第3話【御国の大臣】
『あれ?君が召喚者だと言うことも
伝え忘れていたか....』
目の前の男が思考する
『失礼。君の説明を散々してしまったが、私の紹介を忘れていたよ。』
『私はこの"国"の魔法技術大臣のノインである』
『一応君が元いた世界の仕組みと役職名のはずなんだが、君はとても珍しい例で魂の無い肉体だけで
この世界に召喚されてきたから前世の記憶は無い
みたいなんだ。』
『だが、前世の魂が肉体に入っていないおかげで
この世界に渡ってきた時に貰えた能力値やスキルが
他の召喚者よりもずば抜けて強いはずだ』
男の隣に佇んでいた女が口を開く
『ノイン様また出てしまってます...』
男はハッとした表情を一瞬見せすぐに本題へ戻った
『おっと...いつもの説明癖が出てしまった。
一度君を僕の[解析•鑑定]で調べてみても
いいかい?』
突然大量に入ってきた幾多の情報が
[完全暗記]によって瞬時に理解と記憶が
なされる
「....はい」
『それでは僕の見ている光景を写すスキル[投影]を使って君にも見せてあげよう』
ー【アイ】ーーーーーー
レベル2
性別 男
年齢 0
体力 216/210(+6)
種族 人族
所有スキル「完全暗記[無]」(6)
「模倣[無]」(1+3)「麻痺[雷]」(1+3)
属性 雷
ーーーーーーーーーーー
「ノインさん....模倣とはどのようなスキルなのですか?」
魔法技術大臣を名乗る男はステータスを
投射したときから少しずつ焦りを見せて
問いへの返答をすることなく別の話に
切り替えた
『君は君の担当者へ引き継がせる。恐らくもう会うことはないと思って良いだろう』
『それでは』
いつの間にか部屋の扉の前にいた女が扉を開き
男は油断が微塵もない背を向け去っていった
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