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春きぬと 人はいへども うぐひすの
はるのはじめのうた
壬生忠岑
春きぬと 人はいへども うぐひすの なかぬかぎりは あらじとぞ思ふ
(巻第一春歌上11)
春が来たと、世間では言っているけれど、鶯が鳴かないかぎりは、それは認められないと思うのです。
ウグイスは、春の最初の使者、春を告げる使者と言われていた。
暦上は立春を過ぎた。
それだから、世間の人は、春が来たと言っている。
しかし、春の使者であるウグイスが飛んで来て鳴いていないのだから、春が来たとは認められないと、詠む。
はるのはじめのうた
壬生忠岑
春きぬと 人はいへども うぐひすの なかぬかぎりは あらじとぞ思ふ
(巻第一春歌上11)
春が来たと、世間では言っているけれど、鶯が鳴かないかぎりは、それは認められないと思うのです。
ウグイスは、春の最初の使者、春を告げる使者と言われていた。
暦上は立春を過ぎた。
それだから、世間の人は、春が来たと言っている。
しかし、春の使者であるウグイスが飛んで来て鳴いていないのだから、春が来たとは認められないと、詠む。
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