回ザイウス様より、御荷物をガイウ様にお渡しいたしますね!」
と何処からともなくそこそこ大きく縦長の包みを嘴につかみ、ザイウ様に渡しました。
「では、では!渡しましたよええ、ええ!それではまた荷物がありましたら持ってきますね!」
「おい、まっ……」
彼が言いきる前にその姿が消えました。
「え?は?」
まさに嵐のような存在でございました、
ガイウ様は前回に引き続きかっこ悪い姿を見せまくりでございます。
「彼はかなり速く飛ぶことができるの」
「あ、あいつのことを知っていたのか?」
「ここに来るとき、彼に乗ってきたのよ……ここから普通に飛んで行ったら十万年はかかる距離の場所からね」
「はあ!?」
「ザイウス様達は私を御造りになられて、一週間程で私をガーくんのもとに行くように言ったの。
すごく時間がかかるって言ったら、ガルーさんを御造りなられて」
(この子なら一カ月もすれば着くよ!着いたらガーくんによろしく!)
「……って言って、ほんとにそれくらいで着いたわ。その間ずーーーっと彼がしゃべりかけてきてたけどね」
間違いなくずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと喋ってられていたのでしょう。
「そうか、それは大変だったな……」
「ええ、そうね……さっきはすごくかっこよかったわよ」
間違いなく、大見得を切ったことでございましょう、ぷっ。
「あああああああ!やめてくれえ!」
「ふふふ!」
「ああああああああ!はずかしいぃ!」
彼の叫び声が宇宙に吸い込まれていきましたとさ
次回「星の名前」
ええ?前回の次回予告?何のことでしょうか?




