始まり
……この世界は元々無でございました。
そこに宇宙といわれる大きな海を大いなる我らが主神ザイウス様が創られ、そしてその妃であられます女神リューン様は星といわれる大地を御創りになられました、二柱はとてもお互いに愛し合っておられます。
そんな二柱の間に息子がお生まれになられます。二人はガイウ様とお名付けになられました……
~ガイウ誕生から約百年後~
彼らが住居になさられている所は、とある星の上空に神殿を建立なさられた場所
様々な神としての御仕事、日常生活を営んでおられておりました。
そんなある日、大変ご立派になったガイウ様が睡眠から目を覚められると、
枕元に手紙置かれておりました。
それをお読みになられると、大変、驚きになられました。
「はあ!?」
「愛するガーくんへ、僕はリューちゃんと約100000000000年位旅行に出かけるんでー頑張ってこの星を発展させておいてねーはぁと お土産持って帰るからねー期待して待ってるんだよ!
PSガーくんにぴったりのお嫁さんを向かわせたから二人で頑張るんだぞ色々!
孫の顔が見たいパパザイウスより」
という御手紙をザイウス様は彼にお残しになられたご様子。
それをお読みになられたガイウ様は体を震わせ、顔を真っ赤にし髪を逆立てて大変怒り狂いました。
同時にその真下に存在致します星では、その星の大半を占めている青色をしたもの流れる物が存在し
その下の大地が割れ、真っ赤な何かが噴出なされ、そして、上空では白く光る物が轟いております。
荒々しい神の怒り。
それは彼の意志とは別に星の発展へと繋がっておられることはまだ怒り狂われている彼には存じえないことでありましたが、まさしく彼の神話の始まりを告げるもの他なりません。
「あのバカップルどもめ!何が旅行だよ何年行くのかわかりづらい書き方しやがって!
何処の親が仕事を息子に残して旅行に行くっていうんだよ!くそ○×△○!」
彼はバカップル様達に口に出すのもはばかれるような言葉を御吐きになられました。
約一年ほど狂乱していたガイウ様でしたが、やっと冷静になられて
「はあはあ……そう言えば最後の文章になんか気になる文章があったような……?」
「ガーくん様、よろしいでしょうか?」
「!!??!!?!!??」
彼にとっては突然声をかけられたので、大変驚きになられたようでした。
そこには眉目麗しく、宇宙のように黒く長い髪を靡かせる女性が正座をなされておりました。
吸い込まれんばかりの美しさに目をお奪われになられた御様子で、1日ほど彼女を見つめられておられましたが
ようやく正気にお戻りなられ、あまりにもみっともない姿を晒したことを恥じらいました。
今にも消え入りそうな声で彼は
「……た、たいへんもうしわけな、ございません……」
「いえ、こちらこそいきなり声をおかけしてしまったことで
驚かせてしまったことお許しくださいませ」
心を震わせるような音楽をお聞きになられた後のような表情を浮かべておられる彼は
「結婚しよう」
どの口が申さられるのか分らないような言葉を醜態を見せていた彼は御言いになられました。
彼女は、美しい笑顔をお見せになられ
「はい、私のような至らないものですが喜んでお受けいたします」
とまさかまさかの返事を即答なさられました。
「ほ、本当にいいいにょか!?」
それに対し彼は盛大に御噛みになられました!神だけに!
「ザイウス様から、ガーくん様をサポートしてほしいと言われておりますので」
少々、落着きなされようとするように一息をついて
「ふう……貴方が手紙に書いてあった子か」
「はい、そうだと思われます、ガーくん様」
「と、とりあえず、そのガーくんっていうのはやめてくれ!はずかしい!」
いまさら、何を仰られているのか、
彼女は残念そうに眉を顰め、少し涙目になりながら
「大変かわいらしくて、よろしい呼び名だと思うのですが
貴方さまがそう言うなら仕方がございませんね……」
「い、いややっぱり、そのままでいいと思うぞ!かわいくていいよなガーくん!」
大変御弱い。
彼女はぱあっと笑顔になられ
「そうですか!ありがとうございますガーくん様!」
「いやーほんといい呼び方だ!ははは!」
大変御ちょろい。
彼は何かに気づかれになられて、少し身を改められ彼女に向きあいなられました。
「そう言えば大切なことを聞くのを忘れていたぞ」
「なんでございましょう?」
「貴方の名前だ、まだ聞いてなかった」
「ああ!そうでございました、少々混乱しておりましたから自己紹介を遅れておりました、
私、ジェラと申します」
「むむ、すまんな……ジェラというのか、これからよろしくな!」
「後、これから夫婦になるのだから敬語はなしでいこう」
「そんな恐れ多くもそんな……」
「ほら、敬語はなし」
「……貴方がそう言うならわかりました、これからよろしくね」
そんな、初々しくも新婚生活、そして星の発展を始めなさられた二柱でありました。
次回「星の名前」
「そういえば、どれくらい俺が落ち付くのを待っていたの?」
「大体、半年ぐらいです」
「それはすまんかった……」




