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ゆふされば 蛍よりけに もゆれども
紀友則
ゆふされば 蛍よりけに もゆれども ひかり見ねばや 人のつれなき
(巻第十二恋歌二562)
※ゆふされば:夕暮れになると。
※けに:「異に」。いつもより異なって、ひどく等。
夕暮れになると、蛍より激しく恋心は燃えるけれど、あの人は実に冷たくて、その思いの光に見向きもしてくれないのです。
恋する相手は実に冷淡、全く見向きもされない。
だからこそ、辛くても恋心は燃えるのかもしれない。
しかし、そんな日々が続けば、さぞかし苦しいと思う。
紀友則
ゆふされば 蛍よりけに もゆれども ひかり見ねばや 人のつれなき
(巻第十二恋歌二562)
※ゆふされば:夕暮れになると。
※けに:「異に」。いつもより異なって、ひどく等。
夕暮れになると、蛍より激しく恋心は燃えるけれど、あの人は実に冷たくて、その思いの光に見向きもしてくれないのです。
恋する相手は実に冷淡、全く見向きもされない。
だからこそ、辛くても恋心は燃えるのかもしれない。
しかし、そんな日々が続けば、さぞかし苦しいと思う。
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