調味料に挑戦
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(閑話になります)
こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
said 主人公
魔法を使えば最短1日で野菜が収穫できると分かったのはよかった。何事も情報は大事だもの。自分に何がどのくらい出来るか、きちんとした基準が分かれば判断がしやすい。
この魔法の空間でも連作障害が起こるのかは分からないが、同じ場所に同じ野菜は植えないようにしよう。あと豆類を植えると土が肥えるのだっただろうか。
看板につぎに植えるものの候補を書いておく。いんげんや里芋、ごぼうも美味しい。土を肥えさせるために豆類も植えるから、収穫したらスープに入れたり煮物にしたりできる。
あぁそうだった。調味料、とりあえず空いているスペースに森で採取した薬草や香草、ハーブなどを植えていこう。一応区画を分けてそれぞれに適した環境をイメージして成長を願う。魔法ではない、あくまで願うだけ。
森のめぐみはありがたく頂くが、保存するほどの余分まで採取して大丈夫かはじめての冬支度なので心配だ。ここに根付いてくれれば、収穫ができて蓄えもできる。
街の人たちが使う調味料はすぐには手に入らないが、森の中は素材が豊富で使い方を練習したり工夫したりと楽しい。それもこれもわたしに鑑定があるからだろう。知らなければきっともっと苦労したはずだ。
分からないものを調べるのは時間がかかるし危険もある。1人っきりで体調を崩すことは死にもつながる危険なことだ。
見れば分かる鑑定の力は、そういった危険をわたしから排除してくれて安全な日常を与えてくれている。
辺境伯の学校から入手した教科書や図鑑を日々のルーティンの中に加えて勉強していると、森の暮らしが豊かになった気がする。
そんな感じでスローライフは順調なのだが、食材の調達が軌道に乗りだすとつぎなる課題が浮かんでくるのだった。
調味料。塩はある、しかし保存食とかにたっぷり使えるほどあるようには思えない。まぁ燻製もそのうち試すつもりではいるが、まずは塩とハーブ以外の調味料だ。異世界定番、わたしも大好き、マヨネーズ。
材料が少ないし作り方がわたしも分かる。と思ったが卵と油、そして酢!まずい、酢がない。
ケチャップを考えてみる。トマト、塩、砂糖、ハーブ類、たまねぎ、ニンニク、酒、そして酢。
つぎにソースのことも思い浮かべる。ここで考えているのは、ウスターソースの場合、ケチャップの材料にさらに人参、セロリ、りんご、生姜、煮干し、黒胡椒ローリエ、タイムにセージなどが加わる、そして酢。
ケチャップでは酢が入らない場合、酒やワインを加えるレシピもあるようだ。しかし酢とは、酒の副産物でもある。
ワインが酢になったと言う話もある。じつは日本酒も15日くらい置くと酢になるらしい。
お味噌や醤油も発酵が必要、酢を作るには前段階にこれまた発酵が必要。
お酢ってこんなに使われていたのか、まいったな。あれっ、わたし料理のスキルに発酵があったような?
どうやら調味料を作成するには、お酒を作れないとダメみたいだ。ちなみに前世でわたしも飲んでいたお酢のドリンク。りんご酢にハチミツを入れて水で薄めて飲んだり、ブルーベリー酢などは牛乳で割るとヨーグルトドリンクみたいになって美味しいあれだ。
りんご酢は水とりんごと時間をかければ作れると言うレシピもあった。こうなったら仕方ない。木を植えよう。りんごとブドウ、わたしが好きだからオレンジとみかん、桃、杏、梅、ざくろ、イチジク、ブルーベリー、ビワ。これらでお酒を作るのだ。お酒ができたらお酢に挑戦だ。
たくさんの作品がある中で
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