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古今和歌集から(1)  作者: 舞夢
241/289

吹く風と 谷の水とし なかりせば

寛平の御時のきさいの宮の歌合のうた

紀貫之


吹く風と 谷の水とし なかりせば み山がくれの 花を見ましや

                     (巻第二春歌下118)


寛平の御時の后の宮の歌合につかわれた歌


吹いて来る風と、谷に流れる水がなかったならば、山の中に咲く花を見ることができたでしょうか。


深い山に風が吹き、花を散らす。

その花は、谷を流れる川の水に乗り流れて来る。

深い山であっても、花は咲く。

それを知らしめたのは、風と川の水。

それを思えば、花を散らす風を恨むだけではよくない、そんな意味なのかもしれない。

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