竜人族のドリエ仲間になる!
帝国とに厳しかった戦いも終わり、オレ達は亜空間の家で休むことにした。そして翌日、オレ達が広場に行くと祝勝会の準備が進んでいた。
「ケン殿。おはようございます。以前。ケン殿が帝国を変えるって言ったときは夢物語のように思っていましたが、現実になりましたね。」
「まあね。後はルミエルさん達がどう頑張るかですよ。」
「責任重大です。」
すると、ダンテと一緒にドラクとドリエもやってきた。ドリエはオレを見ると一目散に駆け寄ってきて、オレの胸に飛び込んできた。
「ケン様~。会いたかったです。」
「ケン。誰にゃ?」
「ダンテさんの妹だよ。」
「ドリエです。先輩よろしくお願いします。」
「先輩って何のこと?」
「ケン様から聞いてないんですか?」
「何を。」
「私もケン様が好きなんです。」
「ケン兄! どういうこと!」
「オレも初めて聞いたから知らないよ。」
ローザはドリエの胸を見た。1位ミレイ、2位ミサキ、3位ドリエ、4位自分。なんかローザが下を向いてしまった。すかさず、ミサキがローザに声をかける。
「ローザちゃんはまだ成長段階だから、気にしなくていいのよ。」
ローザの顔が笑顔になっていく。単純な奴だ。オレが戸惑っていると、ダンテが声をかけてきた。
「ケン様。すみません。昨日からこんな調子なんですよ。絶対にケン様の嫁になるって聞かないんですよ。」
「オレ、まだ結婚は考えてないですよ。この3人もパーティーメンバーですから。」
すると、ミレイとローザとミサキの目つきが鋭くなった。なんか、オレを睨んでる。ここでルミエルが言った。
「ケン殿。3人も4人も同じじゃないですか。パーティーメンバーに入れてあげたらどうですか?」
確かに人化しているドリエは美人だ。ミレイは野性味ある可愛さ、ローザは妹のような可愛さ、ミサキは高貴な美人、ドリエは素朴な美人。ただ、ローザと同じで、まだ小学生ぐらいの子どもだ。
「ケン。私達はいいわよ。仲間が増えて楽しいわ。」
「ケン兄。私も賛成。」
「僕も賛成にゃ。」
「なら決まりだ。ドラクさん。お嬢さんをパーティーに加えますが、よろしいですか?」
「ああ、ドリエが自ら選んだ人生だ。わしは反対せんよ。」
「不肖の妹ですが、よろしくお願いします。ケン様。」
その後、オレはこの竜人の里とブラジロン帝国を転移門でつないだ。竜人の里にいた兵士達が、竜人達に別れの挨拶をして転移門から帰っていく。
「ルミエルさん。ブラジロン帝国の再興に必要なら、いつでもオレ達を呼んでください。この水晶を渡しておきますから。」
「これは?」
「これは、話をしたい相手を頭に浮かべて水晶の上に手を置けばいつでも話ができる通信機器です。」
「便利ですね。帝国にはありませんよ。こんな便利なもの。」
「今、オレの出身のアルメデス王国で研究中なんです。」
「帝国の中が落ち着いたら、ケンさんの国や竜人の里とも交流したいですね。」
「早くそうなるように頑張ってください。」
「はい。」
ドリエを加えたオレ達5人は、アルメデス王国の屋敷に転移で戻った。すると、ドリエが驚いて周りをキョロキョロし始めた。
「ここはどこですか?」
「ドリエにゃん。ここは、王都の我が家にゃ。」
「え———! ケン様はこんな立派なお屋敷に住んでるんですか?」
「ケンはこの国の伯爵だからね。」
「ケン兄はケン=ダンデライオン伯爵なんだよ。」
「そうだったんですか?」
「私、よかったのかな~?」
オレはドリエに言った。
「オレには貴族も平民も関係ないから。ミサキは王女だけど、ミレイもローザも平民だしね。」
「ミサキさんは王女様だったんですか?」
「もう違うわ。私はケンのパーティーメンバーよ。王女なんかじゃないから。」
そこに執事とメイド達が現れた。
「マスター。お帰りなさいませ。ただいま、紅茶をお持ちいたします。」
すると、ドリエが不思議そうに聞いてきた。あの方達から凄い魔力を感じるんですけど。
「ドリエ姉。あれはケン兄が作った人造人間だよ。」
「えっ?! 作った?」
「そうだよ。ケン兄はいろんなものを作れるんだよ。」
「ケン様は神なのですか?」
今までこの質問には軽く返事ができた。だが、リンから聞いてしまった今は少し戸惑ってしまう。
「ち、違うよ。人族だから。」




