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色見えで うつろふものは 世の中の
小野小町
色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞありける
(巻第十五恋歌五797)
はっきりと色には出ないまま、衰えあせてしまうものは、世間の人の心という花なのですね。
何を考えているのかは、はっきりわからない。
しかし、よそよそしさを感じてしまう。
自分に対する世間の人(実は小町の想い人)の関心が失せたのか。
自らの想い人を「世の中の人」と突き放した表現にしている時点で、捨てられてしまった小町の諦めや辛さを感じてしまう。
小野小町
色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞありける
(巻第十五恋歌五797)
はっきりと色には出ないまま、衰えあせてしまうものは、世間の人の心という花なのですね。
何を考えているのかは、はっきりわからない。
しかし、よそよそしさを感じてしまう。
自分に対する世間の人(実は小町の想い人)の関心が失せたのか。
自らの想い人を「世の中の人」と突き放した表現にしている時点で、捨てられてしまった小町の諦めや辛さを感じてしまう。
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