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古今和歌集から(1)  作者: 舞夢
201/289

世の中に たえてさくらの なかりせば

なぎさの院にてさくらをよめる

※なぎさの院:河内国(現大阪府)交野郡渚にあった文徳天皇の離宮。後に惟喬親王の御領となった。


在原業平朝臣


世の中に たえてさくらの なかりせば 春の心は のどけからまし

                      (巻第一春歌上53)


この世の中に、桜がまったくなかったとしたら、春の季節の心は、おだやかであると思うのですが。


桜は確かに美しい。

しかし、その美しい桜は、すぐに散ってしまう。

だから、不安で気持ちがおだやかではいられない。


人々が桜に寄せる想いを、逆説的に詠む。

この発想の意外さ、斬新さ、歌そのものの流麗さ、さすが業平様と思う。

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