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恋しきに わびてたましひ 迷ひなば
よみびとしらず
恋しきに わびてたましひ 迷ひなば むなしきからの なにやのこらむ
(巻第十二恋歌二571)
恋しくて、どうしようもない寂しさのあまりに、魂が身体から抜け出して行先もなく道に迷ってしまったなら、私は何もない抜け殻。
恋のために抜け殻になったと、そんな私の惨めな噂が後世まで残ってしまうのでしょうか。
生きている人の魂が、そのまま抜け出てさまようという発想が古代にはあった。
源氏物語の六条御息所の生霊が有名。
よみびとしらず
恋しきに わびてたましひ 迷ひなば むなしきからの なにやのこらむ
(巻第十二恋歌二571)
恋しくて、どうしようもない寂しさのあまりに、魂が身体から抜け出して行先もなく道に迷ってしまったなら、私は何もない抜け殻。
恋のために抜け殻になったと、そんな私の惨めな噂が後世まで残ってしまうのでしょうか。
生きている人の魂が、そのまま抜け出てさまようという発想が古代にはあった。
源氏物語の六条御息所の生霊が有名。
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