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古今和歌集から(1)  作者: 舞夢
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今もかも さきにほふらむ 橘の

よみびとしらず


今もかも さきにほふらむ 橘の こじまのさきの 山吹の花

                   (巻第二春歌下121)

※橘のこじまのさき:正確な位置は特定できていない。平等院に近い場所に「橘の小島」があるけれど、万葉集時代の位置とは断定できない。平等院の東北の橘姫神社付近との説もある。

尚、源氏物語「浮舟巻」に、匂宮と浮舟が舟にて宇治川を渡る時に、橘の小島を見て、歌を詠みかわしている。


今頃は、美しく咲き誇っているでしょうか。

橘の小島の崎の、山吹の花は。

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