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身を憂しと 思ふに消えぬ ものなれば
よみびとしらず
身を憂しと 思ふに消えぬ ものなれば かくてもへぬる 世にこそありけれ
(巻第十五恋歌五806)
自分自身を嫌になっても、それで消え失せる命ではなくて、結局こんな惨めなままで生きて行く人生なのです。
恋歌に入っていることから、何らかの原因で恋人から嫌われ、自分自身が惨めで嫌になったのだと思う。
ただ、嫌になっても自殺までする覚悟もできず、ただ自己嫌悪の中で、生き永らえて行くしかない、そんな嘆きを詠う。
よみびとしらず
身を憂しと 思ふに消えぬ ものなれば かくてもへぬる 世にこそありけれ
(巻第十五恋歌五806)
自分自身を嫌になっても、それで消え失せる命ではなくて、結局こんな惨めなままで生きて行く人生なのです。
恋歌に入っていることから、何らかの原因で恋人から嫌われ、自分自身が惨めで嫌になったのだと思う。
ただ、嫌になっても自殺までする覚悟もできず、ただ自己嫌悪の中で、生き永らえて行くしかない、そんな嘆きを詠う。
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