つがい!
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こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
side ある白い竜???
そのまま竜人の里を目指して飛び始めたが青が遅れだした。休んだ方がいいか悩んでいたら、あちらがとまった。
子供が青を見ながら少し考えている。あちらはあの子供のことをリーダーと呼んでいるがなんのリーダーなのだろう。
こちらもなんとかできないか考える。やはり青をわたしたちで運ぶか?青は何がなんでも番いは離さないだろう。
するとリーダーの子供が青に回復魔法をかけた?えぇ、竜に回復魔法をかける?そんなこと考える者がいるとは。竜とは最強の一角だ。回復など人間基準の魔力ではなんの効果もないくらい微々たるもののはず。しかし明らかに回復しているようだ。どれだけの威力の魔法をかけたのか?
そしてアイテムボックスから肉を出すと食べろと青を脅している。うん、あれはおどしているよね。
ありがたいことに、おかげで青が持ち直した。さぁ飛ぶか?と思っていたら、子供は青まで取り込んでさっさと里にむけて出発した。
竜を丸ごと抱えてあの速さ。呆気に取られて皆で見送ってしまったが慌てて追いかける。はやく青を休ませたいという気持ちと、どこまであの者たち(子供)がついて来られるか気になったので速度をあげていった。
平然とついてくる。皆驚いている、当然だ、この速度は竜種の中でも高速なのだから。
里では青と番いの姿に安堵が広がった。これで失った後見の代わりに青を頼れるだろうから。打算含みとはいえ、番いの無事を喜ぶ気持ちは本物だろう。
里は番いの家の襲撃事件とその後の青の突撃で、だいぶ荒れている。そして青が潰した家の影響を少なからず受けているようだ。
番いの家でははじめアンデッドでも見るように番いを見ていた。しかし番いが本物だと確信してからは、泣きながら彼女の無事を喜んだ。
里はかなり怪我人が多くてわたしたちも驚いていたら、あのリーダーの子供がサクッと回復魔法を掛けていた。
その後は里全体がめでたい雰囲気に包まれて、わたしたちも歓待を受けた。その歓待にしてもリーダーが魔獣をあんなに提供しなかったら、もっと慎ましいものになっただろう。
どれだけ獲物をアイテムボックスに入れているんだ、と誰か(竜の)が突っ込んでいた。こうなると、わたしたちも多少は提供しないと面目(竜の)が心配だ。
急遽黒と緑を狩りに行かせ、黄と赤に酒をとりに行かせる。青とひとりくらいはいた方がいいかと、残ることにした。
青と番いはふたりで家の中に入っていった。残った者たちは、リーダーの指示で宴の手伝いをしている。
なんとなく手持ち無沙汰でリーダーのところに来てしまった。今仲間が狩りをしていると言うと笑って助かると言われた。
わたしがどうしたらいいかわからないでいると、この辺りには詳しいか聞かれたのである程度はと答えると少し案内してほしいと頼まれた。
リーダーと魔族何人かと連れ立って歩く。リーダーは何処か気になる場所があるようでついていく。ちょうどいいので、何のリーダーか聞いてもいいかとたずねると冒険者のクランのリーダーだと言う。
冒険者?クランとは確かある程度の人数を抱えた組織だと思ったが、リーダーのクランはだいたい千人くらいのクランだという。
最初はへぇと思っただけだが、まだ子供のリーダーが千人規模の組織のトップ?それはすごいが大丈夫なのだろうか、リーダーが子供で?メンバーは街の孤児たちや新人冒険者ばかりだという。いかにも弱小な印象だ。
里から近い林の奥に沼があった。行ってみてこれは良くないと思ったら、リーダーがサッと浄化してしまった。この大陸にも瘴気が澱む場所はある。魔力の多い種族が棲む大陸は魔力が溢れているので、大抵は澱むまもなく散らされてしまうものだ。
しかしたまにはこうして溜まり、腐臭を放つほど成長することもある。瘴気を浄化するには光魔法や聖属性魔法を使うのが有効だが、使えるものは竜種にも少ない。
瘴気が強くなると生命を落としたり、土地が汚染されて恵みをもたらさなくなったりするので魔族であっても瘴気を発見したらすぐ報告し対応するものだ。この場所は見逃されていたのだろう。
わたしは色からして如何にも聖属性魔法が使えそうに思われるが、実は使えない。というか正確には大の苦手なのだ。竜種は確かに色に顕著に魔法属性が現れやすいのだが、なぜかわたしは闇属性で浄化は不得意なのだ。
なのでリーダーがいとも簡単に浄化を行うことに驚いた。ほかにもまわるようで、近場からどんどん浄化していく。上空を飛びながら黒いモヤモヤに気づき浄化したいと思っていたという。しかし竜人族の里周辺をちょっと歩いただけでこんなに瘴気が溜まるのはよくない傾向に思う。それにしてもあんな速さで飛びながら瘴気を気にしていたなんて。
わたしは自分の見た目と魔力にギャップがありすぎて、子供の頃から浄化に関するもろもろはコンプレックスになっている。そういう意味では黒も同じかもしれない。悪っぽい態度にワイルドな見た目はじつは黒の本質ではない。ぶっきらぼうだが親切で友だち思いのいい奴だ。そしてああ見えて聖属性魔法に秀でた光の竜族の生まれなのが黒なのだ。
そして黒竜族唯一の白竜がわたし。もう幾度となく他種族からは、取り替え仔を疑われたが誓って間違いない。光の竜族も黒竜族も困惑はあっても血が証明しているのでそういうこともあるかもしれない、みたいな反応だ。
わたしも黒ももう1000年以上生まれについてはジレンマを抱えている。
たくさんの作品がある中で
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