1/15
プロローグ
序章
第一項
私は失敗した。
跡を継ぐ錬金術師に、どうかせめて、気づかぬ幸があらんことを。
気づいたものには、どうかせめて、世界の苦難を。
第二項
錬金術には、『◇◇◇』という鉱石が必須だ。
人の意思を解し、熱量を持って事象を具現化する。
第三項
事象の具現化には人の想像力が不可欠である。
故に、術者が石の組成を知らなければ石は金になることはない。
終章
食べることとは、生きることである。
食事の時間というのは、人から植物に至るまで、全生物に必要な、絶対的真理とさえ言えるだろう。
なら、昼と夜のその狭間にある、我々が産み出した、この甘美なる時間は、何のためにあるのだろう。
ーー初代錬金術師スタルトスの遺書よりーー




