第二話 希望なんて最初からなかったのに…。
「今世こそは幸せに暮らすために死んだ*フリ*をし、生き延びてやるっ!!」
と心に誓った私はさっそく計画を考え始めた。
「えーっとここらへんに、、お、あったあった。」
私が探していたのはロープだ。
いつも物置部屋で生活をしているため必要なものはすぐ見つかりそうだ。
「初めて物置部屋に案内されて感謝したわ…。」
私は今すぐにでもこの家から出ていきたかったため
実行日は明日にすることにした。
ドンドン!!
「キャッ!誰!?ーーびっくりした…。ドアのノックの音ね…。はい!今出ます!」
ギシギギィィーギギッ
古びたドアを開ける音がうるさい。
「え、えっとどういたしましたか…?」
「どうって外を見ろ。夜食に決まっているだろう。早く来い。」
私は窓のほうへ視線を向ける。
「わわっ!?もうこんな時間だったのね!今行きますっ!」
私は食堂へ小走りで向かった。
ハーバテイドの皆は私がいないことなんて気にせず、
先にお話をしながら食べているようだ。
なんだか心がモヤッとした。
私はいつもは早く食べ、速攻で部屋に帰っていたが
ハーバテイド家の皆と食事をするのはきっと最後になるだろうと思いゆっくり食べてみることにした。
「私の異変に気づき心配をしてくれたり……」
きっと私は希望を捨てきれなかったのだと思う。
しかし私は妹が発した言葉に絶望を感じた。
「……お父様っ私お姉様が喜ぶと思い、庭園を案内していたときに……こんな花なんて興味ないわ。と言われてしまって……。
私はこんな花って言われたのが悔しくて、そんな事言わないで!と言ったらお姉様が怒ってしまい私を突き飛ばしたんです…!」
妹は突き飛ばされた時に出来た傷を見せながら話した。
「お前、よくも私の娘、フィーラを傷つけてくれたな…。あとでいつもの場所に来い。」
これはお仕置きだ…。
私がどんな些細なことでも失敗をするといつもの場所に来いと言いムチで叩くのだ…。
「お、お父様…。私はやってなんかいn、
「黙れ!!お前の言い訳など聞いていないっ!!」
私はやっていないのに…フィーラの作り話のせいで怒られることになってしまう。
でもお父様の視線がとても怖く、私は下を向きながら
「はい。わかりましたお父様。」
とこたえた。




