最弱龍ペンドルさん転生します
”最弱龍ペンドル”
バハムート族の下級ドラゴンの名前である。
青白い鱗、光る蒼眼。縄のようにもりあがった筋肉のある四肢。
どんな龍よりもはるかにでかい。だが—――比率という法則により、
見た目ほど火力のない攻撃力であった。
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※比率とは、生物ごとにより定められた生物固有の魔力やスキルなどが
体格が大きい分弱くなり小さい分強くなるというものである。
例えばペンドル改めバハムート族の定められた値が1000だとすれば
最強龍クランベルの体格が50で、魔力、スキル等の値が950という風になる。
最弱龍ペンドルの場合体格950、魔力、スキル50という感じになる。
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法則により最弱な存在として生まれたペンドルは、魔力を生れたときから長年と
貯め続けてきた。
※魔力は1年につき定められた魔力量を+される。
そして10000年の時、転生魔法”アルタシスの加護”を使える時が来た。
その値およそ500000・・・。
「さぁ、始めよう。」
「―――最強を目指す旅を!!!」
のしり、と地響きをたて、翼を振り上げ一面にある砂を吹き飛ばす。
毎日こつこつと爪で岩に傷をつけて作った魔法陣。数5。
”アルタシスの加護”(転生者の記憶を残し神アルタシスの加護の元
魔力値の比率を莫大にあげるもの。)
”他種族の混血”(魔力値の比率がつねに一定な種族などの血を混ぜ、
あらゆる種族のスキルや魔力を扱えるようにするもの。)
”悪魔の契約”(血をしみこませることにより、一度きりの契約であるが
絶対的な他魔法陣の効果性を100パーセントにするもの。)
”主族固定”(転生前の種族は絶対に含むというためのもの。)
”スキルサーチ”(所持してるスキルを見ることができるもの。)
「フルスポーン!!」
真ん中にある巨大な魔法陣が光り輝き巨体な肉体を包む。
あらかじめ血をしみこませていた魔法陣はまがまがしいオーラを解き放ち、
巨大魔法陣のあたたかな光に溶け込み、色をオレンジへと染め上げた。
他の魔法陣からも、青、白、緑と光が溶け込み何とも言えない色を作り出して
視界に移る手や翼を消し去っていった―――――――
―――――うっ。頭が痛い・・・。
目が覚めると見知らぬ森の奥深くにいた。
ぱっとみ視界の位置からするに、比率の法則でいくと1000だとしたら
・・・体格が20くらいだとしたら。980・・・?
「や、やったぁ!!!」
「・・・!?」
今俺は声にだして喜んだ。が—―聞き覚えのない声が聞こえた気がした。
「え、あー・・・あーーー!?!?」
声が人の子そのものだ。しかも小娘のようなやかましい声―――
ってちょっとまて、小娘になってしまったのか!!?
「うそだろおおおおおお!!!」




