表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
古今和歌集から(1)  作者: 舞夢
154/289

ふゆごもり 思ひかけぬを このまより

雪の木にふりかかりけるをよめる


紀貫之


ふゆごもり 思ひかけぬを このまより 花と見るまで 雪ぞふりける

                       (巻第六冬歌331)

※このまより:木の間より。木の間からなので、降る白雪を花と見る。


この冬ごもりの時期、じっとしていたら思いもかけないのに、木々の間から花と見えるほどに、雪が降っているのです。


実際は万物の動きが止まるような時期、特に木々は冬枯れで葉が無いのに、雪が降り花のように見えてしまう。

寒く辛い時期ではあるけれど、雪を花と見ることで、少しでも楽しみを感じたいのだろうか。

「面白くない時期だから、何とかしろ」と上司に言われて、貫之が無理やり詠んだような歌に思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ