166/289
雪の内に 春はきにけり うぐひすの
二条のきさきのはるのはじめの御歌
※二条のきさき:清和天皇后。藤原高子
雪の内に 春はきにけり うぐひすの こほれる涙 今やとくらむ
(巻第一春歌上4)
雪は確かにまだ降っています。
しかし、春は来ているのです。
ウグイスの凍ってしまった涙は、今はもう、とける頃でしょうか。
ウグイスは、冬の間は谷間にいると考えられていた。
谷間は、雪に包まれる都以上に、寒々しい場所であって、ウグイスの涙も凍ってしまっているとする発想である。
二条のきさきのはるのはじめの御歌
※二条のきさき:清和天皇后。藤原高子
雪の内に 春はきにけり うぐひすの こほれる涙 今やとくらむ
(巻第一春歌上4)
雪は確かにまだ降っています。
しかし、春は来ているのです。
ウグイスの凍ってしまった涙は、今はもう、とける頃でしょうか。
ウグイスは、冬の間は谷間にいると考えられていた。
谷間は、雪に包まれる都以上に、寒々しい場所であって、ウグイスの涙も凍ってしまっているとする発想である。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。