春のめぐみ
みなさんの目にとまりお読み頂ければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
(閑話になります。)
こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
side 主人公
森の洞穴での暮らし方も、だいぶ余裕が出てきたと思う。幸い魔力は♾️のおかげで、レベルは1からでも練習はいくらでもできる。
森で採取をしながら、洞穴の近くで家庭菜園を試すことにする。良さそうな場所はわりとすぐに見つかった。森の住民たちの通り道は避けるようにする。
その場所に魔法で門を作り出す。門の向こう側には魔法で作り出した大地が広がっていた。畑を作るにしても、森を耕すのはやめた方がいい気がしたのでそれなら空間魔法と土魔法で耕作地を作ってみてはどうかと思ったのだ。
森には森の豊かさがありそれで充分だとは思う。ただ手元に女神さまからいただいた種もあるし、育ててみたらどうなるか気になってもいた。
とりあえず畑初心者ではあるが頑張るぞ。まず素人考えだが同じ種や株などを植えた畑をふたつづつ作り、片方は収穫用、もう片方は次回のために種用とする。
わたしは作り出した大地によく実るようにと魔法をかけて、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、キャベツ、大根、さつまいも、ネギ、なす、きゅうり、白菜、かぶ、かぼちゃ、スイカなどアイテムボックスに入っていた農業セットの中の種や苗などから選んだものを植えていく。
きっとこれらには、植える時期などの決まりが本来はあると思う。収穫時期にしてもそうだろう。でも早く収穫したいし、失敗したらまた挑戦しないと食べられないのだから早く取り掛からないと。
区画を決めて、看板を立ててどこに何を植えたかわかるようにする。つぎに種や苗にあった環境になるようにと思いながら魔法をかける。
植える時も種や苗に合った植え方を鑑定しながら植えていく。植えた場所によく育つように魔法をかけながら、水が必要なところには雨が降るようにイメージする。
すごく手抜きな、魔法頼みの家庭菜園である。でも本来の生育環境を忠実に再現したとしても、わたしみたいな素人が十分な収穫を得られるとはあんまり思えない。
ちょっと後ろ向き?だからここは法則無視の力技で豊作を目指すのだ。
翌日楽しみに様子を見に来たわたしはチートをなめていたことを実感した。見渡す限りの広い空間のほんの一部ではあるが、野菜の種などを植えた区画にはどこも立派な野菜が実り収穫されるのを待っていた。
そうか、すごいな魔法って!じゃない、育てる楽しみがとんじゃった。1日で収穫とか、そうかこれなら飢え死にすることはなさそうだ。
なんだ、水とパンだけのあの寂しい食事はなんだったのか?
やれやれ、早く試してみればよかったよ。いやいや、やることいっぱいあったし、まぁこれでいつでもお野菜たっぷりのシチューや煮物が食べられるわけだから助かった。
あれっ、待てよ?アイテムボックスの中に調味料ってあったかな?確認しないと。
確認したら、塩しかなかった。塩はとてもとても重要だ。塩があることがまず恵まれていると思う。でも、シチューと煮物が遠のいたよ。
森で鑑定しながら採取した、薬草とか香草をつかえば塩と合わせて美味しい料理は作れるはず。お芋は茹でても焼いても美味しいのだから。
それにわたしはやったことはないけど、ドイツでは人参は生のまま食べることも多いらしくニキビなどに悩まされることもないみたい。昔、ドイツのご婦人の家庭の知恵みたいな内容の本の中に書かれていた気がする。
人参はお肌にいいのか?とショックを受けた覚えがある。もっと早く知っていれば、人参を食べあさったのに。ニキビは10代には大問題なのだから。
とりあえず収穫しちゃおう。あっ、でもつぎに植えられるように種とかにもしないと。収穫した野菜は全部アイテムボックスの中へ入れた。
その後、鑑定しながら種にする作物に魔法で成長を促す。気持ちとしてはよい種になりますようにイメージしておいた。
どうにかこうにか、次回の作付けへの備えもできたのだが毎日収穫は忙しなさすぎるのでやり過ぎないようにしないとと思う。
とりあえず、野菜はたくさんあるので今度は森で採ってきた薬草や香草を栽培してみようか。薬の類もないので、準備しておかないとね。
まぁ魔法でなんとかなりそうではあるのだが、ポーションとか魔法薬とかの響きには憧れちゃうよね。
収穫したらポーション作りとかも楽しそう。
たくさんの作品がある中で
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