食事タイムです
「なんで我がこのようなことをせねばならないんだ」
「クロウがめちゃくちゃにするのが悪いだろう。責任持って手伝ってくれよ」
むぅと嘆き声をあげ不貞腐れたクロウに説教をし辺り一面に散らばったキャップ用具やゴミを回収をクロウに強制させる。
「しっかり手伝わなかった飯はなやないからな」
「うぐぅ!——••••ケチ」
半眼で睨み訴えてかける今回は無視だ。
実際。何やかんなでぶつくさ愚痴を言う割にクロウは健二よりテキパキ動きゴミの回収が速い。
口を動かす前に手を動かせとを言わずに済んだのもクロウが時と場合を切り分かられるいい奴なのだろう。
「これで全部かな」
「やっと終わったか」
散らばった物を回収が数分で終わり一通り集めた物は既にバックに押し込み新たに一式揃える。
「さて。これから用意するから待ってくれよ」
「うむ、頼んだ」
クロウがパイプ椅子に健二が座る様子を見て真似して座りその様子を見て健二はご飯の支度を始める。
沸かしたヤカンのお湯を注ぐだけの簡単調理。い、一応お袋から教わり料理は出来るからな。
今回も出来るのを待つだけの筈だが、
「はぁ••••はぁ•••••」
辛抱強くない一人がいた。
「健二よまたが」
辛抱強くないクロウがジャレつく子犬のように仕草で拳を前に出し橙色の瞳でうるっとした目頭で見られては平常心を保てる男などいない。
(か、可愛すぎるー!これ以上ない!ドストライクなアピールされたら俺の身が持たん⁉️)
「まだか!まだかのか!」
「も、もう少しだから待ってくれよ」
ウキウキと体を揺さぶるクロウ。今のが一分前であるのに数倍長い時間に思える。
「後どれくらいで待てばいい」
待ちきれないご用でうずうずしている。
待つのが苦行のご様子のクロウが三回目の飯ちょうだいコールである。
「さっきも言っただろ。もう少しだけ待ては出来あるって」
せっかちなクロウ宥めるが尻尾をブンブンと振って待ちきれないご様子。
「よし、出来たぞ」
アラーム時計が機会音がなり調理完了の合図。
お湯を注いからの時間が経ったことを確かめ蓋を開ける。
色鮮やかなかやくに香ばしい醤油の匂いが漂い食欲がそそられる。
うん。いい香りだ。やっぱカップラーメンは最高だな。
上手い、早い、簡単な料理が非常時の際には至高の一品だな。
「おお——‼️待っておったぞ」
クロウが慌しく立ち上がり両手の平を前差し出した。
「さあ!早く我にくれ!健二」
垂れた下がる口部から覗く八重歯を露わにし激しく尻尾を振り興奮状態である。
ドウドウとクロウを宥めて「お待たせ、これがお前の分だ」
そう言ってカップラーメンとフォークを一緒に渡し「おォー!」と感極まっている。
「今までかいだことない香りだ!堪らん‼️」
大袈裟に鼻で匂いを嗅き選り好みするクロウが太鼓盤を押す。香りでだけで既に評判は好評である。聞いているこちらも誇らしい。
「では早速!あ————ん」
「‼️ち、ちょっと待てクロウ?」
「むぅ?どうしたのだ」
毛嫌いした目で頬を膨らますクロウに健二が悟すように叱る。
「どうしたじゃあいぞ。カップラーメンは流し込んで食べる物ではないだが」
自然な仕草でさワイルド過ぎる食べ方をしようするのを止め食べ方について語る。
「さっき渡したフォークがあるだろ。それを使い口に入る分だけ食べるだよ」
そう。端的に伝えると面倒くさいなと言わんばかりの呆れ顔である。
「ちまちま食うなど我は好かん」
腕を組み「ふん」と視線を逸らす。人の食事に対してのマナーを毛嫌している。
「我に些細なことだ」
健二の静止を聞なぬまま麺類である食べ物を流し込む絵面は行儀は悪いがもぐもぐと口の中を一杯にして頬が膨らむ様子が何故か愛らしくその様子がまるでテレビで見たハムスターの食事と似ているがラーメンでそれをクロウには愛嬌を見せつける才能があるかも知れないな。
「もぐもぐ••••••••(咀嚼音)」
口の中の渋滞状態のラーメンをなく飲み込み、
「—————うっ⁉️」
一気に飲み込んでだのだから喉に詰まってもおかしくない。顔をうつ伏せる姿に不安になりペットボトルを渡そうと歩みよる。
「だ、大丈夫か!クロウ。喉が詰まったのなら水いるか?」
すると、顔を伏せ小刻みに震える。暗雲漂う雰囲気に生唾を飲んで見守る。
「ウマァ——————————いっ⁉️」
「うわぁ⁉️ビックリさせるなよ」
勢いよく顔を上げ満足顔である。
突然のことで驚きを隠せない健二には興味なしでクロウは語る。
「今まで食べたどの美味もこれの前には霞む至高の美味さ‼️ このような物が健二の世界にあるとわ‼️素晴らしいぞ」
瞳がとろけ口元に汚れをつけだらしない笑みに長年生きてたクロウのお墨付きでるカップラーメンであった。
満面の笑みで美味しそうに食べる人をみるとこちらまで空腹だった自分を思い出すように腹の虫がなる。
俺もそろそろ食べようかなと思った矢先。
「美味い!もう一杯‼️」
ぐびっと飲んだお酒に満足出来ず追加注文をする酒癖が強い客の様な反応をみせカップラーメンをあっという間に食べ終わる。
「もっと、もっとだ!我に寄越せ‼️」
食べ始められていない健二を他所にクロウが急かし出す。
「いくなんでも早すぎるわ!カップラーメンを飲み物感覚で食う奴なんかはに今すぐは出せん!」
「ほう?何を言っておる。我の目の前にまだあるでわないか」
クロウが指を刺す先は健二の持っているカップラーメンであった。
「目の前って、•••••っ!これは俺のだ!雑な食べ方をするやつにはやらん」
「我に逆らおうとは、いい度胸であるな」
ニヤリと悪巧みをする笑みを浮かべ近寄る。
目に見えたクロウの従わん奴に強行しようとする態度だが今回ばかりは譲れない。
だってこちらも腹が減っているのだから。
「ああ。例え黒狼だろうが神様だろうが俺のカップラーメンはやらん!」
美味しそうに食べる姿を見てずっと空腹に耐えた鬱憤がある。
健二が繰り出す交戦的な態度にクロウが一歩引く姿勢を見せる。
「くっ。ここで我が無理強いするば野蛮ではない。うっ。し、仕方ない。今だけは手を引いてやるぞ感謝せい」
意固地で言うこと健二に自己評価の下げないように見せる。
好き勝手に動き騒ぐわけでなく本気と冗談の区別が出来る道徳心がみせ少しだけ関心した。
「食べ終わったら、ちゃんとクロウの分を用意すから待ってくれ」
「分かっておる。さっさと食って我の分を求むぞ」
念押しクロウがムスッと頬を膨らます。ちょっと可愛い。
小さな騒動が落ち着きようやく食べれるご飯。
蓋を開ければスープを吸って傘増しされた麺。味が濃くなりふやけてしまったが知ったことはない。
「いただきます」
「じぃー••••••••」
掛け声と共に割り箸を手に持ちいざ実食!そのはずのだがクロウが何か言いたげな視線顔か向ける気になりだす。
「そっち奴も美味そうだな」
「ジュルルーっ」と口元からヨダレがたれ、バシィ!バシィ!と尻尾で地面をはたき物欲しいそうな目でそれ頂戴アピールを見せつけられる。
前のめりな姿勢が胸部を主張させる仕草が精神的への影響が高く鼓動が速くなる。
実家で犬を飼ったことがない健二にとってここまで愛犬を可愛がる飼い主の気持ちを実体験している感覚だ。
「••••••ッ。やっぱ、こっちのも食べていいぞ!」
一口も食べてないカップラーメンをクロウの前に見せる。
「⁉️ほ、本当か健二。食っていいのだな」
くすんだトパーズに磨き光が差し込んだように輝かせる瞳で見つめるクロウ。
待てと命令された柴犬が主人の来いと言われて全力疾走する勢いでぱあっと元気に喜びを表現する。
「た、ただし!今度はフォークを使って食べるって約束するならやる」
「むうぅ——•••••仕方ない。わかった」
健二にとっての大事な食料だと思ってくれたのか素直にクロウがフォークを持って食べようとするが持ち手を握りつかむ。
「違うんだクロウ。持ち方はこうだ」
「ふむ。こうだな」
実践して教えると素直に受け入れてくれた。
その様子を見てると子供に教える親ようなの気持ちはこう言うもの少しだけ思う。
「おぉ•••ぉ!さっきのより味が濃くてこれも堪らない」
フォークで麺を啜り、歓喜の産声をあげる。
クロウの食欲への感受性を垣間見て微笑ましくなる。
(さっきよりペースは遅くなったし、そろそろいいな)
クロウが食事に夢中な内にバッグからサンドイッチを取り出す。
卵とレタスをパンで挟んだシンプルな物である。
先程より物足りないがさんざん食べ損ねてばかりで腹と背中がくっ付くような気分だ。
「それも美味そう。••••••じゅるり」
ようやく食べると思った矢先。またもや舌舐めずりをして欲しいがる様子を伺う柴犬ではなく猟犬とかした獲物を捕らえようする姿勢。
もはや呆れて怒る気すら湧かなくなり開き直るしかない、
「ああもう、こうなったら‼️腹一杯になるまで用意してやらぁ——ッ!」
「ウォォォォォ——しゃあぁー‼️」
ヤケクソの叫び呼応するようにクロウも奇声をあげ目を輝かせる。




