1/2
【プロローグ】始点
それを目指すきっかけは、あの一言だった。
「良い視点だ。興味深い」
憧れの人。誰もが一度は目指す魔法使いの頂点――魔王。
「これだから、子らと話すのは面白い」
そんな存在が、僕の発想を『興味深い』と言った。胸の奥が熱を帯びたのを感じた。
「魔法とは発想力だ。固定概念に囚われていては何も発展しない」
まるで自分には力があるような、そんな錯覚を。掛けられてしまった。魔法の言葉を。
だから目指してしまった。――魔王を。
それを目指すきっかけは、あの一言だった。
「良い視点だ。興味深い」
憧れの人。誰もが一度は目指す魔法使いの頂点――魔王。
「これだから、子らと話すのは面白い」
そんな存在が、僕の発想を『興味深い』と言った。胸の奥が熱を帯びたのを感じた。
「魔法とは発想力だ。固定概念に囚われていては何も発展しない」
まるで自分には力があるような、そんな錯覚を。掛けられてしまった。魔法の言葉を。
だから目指してしまった。――魔王を。