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第二十五話

立烏帽子と話し合って決めたこと、それは彼女と僕の役割についてがメインだった。

僕は人材を集め、立烏帽子は本拠地とその土地を作る。その二つの目標を叶えるのにおいて、その配分が最善であると判断したからだ。

なぜなら、半妖というだけでこの世界では移動することも許可されないことがある。そして僕はこの世界にいる強力な力を持った半妖や半魔がどこにいるのか、どんな扱いを受けることになるのかを知っていて尚且つ僕は赤月家の一人息子でもあるため移動することも容易だからだ。

それに彼女の能力『三明の剣』の一振りである顕明連の能力は殊更、ものづくりなどに特化している為今のところ完璧と言える配分だと僕は思う。

そして、今現在の目標といえば僕が知っている通信機などのような特別な機械嫌、ここはあえてこの世界の言い方にあわせて『魔具』とでもしておこう。その魔具を作れそうな人材を探すそれが目標でもある。

だが、その前に母さんに旅に出ることを伝えなくてはいけないな・・・・

どうしよう!



僕は山を降り、母さんが泊まっている宿屋に向かった。

するとそこには茶を優雅に飲んでいる、母さんの姿があった。

「お帰りなさい、酒呑。お疲れ様。」

その姿を見た瞬間、僕は疲れが吹き飛んだような気がした。

そして僕はまず本題に入った。

「母様、折り入ってお願いがあります。どうか僕に修行の旅をする許可を与えてくれませんか。」

そう実を言うと、赤月家において一番の権力者は母さんなのだ。もともと父さんは赤月家に婿入りしたからだからか、父さんは母さんに頭が上がらないのだ。

それを聞いた母さんは即答した。

「いいわよ。だけど、決して無理はしないこと必ずご飯は3食食べて3年後には必ず帰ってくるのよ。私から、あの人に言っておくから安心して旅立ちなさい。だけど、しっかりと旅の準備をしておくことよ。準備をしておいて、喜ぶことはあっても悲しむことはないのだから。母様との約束よ。」

(この子ももうこんなに大きくなったのね。いつもいつも守る対象に考えていたこの子もやっぱり《《赤月家の血》》は争えないものなのね)

朱音は、悲しそうな顔をしながらも酒呑に対する惜しみない応援をつげた。

今だけはその姿は、一人の母親としての姿であった。


そうして、2日後酒呑は旅立った。自らが組織『百鬼夜行』の最重要幹部となる十一人の仲間を迎え入れるために。

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