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辺境伯領のギルドマスターたち

みなさんの目にとまりお読み頂ければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。


こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

said あるギルドマスター???


 何、雛鳥のリーダーが来た!確かに馬車なら王都についている頃だ。回復を終えて転移して帰ってくるとすればおかしくない。


 カウンターで皆に囲まれている子供。皆はリーダーが白マントだとは知らないから、しばらく顔を見ていなかったのでいろいろ聞いているみたいだ。


 南の魔物や魔獣に興味があり、討伐を兼ねて旅に出ていたことになっている。なにしろ南の素材の買い取りをするのだから何かそれらしい建前も必要だ。


 このところ持ち込まれる南の素材は、質量共に安定しているので問題などは起こっていないと思っている。もちろん、手紙でも報告はきているし島に派遣している冒険者たちからも順調だと聞いてはいるが顔を見るのは久しぶりだ。


 変わった様子はない。貝殻や砂を詰めた小瓶なんかを周りに渡している。土産のつもりなのか?なんか可愛いじゃねぇか。


 俺にまで貝殻をくれて。いや、べつにねだってねぇだろ!かえせ?いやだね、一度よこしたもんを引っ込めようとすんな。


 とりあえずギルドマスターの部屋へ通す。あんなに人がいたんじゃ話もできない。それにしても綺麗な砂だ。真っ白でキラキラしている。何かに使えるんじゃないかと思うほど綺麗だ。リーダー曰く、本当に砂浜の砂らしい。


 拠点にしている島は、南の中でも暖かい地域で海はエメラルドのようだという。澄んだ海水と美しい島の自然。食べ物も豊富らしい。


 持ち込まれる品は、冒険者ギルド以外にも辺境伯を通じて商業ギルドにも卸されている。果物などはかなり好評で貴族向けに取引されているようだし、魔獣や魔物の素材も質がよくて値段が良心的なのがいいらしい。まぁ、帝国経由だと足元を見られて高値で売りつけられるからな。


 それで進捗を確認する。王都でも無事に回復の儀を行った。予想通り教会の妨害というか乗っ取り行為を阻止し、逆に反逆罪で幹部を全員拘束したという。


 おいおい大丈夫か?教会。4分の1ほどの聖職者は専横から解放され、教会の王都支部の立て直しに奔走中とのこと。どうやら教会の総本山にも聖職者にあるまじき者たちが巣食っているそうで大変だ。


 つぎは、周辺国を順次回復しながら各国の連携の重要性を説いて回るという。そこで協力してほしいことがあるという。何かと思えば、靴や武具などの冒険者の装備がほしいらしい。


 回復したあとの奴らの働き口として、一つは冒険者を考えていて、いきなり大人数の初心者を世に出すわけにはいかないので、島で訓練して順次外に出ても大丈夫そうな者を初心者として登録させるらしい。


 確かに訓練するにも装備は要る。扱いに慣れなければ怪我もする。訓練してから冒険者にするというのがどれくらいの効果を持つかはわからないがやらないよりは上手くいきそうな気がする。


 この装備の件も含めて、これらの相談はギルド全体への申し込みと考えてほしいという。つまり辺境伯領内ではなく、冒険者ギルドの全支部ということか。


 まぁ、数が多そうだしうちだけじゃ確かに無理がある。わかった、ギルド本部にも協力を俺から依頼しておく。


 あと商業ギルドにも同様の申し入れをしたい?なるほど、それならやはりご領主さまを通さないといけないな。


 ちなみに何を依頼するつもりだ?


 商人になりたい者、職人を希望する者がある一定数いると考えている。1人でいきなりはじめられるわけがない職業なので、見習いや弟子入り先を探しておきたいという。


 今すぐは無理でも、空きがでる場合もあると思うと。ほかにも町や村に人手不足なところがあるはずで、兵士や自警団員を募集していたりすると思う。体格の良い、戦闘に向いたスキルを持つ者もいると思うので情報共有してほしいと。


 相変わらず面倒見のいいことだ。各地を周りながら治安の良さそうな場所の目星はつけてある。また各地のスラムにも声かけしている。


 それにどうせまわるのだからと、治安の悪いところも率先して掃除しておいたという。


 おい、なにした。


 別に犯罪者は牢屋に入れただけ?領主も牢屋に入れた場合もあり、国王陛下に代官を派遣してもらう予定?あんまりひどい時は簡易裁判形式で事後報告し刑を執行。領内の治安回復と現状の対応を優先したと。


 おいおい、どれだけの奴らが牢屋行きになったんだろうな?不安だ。


 なになに、変な書類は国王陛下に提出しておいた。どんな書類?売買契約書?誓約書?奴隷契約書?怪しすぎんだろ。危ないわ!つまり芋蔓式に皆牢屋行きになったというのか?


 なんてこった、大混乱じゃねぇか?まさか、これを他の国でもやるつもりなのか?


 悪い奴、牢屋行き、当たり前!


 そうだな、そうだよな、わかるよ。でも後始末大変そうだな。

 

 しかしだぞ、帝国が戦争を仕掛けるかもしれない時に国内が混乱していていいのか?


 国内に獅子身中の虫が巣食っている方が最悪だと、まぁな。


said ある商業ギルドのギルドマスター???


 辺境伯に呼び出された。もちろんすぐに対応する、辺境伯のお屋敷に到着すると控え室に通された。控え室には冒険者ギルドのギルドマスターとクラン雛鳥のリーダーが来ていた。


 リーダーは有名人だ。もちろんギルドマスターも有名だが、飛ぶ鳥落とす勢いのクランのリーダーだ。街での人気も高い。といっても若手が中心のため、資金面は大きくないと考えている。


 今後成長することも期待しているし、とくに融資の相談などを持ち込まれたこともなく堅実な運営を行なっているのには感心させられる。


 この領地は2年くらい前からだろうか、治安が更に良くなり住みやすくなった。盗賊や魔獣の被害がぐんと減り、商売が安定した。辺境伯はやり手だし公正な取引相手だ。


 ちょうどそこへ、職人ギルドのギルドマスターも到着したので揃って謁見の間に通された。


 話はこれから入手予定の素材や品物の取引についてと販路、あと日用品の買い付け、そして求人についてだった。


 持ち込まれる南の素材は質も良いので、商業ギルドの中でも独占せず流通するように指示されている。また販路も狭めず広く対応してほしいと国からの要望もある。


 雛鳥のリーダーから打診のあった日用品の件だが、中古でもいいので生活必需品を一定数購入の希望についても、ギルド全体での受注と考えれば無理ではない。


 一箇所で取引するよりギルドとして対応した方が、量にも対応でき且つ良心的な価格で取引できると思う。


 利益追求を優先するのは商業ギルドとしては当然ではあるのだが、国の発展、領内の治安維持向上に、庶民の生活向上と雇用促進が関係しているというなら貢献しないといけない場面だ。


 ずいぶんと立派な理由だ、ちょっとだけ胡散臭いが。王都のゴタゴタの波紋は大きく、対処にも追われて大変らしい。人手不足で大変なはずだ。


 幸いこの時期増える魔獣や魔物の被害が驚くほど抑えられていて、素材だけでなく肉類の供給にもつながっているので今年は餓死者は少ないだろう。


 ほかの村や町もあまり困窮した様子がない。これは不思議なのだが、どこもよくわからない理由を言っているらしいし、やけに信心深い反応で教会絡みかと心配されているという。


 まぁ、いつもの冬より蓄えに余裕があるということなのだからよかったが。


 それにしても、雛鳥はそんなに日用品を確保するような?どんな理由があるのだろう。まっあそこは、貧乏な連中や他所から来た出稼ぎの連中やらを積極的に受け入れているから入り用だと言われればそうかと思う。


 それに雛鳥は冒険者の育成だけではなく、冒険者に不向きな者には別の仕事をさせたりしている。いろいろな仕事を積極的に試すことで、生活のための可能性を広げていると言える。


 職人ギルドへの声かけも、専門性のある職業の有用性や需要を見越しているのだろう。どちらにもチャンスは多い方がいい。


 職人ギルド側も人を育てるには時間がかかるし、費用もかかる。そこで何かいい考えはないかと意見を求めてきた。その時クランリーダーから、専任?専属?と考えると負担が大きい、ならば掛け持ちならばどうか?と、意見がでた。


 掛け持ち?冒険者や他の店などでも働きながら見習いになる?住み込みで朝から晩までではなく、通いや週に3日とか4日とか決めて育てる。掛け持ちだから費用負担が軽い?


 なるほど、悪くない考えだ。人によっても、仕事の内容によっても向き不向きはあるが。試してみないとわからないことも多い。使用期間のようなものか?


 本来、雇われる方も当然不安定な立ち位置より確定した安定を求めるものだ。ただ1人2人という人数じゃないのなら見方を変える必要もあるだろう。


 クランリーダーからは、専属ではない分日雇いのように賃金を払ってほしいという。もちろん素人なので雑用や下働きもかね、その上で低めの賃金でもいいという。ただしあきらかに不当な賃金ではないこと。技術が向上したりスキルアップした場合は昇給や昇格を行うことが前提だ。さらに専属となった場合は、先に雇用している者と同様に扱うこと。


 職人ギルドのギルドマスターもギルド本部とよく話し合い、前向きに検討すると言っていたのでかなり乗り気なのだろう。やはり適した人材の発掘は難しいし、見込みがあるならばたくさん育てたいという思いもあるだろう。


 今までと違う扱いに指導する者たちや、現場ですでに働いている者たちが対応できるかがポイントだな。







 


 


 

 



 


 

たくさんの作品がある中で

お忙しい中お読みいただきありがとうございます。

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