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霞たち このめもはるの 雪ふれば
ゆきのふりけるをよめる
紀貫之
霞たち このめもはるの 雪ふれば 花なきさとも 花ぞちりける
(巻第一春歌上9)
春霞が既に立ち、木の芽も張り出した、そんな時期に雪が降る。
花が無い里にも、雪という花が散っている。
立春を過ぎ、春霞も立ち、木の芽もふくらんでいる。
しかし、天気は気まぐれ。
また寒さが戻り、雪まで降った。
その口惜しさ、もどかしさを感じたのか。
まだ、花など咲く時期ではない里に、花(雪)が降ったと、無理やりに春を装う。
ゆきのふりけるをよめる
紀貫之
霞たち このめもはるの 雪ふれば 花なきさとも 花ぞちりける
(巻第一春歌上9)
春霞が既に立ち、木の芽も張り出した、そんな時期に雪が降る。
花が無い里にも、雪という花が散っている。
立春を過ぎ、春霞も立ち、木の芽もふくらんでいる。
しかし、天気は気まぐれ。
また寒さが戻り、雪まで降った。
その口惜しさ、もどかしさを感じたのか。
まだ、花など咲く時期ではない里に、花(雪)が降ったと、無理やりに春を装う。
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