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第二十七話

助けて・・

今僕は遭難しています。

『今僕は遭難しています。じゃねえだろうが!普通、うさぎを追って森の中に行くのはまだ分かるだがな!な・ん・で!こんな青の森とかいう野獣が跋扈しているような場所に行く奴がいるか!?主人はそれでも赤月家の長男か?それでも

『四大貴族』の一つである赤月家の長男なのか!?』

傷心中の僕の心に、アゴニーの事実を並べた言葉のナイフが突き刺さる。

(アゴニー君にいっておくが、正論というのは時に人を傷つけるナイフになりうるんだよ?)それを聞いたアゴニーはさらに怒る。やばいどうやら火に油を注いでしまったようだ。

『それは普通の人間の場合だろうが!普通の人間は、竜種とかそういった神話関連に特攻を持った一撃を、星が作った兵器にぶつけねえんだよ!あれまじで痛いんだぞ!例えんなら神経を、やすりでとがれているような感じで!』

彼女に、肉体があるのであればきっと涙目であっただろう。

『話に戻るぞ。そもそもあんたどうするつもりなんだ?立烏帽子山から離れて今日でもう一週間が経ったが。もう今日で、買った食料も尽きちまうぞ。本来であればうさぎを狩っておけばあと1日は持ったと思うけどな。』

それを聞いた僕は悩む。

(本来であれば、今頃青玉家の領地についていたはずなんだけどな〜)

そう、今の僕の目的地は青玉家の領地だ。青玉家の次期当主『青玉 美波』

彼女を助けるために。

僕の父である、赤月大蛇は赤月家以外の四大貴族によって謀反の疑いをかけられ殺されるそのような結末を迎えさせないために『青玉 白狐』の借体形成の儀を『青玉 美波』にされれることそれだけは防がなくてはいけない。それがされた場合その瞬間から、『青玉 美波』の自我はなくなり青玉美波の身体をきた青玉白狐になってしまうからだ。

(だからこそ急がなくてはいけない訳なんだけど・・・)

この有様である。このままでは、辿り着くことさえ難しいぞ。

その瞬間、草むらからガサゴソと音がした。

僕は、アゴニーをいつでも抜くことができるように体勢を整える。

その瞬間草むらから青い髪の少女が出てきた。

「大丈夫?君なんでこんな辺な場所にいるの?見たところ私と同い年くらいに見えるけど・・」

どうやら僕は予想外なことに恵まれているらしい。

僕の目の前にいる少女が名前は『青玉 美波』青玉家の領地についたら、真っ先に近づこうとしていたこれから一週間後、借体形成の儀を受ける張本人であった。

「僕の名前は、酒呑。どうかよろしくお願いします。青玉美波様。」

それを聞いた彼女は驚いた表情で、僕に質問をしてきた。

「えっ、なんで私の名前を知ってるの?というかなんで敬語?」

それに一つ一つ答えていく。

「青い髪は、青玉家直系の証です。そして青玉家の直系の子供であり、僕と同じ歳とあらば、自ずと答えは導けます。そして敬語であるのは、この国を天皇様と同じく古くから治めている『四大貴族』とあらば敬語は当然です」

僕は、とってつけたような嘘を並べた。

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